老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

28;春よ 来い ♬

2017-04-19 04:18:39 | 春夏秋冬
退院の朝 2時過ぎトイレで目が覚め
それ以降目蓋(まぶた)が閉じず。
思案していたら、何故か『春よ 来い』のメロディを思い出した。
若い人なら荒井由美の『春よ 来い』を思い出す。
お年寄りは,春が近づくと、童謡『春よ来い』の唄を口遊む(くちずさむ)。

一番の歌詞だけ紹介しよう

春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒(はなお)の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている

*「じょじょ」は、草履(ぞうり)
*「おんも」は、外、表 の幼児語

雪が積もる北国に住む人ほど
「春よ来い」の気持ちは強い。
いまは核家族となり 普通の家族風景になり
三世代同居の家族は少なくなった。
昔は縁側に爺婆(じいばあ)が陽射しを浴び、
庭先でヨチヨチ歩く孫の姿に 目を細め微笑んでいたものだ。

いま怪しげな歩きをしているお年寄りたち
早く「春よ来い」と待ち侘び 、
再び「あるきはじめた」じいちゃん(ばあちゃん)が
杖を片手に(または歩行器につかまり)
表で 歩きたいと待っている。

ふとベッド上であれこれ考えてしまった。
私も「おんも」に出て
南湖公園の団子🍡を片手に 桜🌸花見と行くか❣️



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