九月尽 天変地異も ほどほどに
(くがつじん てんぺんちいも ほどほどに)
19892 【季語】 九月尽 【季節】 晩秋
こだまにも 色映りける 秋の山
(こだまにも いろうつりける あきのやま)
19893 【季語】 秋 【季節】 三秋
立山の 初冠雪に また会いたし
(たてやまの はつかんせつに またあいたし)
19894 【季語】 初雪 【季節】 初冬
今年もう 御用納めや 秋団扇
(ことしもう ごようおさめや あきうちわ)
19895 【季語】 秋団扇 【季節】 初秋
旅立ちは 野分の過ぎし 日になるか
(たびだちは のわきのすぎし ひになるか)
19896 【季語】 野分 【季節】 仲秋
肌寒や 旅立ちの日は どうあらん
(はだざむや たびだちのひは どうあらん)
19897 【季語】 肌寒 【季節】 晩秋
まほろばは 盛りなりしか 竹の春
(まほろばは さかりなりしか たけのはる)
19898 【季語】 竹の春 【季節】 仲秋
外国と 思えし嵯峨野 竹の春
(がいこくと おもえしさがの たけのはる)
19899 【季語】 竹の春 【季節】 仲秋
引き際を 知らぬ人にも 暮の秋
(ひきぎわを しらぬひとにも くれのあき)
19900 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