ご訪問いただき、ありがとうございます
いま私は、白河の関を境に、
寝たきりや認知症を抱えながらも
懸命に生き
在宅で過ごされている老人とその介護者の「家」を
毎月一回以上訪れている。
どの老人も「住み慣れた家がいい」
「家(うち)がいちばん」と
目を細めながら話してくれる。
しかし、
なかには介護者自身も高齢の身であり、
腰痛や膝の痛み、高血圧、心疾患などの病を持ちながら介護をされている。
いつまで続くかわからない介護・・・・。
俗な表現になってしまうが
家族にいつも汚れた紙おむつや下着の交換をしてもらう老人たちにとって、
どんな思いを抱き、
日々「家で過ご」されているのか。
いつも気になっている。
床ずれができ、両膝は「く」の字に曲がった85歳の男性老人は
ぽつりと小さな声で呟(つぶや)く
「早くあの世に逝きたい」と。
いつまで続くかわからない介護に、
身も心も擦り減らして、
代わってくれる人もいない老老介護。
伴侶(つれあい)が生きていてくれるだけで、
妻としての努めを果たすことができる。
夫は寝たきりになったとき
妻に介護してもらいたい。
妻は介護したくない、と回答。
妻が寝たきりになったとき
夫には介護してもらわず
介護施設に入り そこでお世話になる。
団塊の世代では
そのような声が聞かれる。
あなたならどうする?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます