俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋の朝

2012年08月31日 | 俳句

虫の音に 聞き惚れ目覚む 秋の朝
(むしのねに ききほれめざむ あきのあさ)
14569 【季語】 秋 【季節】 三秋


仲秋や 我が家に増えし 野菜の日
(ちゅうしゅうや わがやにふえし やさいのひ)
14570 【季語】 仲秋 【季節】 仲秋
8/31は野菜の日


天高く 秋の心も 澄みわたり
(てんたかく あきのこころも すみわたり)
14571 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋愁い 孤独の鎧 身に纏い
(あきうれい こどくのよろい みにまとい)
14572 【季語】 秋愁 【季節】 三秋


秋扇 手放せるのは いつの日か
(あきおうぎ てばなせるのは いつのひか)
14573 【季語】 秋扇 【季節】 初秋


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朝顔

2012年08月29日 | 俳句

落蝉は 夏の終わりや 世の終わり
(おちせみは なつのおわりや よのおわり)
14562 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏


蔓の先 朝顔の顔 天を向き
(つるのさき あさがおのかお てんをむき)
14563 【季語】 朝顔 【季節】 初秋


吉本の 笑いはとうに 冬ですよ
(よしもとの わらいはとうに ふゆですよ)
14564 【季語】 冬 【季節】 三冬


あめんぼう すいすいすいと 川走る
(あめんぼう すいすいすいと かわはしる)
14565 【季語】 あめんぼう 【季節】 三夏


大雨も 旱もみんな 秋の所為
(おおあめも ひでりもみんな あきのせい)
14566 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋暁や ゆきあいの空 雲厚く
(しゅうぎょうや ゆきあいのそら くもあつく)
14567 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


野菜だけ 根性なしの 秋の里
(やさいだけ こんじょうなしの あきのさと)
14568 【季語】 秋 【季節】 三秋


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秋扇

2012年08月28日 | 俳句

秋扇 同じデザイン 隣席
(あきおうぎ おなじでざいん となりせき)
14552 【季語】 秋扇 【季節】 初秋


秋扇 行きつ戻りつ 風親し
(あきおうぎ ゆきつもどりつ かぜしたし)
14553 【季語】 秋扇 【季節】 初秋


南瓜の 馬車に妹を 乗せし夢
(かぼちゃの ばしゃにいもを のせしゆめ)
14554 【季語】 南瓜 【季節】 三秋


馬車よりも ハロウィン魔女の 南瓜かな
(ばしゃよりも はろうぃんまじょの かぼちゃかな)
14555 【季語】 南瓜 【季節】 三秋


残る蝉 目覚ましの音 ちと足りず
(のこるせみ めざましのおと ちとたりず)
14556 【季語】 残る蝉 【季節】 三秋


秋の蝉 木々にぶつかり 落ちる音
(あきのせみ きぎにぶつかり おちるおと)
14557 【季語】 秋 【季節】 三秋


法師蝉 春日の杜の 道案内
(ほうしぜみ かすがのもりの みちあない)
14558 【季語】 法師蝉 【季節】 初秋


蜩鳴く その日暮らしの ベンチ横
(ひぐらしなく そのひぐらしの べんちよこ)
14559 【季語】 蜩 【季節】 初秋


目の前を すいすい泳ぐ 赤蜻蛉
(めのまえを すいすいおよぐ あかとんぼ)
14560 【季語】 赤蜻蛉 【季節】 三秋


見つめれば 時止まるごと 赤蜻蛉
(みつめれば ときとまるごと あかとんぼ)
14561 【季語】 赤蜻蛉 【季節】 三秋


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原子の日

2012年08月27日 | 俳句

事故あらば 秋の祭りの 原子の日
(じこあらば あきのまつりの げんしのひ)
14546 【季語】 秋 【季節】 三秋
今日は、原子の日。
1957年(昭和32年)のこの日、午前2時23分に茨城県東海村の
日本原子力研究所で臨界実験に成功。


秋近き 心乱れし 二年半
(あきちかき こころみだれし にねんはん)
14547 【季語】 秋近し 【季節】 晩夏


目覚めれば 心新たに 秋の朝
(めざめれば こころあらたに あきのあさ)
14548 【季語】 秋 【季節】 三秋


陽を浴びし 鶏頭の花 より高し
(ひをあびし けいとうのはな よりたかし)
14549 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋


