俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

花瓜草

2014年05月28日 | 写真教室 写真俳句紹介

赤蜻蛉 唄がリズムが 聞こえ来る
(あかとんぼ うたがりずむが きこえくる)
16782 【季語】 赤蜻蛉 【季節】 三秋


トレニアか 花瓜草か 夏の朝
(とれにあか はなうりくさか なつのあさ)
16783 【季語】 夏 【季節】 三夏
花瓜草=花売草=蔓瓜草=夏菫=トレニア?


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夏の朝

2014年05月26日 | 写真教室 写真俳句紹介

夏の朝 傘が重なる 練習場
(なつのあさ かさがかさなる れんしゅうじょう)
16763 【季語】 夏 【季節】 三夏


囚われし メランポジウム 夏の花
(とらわれし めらんぽじうむ なつのはな)
16764 【季語】 夏 【季節】 三夏


内々の カーネーションの 色清か
(うちうちの かーねーしょんの いろさやか)
16765 【季語】 カーネーション 【季節】 初夏


仏陀の血 赤花カンナ 早咲けり
(ぶっだのち あかばなかんな はやざきけり)
16766 【季語】 赤色カンナ 【季節】 三夏


杉木立 学舎を守り 林立す
(すぎこだち まなびやをまもり りんりつす)
16767 【季語】 ー 【季節】 ー


後を追う その関係が 色恋よ
(あとをおう そのかんけいが いろこいよ)
16768 【季語】 色鯉 【季節】 三夏
色鯉=錦鯉


見つけ出し 姫蔓蕎麦に 夏の恋
(みつけだし ひめつるそばに なつのこい)
16769 【季語】 夏 【季節】 三夏


赤花の 朝から咲きし 夕化粧
(あかはなの あさからさきし ゆうげしょう)
16770 【季語】 (赤花夕化粧) 【季節】 三夏


紫陽花の 色付き始む 七変化
(あじさいの いろつきしむ しちへんげ)
16771 【季語】 紫陽花 【季節】 仲夏


対をなす 暑き脣 ホットリップス
(ついをなす あつきくちびる ほっとりっぷす)
16772 【季語】 暑し 【季節】 三夏


片隅に 咲き寄せられし メランポジウム
(かたすみに さきよせられし めらんぽじうむ)
16773 【季語】 (メランポジウム) 【季節】 三夏


葉桜の 向こうに見えし 曇り空
(はざくらの むこうにみえし くもりぞら)
16774 【季語】 葉桜 【季節】 初夏


夏に入るや 曲がりの具合 悦に入り
(げにいるや まがりのぐあい えつにいり)
16775 【季語】 夏に入る 【季節】 三夏


我先に 天に向かいし 紅薔薇
(われさきに てんにむかいし べにそうび)
16776 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


一斉に 見つめしものは 夏の陽か
(いっせいに みつめしものは なつのひか)
16777 【季語】 夏 【季節】 三夏


活け花に 紅色添えし 松葉菊
(いけばなに べにいろそえし まつばきく)
16778 【季語】 松葉菊 【季節】 初夏


学校は まだまだ遠き 夏の朝
(がっこうは まだまだとおき なつのあさ)
16779 【季語】 夏 【季節】 三夏


母の日が 過ぎて見つけし カーネーション
(ははのひが すぎてみつけし かーねーしょん)
16780 【季語】 カーネーション 【季節】 初夏


夏の朝 捩れ捩れて 天冠に
(なつのあさ よじれよじれて てんかんに)
16781 【季語】 夏 【季節】 三夏
天冠=死者の額につける三角布


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緑陰

2014年05月21日 | 写真教室 写真俳句紹介

龍野撮影会の続きです。

鉄塔の 錆も溶け込む 夏木立
(てっとうの さびもとけこむ なつこだち)
16751 【季語】 夏 【季節】 三夏


夏日受く 駱駝の縞の 不思議さよ
(なつびうけく らくだのしまの ふしぎさよ)
16752 【季語】 夏日 【季節】 三夏


七つの子 閉じ込められし 薄暑かな
(ななつのこ とじこめられし はくしょかな)
16753 【季語】 薄暑 【季節】 初夏


緑陰を 旅する夫婦 背中に陽が
(りょくいんを たびするふうふ せなにひが)
16754 【季語】 緑陰 【季節】 三夏


青空に 若葉の緑 映えわたり
(あおぞらに わかばのみどり はえわたり)
16755 【季語】 若葉 【季節】 初夏


風に散る いろはもみじの 若葉かな
(かぜにちる いろはもみじの わかばかな)
16756 【季語】 若葉 【季節】 初夏


何も無き 道脇故に 風薫る
(なにもなき みちわきゆえに かぜかおる)
16757 【季語】 風薫る 【季節】 三夏


炎天下 歴史を刻む 土塀かな
(えんてんか れきしをきざむ どべいかな)
16758 【季語】 炎天下 【季節】 晩夏


炎昼や 一目で判る ピタゴラス
(えんちゅうや ひとめでわかる ぴたごらす)
16759 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏


