老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1262;聴こえる 其の弐

2019-10-30 05:35:33 | 阿呆者
聴こえる 其の弐

令和元年10月29日 7時23分
安達サタさん 111歳と7日 生きた!
息子 娘 孫たちに見送られ逝った

ほんとうにほんとうにお疲れさま
ありがとう の気持ちでいっぱいです

自分にとり
最後に手を握ったのは
亡くなる前日の朝です

ほんとうかそうでないかは
体験したことがないので
わからないけれど

にんげんは
最後は目が見えなくなっても
耳は聴こえている、と
ドクターは話されていた

きっと眼を閉じ眠っている状態であっても
聴こえている

そう思って自分も
白髪を撫でたり
手を握りながら
「ありがとう}を呟いた

wifeの呟きは長かった
「おばちゃんが、一番先に、わたしたち二人の結婚を認めてくれた。
あのときはほんとうに嬉しかった。ありがとう~」

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