葉鶏頭 スクッと伸びて 威厳見せ
(はげいとう すくっとのびて いげんみせ)
14550 【季語】 葉鶏頭 【季節】 三秋


手を広ぐ 天使の向こう 秋の色
(てをひろぐ てんしのむこう あきのいろ)
14551 【季語】 秋 【季節】 三秋


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御にこにこ

2012年08月26日 | 俳句

炎昼や 怒りの真 誰や知る
(えんちゅうや いかりのまこと だれやしる)
14540 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏


御にこにこ 腹立つまいぞ 秋の空
(おんにこにこ はらたつまいぞ あきのそら)
14541 【季語】 秋の空 【季節】 三秋
「禅宗のお経」より     御にこにこ。腹立てまいぞ。(おんにこにこ。はらたてまいぞ。)
  何かの本に書いてあったお経?です。
  http://arere0812.web.fc2.com/okyo3.html


風流れ 霧散霧消の 露の世は
(かぜながれ むさんむしょうの つゆのよは)
14542 【季語】 露の世 【季節】 三秋


人権は 何処吹く風か 露寒し
(じんけんは どこふくかぜか つゆさむし)
14543 【季語】 露寒し 【季節】 晩秋
本日は、人権の日。


涼風は 所間違え 通りけり
(すずかぜは ところまちがえ とおりけり)
14544 【季語】 涼風 【季節】 晩夏


涼風を 想うだけでも 風流る
(すずかぜを おもうだけでも かぜながる)
14545 【季語】 涼風 【季節】 晩夏


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秋の宵

2012年08月23日 | 俳句

先達の 真の言 秋の宵
(せんだつの まことのことば あきのよい)
14539 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋


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秋暑し

2012年08月22日 | 俳句

人言に 心乱して 秋暑し
(ひとごとに こころみだして あきあつし)
14529 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋


秋暑し 未だに越える 三十度
(あきあつし いまだにこえる さんじゅうど)
14530 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋


缶ビール 缶チューハイや 夜の秋
(かんびーる かんちゅーはいや よるのあき)
14531 【季語】 夜の秋 【季節】 晩夏


寝ていたし 散歩もしたし 今朝の秋
(ねていたし さんぽもしたし けさのあき)
14532 【季語】 今朝の秋 【季節】 初秋


挨拶を 交わして元気 今朝の秋
(あいさつを かわしてげんき けさのあき)
14533 【季語】 今朝の秋 【季節】 初秋


残る蝉 日毎鳴く音の 弱くなり
(のこるせみ ひごとなくねの よわくなり)
14534 【季語】 残る蝉 【季節】 三秋


大振りの 向日葵の顔 日焼けして
(おおぶりの ひまわりのかお ひやけして)
14535 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


藤村の 命日と知るや 秋暑し
(とうそんの めいにちとしるや あきあつし)
14536 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋


ピン芸の 芸人ばかり 秋の夜
(ぴんげいの げいにんばかり あきのよる)
14537 【季語】 秋の夜 【季節】 三秋


朝露の 湿り具合や 砂利の音
(あさつゆの しめりぐあいや じゃりのおと)
14538 【季語】 朝露 【季節】 三秋


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秋の蝉

2012年08月21日 | 俳句

秋暁の 快晴の空 朱白青
(しゅうぎょうの かいせいのそら しゅしろあお)
14519 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


