老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1176 ; 不浄考 #4 不浄今昔物語

2019-06-25 03:32:24 | 排せつ考


不浄考 #4 不浄今昔物語・後編

南陸奥に棲む自分
介護相談で在宅訪問をすると
一人暮らしをしている或るお年寄りの家から
ポットン便所の臭いが漂ってくる

脚腰が不自由になり屈むのも大変
和式便器の上に
洋式便器を型ち取ったプラスチック製の物を被せ、
その上に座り用を足す。

今日の洋式便器は、ポットン便器の時代からみると
雲泥の差であり、日本人ほど便器に拘る民族はないのではないか?
暖房便座・ウオシュレット付き洋式便器は普及し
医療機関、SA、JR ,デパート等にも設置されるようになった。

我家もウオシュレット洋式便器に拘り、重宝している。
ソフトなトイレット紙で拭いても
一回では拭ききれず何回も拭かなければならない。
切れ痔の杞憂が頭を過ぎってしまう。
ウオシュレットならばきれいになり、一回で済む。

認知症老人にとっては
ウオシュレット洋式便器は、使い勝手が難解苦手な代物で
水難に遭遇すること多し。

洋式便器となった今日
濱口國雄さんの詩『便所掃除』は
目に触れることは無くなるのであろうか・・・・

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