久方ぶりの掲句です。
先日、尼崎倶楽部古寺探訪同好会に参加させていただき
楽しい時間を過ごさせていただきました。
その際、尼崎倶楽部あま句会へのご招待を受け、
下記三首を紹介させていただきました。
古寺の 水面に揺れる 秋の色
(ふるでらの みなもにゆれる あきのいろ)
12790 【季語】 秋の色 【季節】 三秋
秋深し 色無き風も また楽し
(あきふかし いろなきかぜも またたのし)
12791 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋
五行説で四季に色をつけると、秋は白。
ゆえに秋風を「色無き風」
飽き足りぬ 狗尾草に 赤まんま
(あきたりぬ えのころぐさに あかまんま)
12792 【季語】 赤まんま 【季節】 初秋
狗尾草=夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、
犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサとなった。
歩けども また歩けども 竹の春
(あるけども またあるけども たけのはる)
12793 【季語】 竹の春 【季節】 仲秋