心から 晴の天気や 秋の空
(こころから はれのてんきや あきのそら)
14520 【季語】 秋 【季節】 三秋


落ち蝉と 覚悟して啼く 秋の蝉
(おちせみと かくごしてなく あきのせみ)
14521 【季語】 秋の蝉 【季節】 三秋


秋の蝉 死して後にも 名を残す
(あきのせみ ししてのちにも なをのこす)
14522 【季語】 秋の蝉 【季節】 三秋


鳴き声の 低く悲しく 秋の蝉
(なきごえの ひくくかなしく あきのせみ)
14523 【季語】 秋の蝉 【季節】 三秋


水溜まり 水馬泳ぐ 今朝の秋
(みずたまり あめんぼおよぐ けさのあき)
14524 【季語】 今朝の秋 【季節】 初秋


陽の光 次第に強く 今朝の秋
(ひのひかり しだいにつよく けさのあき)
14525 【季語】 今朝の秋 【季節】 初秋


裏切られ 心寂しき 夜の秋
(うらぎられ こころさびしき よるのあき)
14526 【季語】 夜の秋 【季節】 晩夏


赤蜻蛉 地蔵の頭 へばり付き
(あかとんぼ じぞうのあたま へばりつき)
14527 【季語】 赤蜻蛉 【季節】 三秋


桃ゼリー サクランボ入り 美味なりき
(ももぜりー さくらんぼいり びみなりき)
14528 【季語】 桃 【季節】 初秋


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残暑見舞い

2012年08月20日 | 俳句

秋暁や 雲の形と 色が変
(しゅうぎょうや くものかたちと いろがへん)
14509 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


雷雲と 覚しき雲に 覆われて
(らいうんと おぼしきくもに おおわれて)
14510 【季語】 雷雲 【季節】 三夏


陽を覆う 山椒魚は 雷雲か
(ひをおおう さんしょううおは らいうんか)
14511 【季語】 雷雲 【季節】 三夏


その雲は 鯰にあらず なゐの雲
(そのくもは なまずにあらず なゐのくも)
14512 【季語】 ー 【季節】 ー
なゐ=地震


囀りも ジェット機音も 雷鳴も
(さえずりも じぇっときおんも らいめいも)
14513 【季語】 雷鳴 【季節】 三夏


雷の あがればそこに 秋気配
(かみなりの あがればそこに あきけはい)
14514 【季語】 秋 【季節】 三秋


度を超せば 永眠となる 昼寝かな
(どをこせば えいみんとなる ひるねかな)
14515 【季語】 昼寝 【季節】 三夏


一応の 残暑見舞いに 返書せず
(いちおうの ざんしょみまいに へんしょせず)
14516 【季語】 残暑見舞い 【季節】 初秋


残暑見舞 見て暑さ増す 喧嘩文
(ざんしょみまい みてあつさます けんかぶみ)
14517 【季語】 残暑見舞い 【季節】 初秋


上手ほど 下心見えし 残暑かな
(じょうずほど したごころみえし ざんしょかな)
14518 【季語】 残暑 【季節】 初秋


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2012年08月19日 | 俳句

黒雲に 大粒な雨 雷か
(こくうんに おおつぶなあめ かみなりか)
14494 【季語】 雷 【季節】 三夏


遂に来た 雷雲に 稲光
(ついにきた かみなりぐもに いなびかり)
14495 【季語】 稲光 【季節】 初秋


稲光 瞬時に雷鳴 逃げ場なし
(いなびかり しゅんじにらいめい にげばなし)
14496 【季語】 稲光 【季節】 初秋


雷鳴の 長く続けば 気も萎えて
(らいめいの ながくつづけば きもなえて)
14497 【季語】 雷鳴 【季節】 三夏


雷も 長く続けば 世も末に
(かみなりも ながくつづけば よもすえに)
14498 【季語】 雷 【季節】 三夏


稲光 方向を定めぬ その恐さ
(いなびかり むきをさだめぬ そのこわさ)
14499 【季語】 稲光 【季節】 初秋


雷鳴の いつ終わるとなく 轟けり
(らいめいの いつおわるとなく とどろけり)
14500 【季語】 雷鳴 【季節】 三夏


雷雲は 暗さを増して 大光り
(らいうんは くらさをまして おおびかり)
14501 【季語】 雷雲 【季節】 三夏


雷も ここが我慢の 為所よ
(かみなりも ここががまんの しどころよ)
14502 【季語】 雷 【季節】 三夏


遠雷と 言うほど離れ 一安心
(えんらいと いうほどはなれ ひとあんしん)
14503 【季語】 遠雷 【季節】 三夏



雨止むも まだまだ聞こゆ 雷鳴が
(あめやむも まだまだきこゆ らいめいが)
14504 【季語】 雷鳴 【季節】 三夏


北の雲 白み戻りて 雷鳴止む
(きたのくも しらみもどりて らいめいやむ)
14505 【季語】 雷鳴 【季節】 三夏


秋雷も これで勘弁 終雷と
(しゅうらいも これでかんべん しゅうらいと)
14506 【季語】 秋雷 【季節】 初秋


雷鳴は 忘れた頃に ぶり返す
(らいめいは わすれたころに ぶりかえす)
14507 【季語】 雷鳴 【季節】 三夏


雷も 嫁に比べりゃ 恐くない
(かみなりも よめにくらべりゃ こわくない)
14508 【季語】 雷 【季節】 三夏


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秋出水

2012年08月18日 | 俳句

落蝉は 羽ばたくも飛べず 昇天す
(おちせみは はばたくもとべず しょうてんす)
14479 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏


