世も末か 地震に津波 二月尽
(よもすえか じしんにつなみ にがつじん)
11791 【季語】 二月尽 【季節】 初春
遅速あり 津波とともに 二月逝く
(ちそくあり つなみとともに にがつゆく)
11792 【季語】 二月逝く 【季節】 初春
海映す テレビ警報 春の鳶
(うみうつす てれびけいほう はるのとび)
11793 【季語】 春 【季節】 三春
春時雨 津波警報 雨重く
(はるしぐれ つなみけいほう あめおもく)
11794 【季語】 春時雨 【季節】 三春
春愁や 明日また雨と 膝の啼く
(しゅんしゅうや あすまたあめと ひざのなく)
11795 【季語】 春愁 【季節】 三春
古びたる 卒業証書に 涙跡
(ふるびたる そつぎょうしょうしょに なみだあと)
11796 【季語】 卒業証書 【季節】 仲春
合格の 我が名囲みし 古新聞
(ごうかくの わがなかこみし ふるしんぶん)
11797 【季語】 合格 【季節】 仲春
卒業や 煙草止めろが 癖になり
(そつぎょうや たばこやめろが くせになり)
11798 【季語】 卒業 【季節】 仲春
春なれや 散歩散歩と 嫁の鞭
(はるなれや さんぽさんぽと よめのむち)
11799 【季語】 春になる 【季節】 初春
山笑う 太陽の子と 我言うを
(やまわらう たいようのこと われいうを)
11800 【季語】 山笑う 【季節】 三春