俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬菊

2012年01月24日 | 俳句

マフラーし 寝る習慣の 身につきて
(まふらーし ねるしゅうかんの みにつきて)
13748 【季語】 マフラー 【季節】 三冬


寝れぬ冬 闇夜のビールの ほろ苦く
(ねれぬふゆ やみよのびーるの ほろにがく)
13749 【季語】 冬 【季節】 三冬


春待つや まだまだ寒き 予報あり
(はるまつや まだまださむき よほうあり)
13750 【季語】 春待つ 【季節】 仲冬


冬菊や 目をば瞑れば 黄の淡く
(ふゆぎくや めをばつむれば きのあわく)
13751 【季語】 冬菊 【季節】 三冬


日向ぼこ 天空近き 木の上で
(ひなたぼこ てんくうちかき きのうえで)
13752 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬


酒飲めど 寝られぬ夜の 冬気配
(さけのめど ねられぬよるの ふゆけはい)
13753 【季語】 冬の酒 【季節】 三冬


繰り返す 道路工事の 凍てつく音
(くりかえす どうろこうじの いてつくね)
13754 【季語】 凍てつく 【季節】 三冬


手の甲の 盛り塩で飲む 冬の酒
(てのこうの もりしおでのむ ふゆのさけ)
13755 【季語】 冬の酒 【季節】 三冬


雪の白 心身脱落 雲の黒
(ゆきのしろ しんしんだつらく くものくろ)
13756 【季語】 雪 【季節】 晩冬


冬苺 俳句にすれば 出る予感
(ふゆいちご はいくにすれば でるよかん)
13757 【季語】 冬苺 【季節】 三冬


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恵方

2012年01月14日 | 俳句

鏡割り わが家は嫁の 行事なり
(かがみわり わがやはよめの ぎょうじなり)
13738 【季語】 鏡割り 【季節】 新年


恵方なる 北北西に 進路取る
(えほうなる ほくほくせいに しんろとる)
13739 【季語】 恵方 【季節】 新年


寒晴や 前途の見えぬ 改造劇
(かんばれや ぜんとのみえぬ かいぞうげき)
13740 【季語】 寒晴 【季節】 晩冬
何をもって選んでいるのか。素人か、無知か、無恥か。


寒晴や 道路工事の 長きこと
(かんばれや どうろこうじの ながきこと)
13741 【季語】 寒晴 【季節】 晩冬


寒晴や 原発の為の 節電を
(かんばれや げんぱつのための せつでんを)
13742 【季語】 寒晴 【季節】 晩冬


年明けて 科學解説 大人しく
(としあけて かがくかいせつ おとなしく)
13743 【季語】 年明く 【季節】 新年
原発御用学者が復活。無恥なるものよ。


菜食に 高騰続く 冬菜かな
(さいしょくに こうとうつづく ふゆなかな)
13744 【季語】 冬菜 【季節】 三冬


全歯抜き 寒も素通り 顔縮む
(ぜんばぬき かんもすどおり かおちじむ)
13745 【季語】 寒 【季節】 晩冬


寒の海苔 韓国産と いうはなし
(かんののり かんこくさんと いうはなし)
13746 【季語】 寒 【季節】 晩冬


水仙や 方向定めぬ 花の向き
(すいせんや ほうこうさだめぬ はなのむき)
13747 【季語】 水仙 【季節】 晩冬


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おらが春

2012年01月10日 | 俳句

湯豆腐に ケチャップ合うと いう不思議
(ゆどうふに けちゃっぷあうと いうふしぎ)
13731 【季語】 湯豆腐 【季節】 三冬
料理も試行錯誤。


湯豆腐や いのちの糧の モーメント
(ゆどうふや いのちのかての もーめんと)
13732 【季語】 湯豆腐 【季節】 三冬
モーメント= きっかけ。要因。契機。 


花の春 来年の旅 話す嫁
(はなのはるらいねんのたびはなすよめ)
13733 【季語】 花の春 【季節】 新年


おらが春 いつになったら 晴れるやら
(おらがはる いつになったら はれるやら)
13734 【季語】 おらが春 【季節】 新年


初春や 薄毛に抜け毛 鏡越し
(はつはるや うすげにぬけげ かがみごし)
13735 【季語】 初春 【季節】 新年


今年から 年金満額 まるもうけ
(ことしから ねんきんまんがく まるもうけ)
13736 【季語】 今年 【季節】 新年


石だたみ 掃く女ありて 今朝の春
(いしだたみ はくひとありて けさのはる)
13737 【季語】 今朝の春 【季節】 新年


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人日

2012年01月07日 | 俳句

人日も 教師の服は トレーナー
(じんじつも きょうしのふくは とれーなー)
13712 【季語】 人日 【季節】 新年
教師に人格品格ありや。よれよれのトレーナー、スリッパで何を教えられるのか?