腹を見せ 羽ばたつかす 落ちた蝉
(はらをみせ はねばたつかす おちたせみ)
14480 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏


わが家にも 落蝉一匹 辿り着き
(わがやにも おちせみいっぴき たどりつき)
14481 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏


蟻蚯蚓 落蝉踏むは ご免なり
(ありみみず おちせみふむは ごめんなり)
14482 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏


蟻見えず 蚯蚓は匍匐 蝉は落つ
(ありみえず みみずはほふく せみはおつ)
14483 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏
匍匐(ほふく)=伏せた状態で移動すること。 


蟻見えず 蚯蚓は千切れ 蝉は落つ
(ありみえず みみずはちぎれ せみはおつ)
14484 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏


デジ写真 髪や飛沫に 夏清か
(でじしゃしん かみやしぶきに なつさやか)
14485 【季語】 夏 【季節】 三夏


秋暁や 新月なれば 見つからず
(しゅうぎょうや しんげつなれば みつからず)
14486 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


夏の陽の 強きを見せる 光る雲
(なつのひの つよきをみせる ひかるくも)
14487 【季語】 夏 【季節】 三夏


入道雲 白く煌めいて 立ち昇り
(にゅうどうぐも しろくきらめいて たちのぼり)
14488 【季語】 入道雲 【季節】 三夏


入道の 後に雷鳴 稲光
(にゅうどうの あとにらいめい いなびかり)
14489 【季語】 入道雲 【季節】 三夏


入道の 後に欲しきは にわか雨
(にゅうどうの あとにほしきは にわかあめ)
14490 【季語】 入道雲 【季節】 三夏


車から 出れぬ道あり 秋出水
(くるまから でれぬみちあり あきでみず)
14491 【季語】 秋出水 【季節】 仲秋


秋出水 被害の後に 又被害
(あきでみず ひがいのあとに またひがい)
14492 【季語】 秋出水 【季節】 仲秋


秋出水 復旧工事の 間に合わず
(あきでみず ふっきゅうこうじの まにあわず)
14493 【季語】 秋出水 【季節】 仲秋


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送り火

2012年08月17日 | 俳句

曉は 有明月に 明星に
(あかつきは ありあけづきに みょうじょうに)
14468 【季語】 有明月 【季節】 三秋
有明月=十六夜月以降の月。  
明星=明けの明星=金星


秋暁や 月と星との ランデブー
(しゅうぎょうや つきとほしとの らんでぶー)
14469 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


秋暁や 空白めれば 星キラリ
(しゅうぎょうや そらしらめれば ほしきらり)
14470 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


夜半の月 曉ととも 消え失せて
(よわのつき あかつきととも きえうせて)
14471 【季語】 夜半の月 【季節】 三秋


送り火は 万博の年 見初めたり
(おくりびは ばんぱくのとし みそめたり)
14472 【季語】 送り火 【季節】 初秋
京都五山の送り火


送り火の 起源となりし 花火かな
(もうろくねん うちあげざりし はなびかな)
14473 【季語】 送り火 【季節】 初秋


遠花火 夏を送れよ 暑すぎる
(とおはなび なつをおくれよ あつすぎる)
14474 【季語】 遠花火 【季節】 初秋


もう六年 打ち上げざりし 花火かな
(もうろくねん うちあげざりし はなびかな)
14475 【季語】 花火 【季節】 晩夏


落蝉の 数も増えりゃあ 蚯蚓まで
(おちせみの かずもふえりゃあ みみずまで)
14476 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏


