アルツハイマー病の妻 要介護5で 老健に入所してます
特養のデイを利用してた時の日記です(要介護2)
平成17年8月25日(木)
息子(37歳)が 階段を上がって行くのを見て
『大きいお兄ちゃんが上がってった』 と言いました
言うこと 為すこと が 異次元の人間と言う感じです
いずれ 何も言わない 何もしない 何もわからない・・・と、
なってしまう・・・不安です
必ず進行していく筈です
施設からの便り
夏場 脱水が心配なので スイカなどを食べて 水分を摂って
頂いています
赤い色の食べ物など 見た目にきれいな物は 皆さんも
食が進みます
PMになると トイレの回数が多くなるようです
振り返って
平成17年8月から 5年後の 平成22年8月20日のメモがあります
平成18年3月から 介護日記は付けていませんが
時折 必要な場合のみメモをとっておきました
この時点で 何も話せない 何もしない 何もわからない
段階に進行してしまってました
メモの内容
私が 居室で床に座って洗濯物の整理をしているところへ
車椅子で 職員が連れて帰ってきた
私を見つけて(目線が合っていた)今まで 蚊の鳴くような
小さな声で殆ど 聞き取れない ただ口を動かすだけだったのが
以前の声量で「どうしたの」 と はっきりと言葉を発した
この様にメモ書きがあります
信じられない出来事だった
認知症ってなんだ
能力が失われたのでなく閉じ込められて
動けなくなってるだけ なのではないか
現に つい最近の おにぎりを持って食べた 件
「蓋が開いて出てきたようだ!!」
私は 介護 真っ只中の6~7年前 認知症の知識は全くなく
異次元の人間に接してるようで右往左往していた
何が起きても これが認知症だ これが認知症だ と自分に言い聞かせると
不思議と落ち着いた
介護者は 皆この時期を殆ど自力で乗り越えてきたのは 自分ながらに凄いと思う