七草の 粥を啜って 爪を切る
(ななくさの かゆをすすって つめをきる)
13713 【季語】 七草 【季節】 新年
人日=七草=七草粥


湯豆腐や 話に深き 味を増す
(ゆどうふや はなしにふかき あじをます)
13714 【季語】 湯豆腐 【季節】 三冬


湯豆腐や 歯無しに深き 味を増す
(ゆどうふや はなしにふかき あじをます)
13715 【季語】 湯豆腐 【季節】 三冬


股関節 膝にまで来て 冬らしき
(こかんせつ ひざにまできて ふゆらしき)
13716 【季語】 冬 【季節】 三冬


寒晴や 嫁は今日も プール行き
(かんばれや よめはきょうも ぷーるいき)
13717 【季語】 寒晴 【季節】 晩冬


節電中 暖房熱き 列車あり
(せつでんちゅう だんぼうあつき れっしゃあり)
13718 【季語】 暖房 【季節】 三冬


寒晴や 狂気三分の ひとり咲き
(かんばれや きょうきさんぶの ひとりさき)
13719 【季語】 寒晴 【季節】 晩冬


枯れ野行く 我が身一つの 意地があり
(かれのゆく わがみひとつの いぢがあり)
13720 【季語】 枯れ野 【季節】 三冬


冬の酒 引き摺り持ち来 娘あり
(ふゆのさけ ひきずりもちき むすめあり)
13721 【季語】 冬の酒 【季節】 三冬


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福寿草

2012年01月06日 | 俳句

初暦 今だ掛からず 五日過ぎ
(はつごよみ いまだかからず いつかすぎ)
13716 【季語】 初暦 【季節】 新年


東雲の 紅みも淡く 冬の朝
(しののめの あかみもあわく ふゆのあさ)
13717 【季語】 冬 【季節】 三冬


新しき 発見多き 四方の春
(あたらしき はっけんおおき よものはる)
13718 【季語】 四方の春 【季節】 新年
"四方の春=春のはじめ。転じて新年。
"


見上げれば 社の楠に 淑気満つ
(みあげれば やしろのくすに しゅくきみつ)
13719 【季語】 淑気 【季節】 新年
淑気= 新春のめでたくなごやかな雰囲気。


福寿草 生まれながらの 友の笑み
(ふくじゅそう うまれながらの とものえみ)
13720 【季語】 福寿草 【季節】 新年


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四日

2012年01月04日 | 俳句

三ヶ日 寒さ和らぐ 曇り空
(さんがにち さむさやわらぐ くもりぞら)
13709 【季語】 三ヶ日 【季節】 新年


三ヶ日 枯葉溜まりて 道も消え
(さんがにち かれはたまりて みちもきえ)
13710 【季語】 三ヶ日 【季節】 新年


正月や 三日通して 風邪づくし
(しょうがつや みっかとおして かぜづくし)
13711 【季語】 正月 【季節】 新年


正月や そのうち元気 期待して
(しょうがつや そのうちげんき きたいして)
13712 【季語】 正月 【季節】 新年


四日過ぎ 無職の身に 変化なし
(よっかすぎ むしょくのみに へんかなし)
13713 【季語】 四日 【季節】 新年


冬の園 朽ちたる薔薇も そのままに
(ふゆのその くちたるばらも そのままに)
13714 【季語】 冬 【季節】 三冬


北風も 肌にやさしく 気も晴れて
(きたかぜも はだにやさしく きもはれて)
13715 【季語】 北風 【季節】 三冬


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初夢

2012年01月02日 | 俳句

初夢は お手々繋いで あの娘等と
(はつゆめは おててつないで あのこらと)
13705 【季語】 初夢 【季節】 新年


去年今年 炭繋ぎならぬ 風邪繋ぎ
(こぞことし すみつなぎならぬ かぜつなぎ)
13706 【季語】 去年今年 【季節】 新年


雲あるも 一陽来復 変わりなし
(くもあるも いちようらいふく かわりなし)
13707 【季語】 一陽来復 【季節】 仲冬
一陽来復=冬が終わり春が来ること。新年が来ること。


門松や 南天の赤 松緑
(かどまつや なんてんのあか まつみどり)
13708 【季語】 門松 【季節】 新年


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初あかり

2012年01月01日 | 俳句

元旦や 弛み俳句の 挨拶で
(がんたんや たるみはいくの あいさつで)
13697 【季語】 元旦 【季節】 新年


元旦や 散歩初めの 曇り空
(がんたんや さんぽはじめの くもりぞら)
13698 【季語】 元旦 【季節】 新年


初明かり 待ちし人手に コップ酒
(はつあかり まちしひとてに こっぷざけ)
13699 【季語】 初明かり 【季節】 新年


ぬっと出る 闇夜のカラス 初あかり
(ぬっとでる やみよのからす はつあかり)
13700 【季語】 初明かり 【季節】 新年


東の 空の白みて 初明かり
(ひんがしの そらのしらみて はつあかり)
13701 【季語】 初明かり 【季節】 新年


初明かり 雲の向こうに 手を合わせ
(はつあかり くものむこうに てをあわせ)
13702 【季語】 初明かり 【季節】 新年


初あかり 雲雀が三羽 天翔る
(はつあかり ひばりがさんば あまかける)
13703 【季語】 初明かり 【季節】 新年


今年から 年金満額 嫁笑顔
(ことしから ねんきんまんがく よめえがお)
13704 【季語】 今年 【季節】 新年


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謹賀新年

2012年01月01日 | 俳句

新年明けましておめでとうございます。

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