妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

異常行動が無くなるのも不安です

2011-12-12 00:15:42 | 認知症介護

アルツハイマー病の妻 要介護5で老健に入所中です

6年前 デイサービスを利用していた時の日記です(要介護2)

 

平成17年9月7日(水)

最近 又、一段と カバンいじりが激しくなってきました

特に、カバンの中身の財布から硬貨を出して、二列に並べたり、

一列に並び換えたり何回も続けてます

 

以前、紙幣も入っていましたが、直ぐにいたむので黙って取り上げましたが、

全く気づかず今に至ってます

 

糸の巻き換えは、やらなくなりました

 

本人は、カバンいじりが仕事のつもりでやっていると思います

今まで、ずうっと毎日やめない このカバンいじり、もしやらなくなったら

何もしない 何も出来ない 認知症がかなり進んだ状態になってしまうのか

 

別の角度から不安が一つ増えました

 

施設からの便り

ご自宅で家事をしないのは「家事」という仕事忘れてしまっている

のかも知れません

つい先程のことを、すっかり忘れてしまうのがこの病気なので

当たり前に、今までやっていた事も現在は出来なくなってしまっているのでしょうね

 

振り返って

この日記の6年後の今日 妻は要介護5で全介助 両手は常に握っているか

右手は何かを探っているような遅い動きだけだったが 最近右手で

おにぎりを持って食べることがあります

手に持って食べられるようになったとはまだ言えないのです。観察中です。

 

このおにぎりを食べているあり様は、6年前の妻の容姿と重なって見えます