汗まみれ 頭の先に 爪先に
(あせまみれ あたまのさきに つまさきに)
14477 【季語】 汗 【季節】 三夏


イケメンの 浴衣の着こなし だらしなく
(いけめんの ゆかたのきこなし だらしなく)
14478 【季語】 浴衣 【季節】 三夏


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秋豪雨

2012年08月16日 | 俳句

秋の朝 野良猫五匹 出くわせり 
(あきのあさ のらねこごびき でくわせり)
14459 【季語】 秋 【季節】 三秋


赤蜻蛉 地蔵の肩が 定宿か
(あかとんぼ じぞうのかたが じょうやどか)
14460 【季語】 赤蜻蛉 【季節】 三秋


まだ言うか 異常気象と 秋豪雨
(まだいうか いじょうきしょうと あきごうう)
14461 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋豪雨 自慢の科學 何時使う 
(あきごうう じまんのかがく いつつかう)
14462 【季語】 秋 【季節】 三秋


遅々として 留まる雨雲 秋豪雨
(ちちとして とどまるあまぐも あきごうう)
14463 【季語】 秋 【季節】 三秋


東西に 横たう前線 秋豪雨
(とうざいに よこたうぜんせん あきごうう)
14464 【季語】 秋 【季節】 三秋


落ち蝉の 鳴き声聞くに 又はなし  
(おちせみの なきごえきくに またはなし)
14465 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏


雨雲の 青白き奥 秋の空 
(あまぐもの あおじろきおく あきのそら)
14466 【季語】 秋 【季節】 三秋


盆過ぎりゃ シャワーの水の 冷たくて
(ぼんすぎりゃ しゃわーのみずの つめたくて)
14467 【季語】 盆 【季節】 初秋


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終戦記念日

2012年08月15日 | 俳句

オリンピック 終わればプール 満員と
(おりんぴっく おわればぷーる まんいんと)
14449 【季語】 プール 【季節】 晩夏


浄土へと 誘う酔いか 酔芙蓉
(じょうどへと いざなうよいか すいふよう)
14450 【季語】 終戦記念日 【季節】 初秋


玉音の 耐え難き過去 敗戦日
(ぎょくおんの たえがたきかこ はいせんび)
14451 【季語】 終戦記念日 【季節】 初秋


先達の 敗戦の句の 多かりき
(せんだつの はいせんのくの おおかりき)
14452 【季語】 終戦記念日 【季節】 初秋


国賊も 英雄も合祀 敗戦忌
(こくぞくも えいゆうもごうし はいせんき)
14453 【季語】 終戦記念日 【季節】 初秋


フクシマが 遠くて近き 敗戦日
(ふくしまが とおくてちかき はいせんび)
14454 【季語】 終戦記念日 【季節】 初秋


そぞろ寒 天使の君の 微笑みも
(そぞろさむ てんしのきみの ほほえみも)
14455 【季語】 そぞろ寒 【季節】 仲秋


さりげなし 夾竹桃は 公園の中
(さりげなし きょうちくとうは にわのなか)
14456 【季語】 夾竹桃 【季節】 仲夏


天井の 足音気になる 盆休み
(てんじょうの あしおときになる ぼんやすみ)
14457 【季語】 盆休み 【季節】 初秋
音がするにしろ、しないにしろ。


池縁を 夕日の中を 蜻蛉飛ぶ
(いけべりを ゆうひのなかを とんぼとぶ)
14458 【季語】 蜻蛉 【季節】 三秋


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敗戦記念日

2012年08月14日 | 俳句

ベランダの 落蝉今朝は 姿なし
(べらんだの おちせみけさは すがたなし)
14444 【季語】 蝉 【季節】 晩夏


カナとワシ 鎮守を分けて 歌合戦
(かなとわし ちんじゅをわけて うたがっせん)
14445 【季語】 蝉 【季節】 晩夏
カナカナ、ワシワシ


生え際の 前線見つつ 髪洗う
(はえぎわの ぜんせんみつつ かみあらう)
14446 【季語】 髪洗う 【季節】 三夏


炎昼や 足を浮かせて 早歩き
(えんちゅうや あしをうかせて はやあるき)
14447 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏


終戦と 敗戦示す 今日本
(しゅうせんと はいせんしめす いまにほん)
14448 【季語】 終戦記念日 【季節】 初秋


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