アルツハイマー病の妻 要介護5で老健に入所しています。全介助です
6年前の特養のデイサービスを利用していた時の日記です(要介護2)
平成17年9月23日(土)
デイから帰宅して「今、お坊さんが帰ったところだよ。」と、
言うと 何のことだか解らないような、まるで無関心でした
今日が彼岸の中日という事も、墓参りする事も気が付きません
盆の時も同じでした
「何で? どうして?」 と思う思考力が働かないのです
昔から人の話を無視する傾向はあった 性格の由来もあると思う
施設からの便り
今日は他利用者の誕生会を行いました
手作りケーキを前にして ハッピーバースデイの歌をうたってくださいました
認知症は、思考力、判断力などいろいろな能力が低下してしまいます
ご家族の気苦労は大変だと思います
振り返って
長男が亡くなってから4年経ちました
彼岸の中日に合わせて、お経をあげに来て頂きました
家の仏壇は、彼岸に合わせて いつもより生花・供え物が、
賑やかで目立っているのに、なんにも反応がないです
人間は生きてる限り 植物人間でない限り 自分の子供が
亡くなった事実は、永久に忘れることはない筈です
認知症は病気だからとは言え、あまりにも酷い「やまい」です
「認知症になっても心は生きている」と言う標語がありますが
実感することは、私には極 稀にしかありません
記憶障害だの 見当識障害だとか言っても 私には到底受容できる問題ではないです
介護者にかかるストレスは甚大ですが、皆さんこれを乗り切っています
私も乗り切ってみます