夏草や 用済み石臼 友として
(なつくさや ようずみいしうす ともとして)
16760 【季語】 夏草 【季節】 三夏


日の盛り 妹の気になる 滑り台
(ひのさかり いものきになる すべりだい)
16761 【季語】 日の盛り 【季節】 晩夏


片蔭や 熊手の爪折れ 庭隅に
(かたかげや くまでのつめおれ にわすみに)
16762 【季語】 片陰 【季節】 晩夏



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夏の昼

2014年05月20日 | 写真教室 写真俳句紹介

トンネルに 入りて見つく 薄暑かな
(とんねるに はいりてみつく はくしょかな)
16709 【季語】 薄暑 【季節】 初夏


日の盛り 入口あれば 出口あり
(ひのさかり いりぐちあれば でぐちあり)
16710 【季語】 日の盛り 【季節】 晩夏


人生の 縮図が見えし 夏の昼
(じんせいの しゅくずがみえし なつのひる)
16711 【季語】 夏の昼 【季節】 晩夏


その一歩 明るさ求め 炎天へ
(そのいっぽ あかるさもとめ えんてんへ)
16712 【季語】 炎天 【季節】 晩夏


降りる人 上る人あり 夏の昼
(おりるひと のぼるひとあり なつのひる)
16713 【季語】 夏の昼 【季節】 晩夏


照りつける 夏日に耐えし 消火栓
(てりつける なつびにたえし しょうかせん)
16714 【季語】 夏日 【季節】 三夏


街守る 諸々に見る 夏の昼
(まちまもる もろもろにみる なつのひる)
16715 【季語】 夏の昼 【季節】 晩夏


光る雲 暑さ眩しさ まさに夏
(ひかるくも あつさまぶしさ まさになつ)
16716 【季語】 夏 【季節】 三夏


道半ば 歩道が消えて 夏暑し
(みちなかば ほどうがきえて なつあつし)
16717 【季語】 夏 【季節】 三夏


塀脇を 守るか二対の 風車
(へいわきを まもるかについの かざぐるま)
16718 【季語】 風車 【季節】 三春


街路灯 日差し眩しく 日の盛り
(がいろとう ひざしまぶしく ひのさかり)
16719 【季語】 日の盛り 【季節】 晩夏


夏の路地 守りしものは 幾重にも
(なつのろじ まもりしものは いくえにも)
16720 【季語】 夏 【季節】 三夏


向日葵も 対ともなれば 強きかな
(ひまわりも ついともなれば つよきかな)
16721 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


休息か 囚われの身か 夏の車庫
(きゅうそくか とらわれのみか なつのしゃこ)
16722 【季語】 夏 【季節】 三夏


四輪は 反りが合わぬか 向日葵よ
(よんりんは そりがあわぬか ひまわりよ)
16723 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


小手毬の 壁際に咲く 安心感
(こでまりの かべぎわにさく あんしんかん)
16724 【季語】 小手毬 【季節】 晩春


護美という 当て字似合わぬ 暑き夏
(ごみという あてじにあわぬ あつきなつ)
16725 【季語】 夏 【季節】 三夏


夏めくや アメリカナイズ 内と外
(なつめくや あめりかないず うちとそと)
16726 【季語】 夏めく 【季節】 初夏


門の内 そこにも矢張り 夏がある
(もんのうち そこにもやはり なつがある)
16727 【季語】 夏 【季節】 三夏


見てる先 幸せ覗く 夏木陰
(みてるさき しあわせのぞく なつこかげ)
16728 【季語】 夏木陰 【季節】 晩夏


神社 若葉の彼方 雲と空
(かみやしろ わかばのかなた くもとそら)
16729 【季語】 若葉 【季節】 初夏


屋根の雲 白さ際立つ 真夏かな
(やねのくも しろさきわだつ まなつかな)
16730 【季語】 真夏 【季節】 晩夏


鬱蒼と 若葉に囲まる 鳥居かな
(うっそうと わかばにかこまる とりいかな)
16731 【季語】 若葉 【季節】 初夏


見るだけで 入るが恐き 油照り
(みるだけで はいるがこわき あぶらでり)
16732 【季語】 油照り 【季節】 晩夏


天目指し 竹の葉散るも 素直なり
(てんめざし たけのはちるも すなおなり)
16733 【季語】 竹の葉散る 【季節】 初夏


見てる間に 夏、夏、夏が やって来た
(みてるまに なつ、なつ、なつが やってきた)
16734 【季語】 夏 【季節】 三夏


捨てられて 忘れ去られし 竹の花
(すてられて わすれさられし たけのはな)
16735 【季語】 竹の花 【季節】 仲夏


八段の 堰に聞こえる ドレミかな
(はちだんの せきにきこえる どれみかな)
16736 【季語】 ー 【季節】 ー


石灼ける 灯窓に見えし 裸球
(いしやける ひまどにみえし はだかきゅう)
16737 【季語】 灼け岩 【季節】 晩夏


人通り 車通り無き 夏の午後
(ひとどおり くるまどおりなき なつのごご)
16738 【季語】 夏 【季節】 三夏


形から ブラシの名ある 夏の花
(かたちから ぶらしのなある なつのはな)
16739 【季語】 夏 【季節】 三夏
ブラシの木=花槙(はなまき)=カリステモン


裸では お役に立てぬ 夏半ば
(はだかでは おやくにたてぬ なつなかば)
16740 【季語】 夏 【季節】 三夏


橋桁の 隙間から覗く 夏の空
(はしげたの すきまからのぞく なつのそら)
16741 【季語】 夏 【季節】 三夏


轟々と トンネル出れば 夏の昼
(ごうごうと とんねるでれば なつのひる)
16742 【季語】 夏の昼 【季節】 晩夏


夏の蝶 恋せしものは 我が好み
(なつのちょう こいせしものは わがこのみ)
16743 【季語】 夏 【季節】 三夏


母と子の 絆を分かつ 夏日差し
(ははとこの きずなをわかつ なつひざし)
16744 【季語】 夏 【季節】 三夏


内と外 緑に映えし 紅薔薇
(うちとそと みどりにはえし べにそうび)
16745 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


萍や 用無しの呈 我に似て
(うきくさや ようなしのてい われににて)
16746 【季語】 萍 【季節】 三夏


鉄塔に 守られ居りし 夏日本
(てっとうに まもられおりし なつにほん)
16747 【季語】 夏 【季節】 三夏


鴉の子 遭遇すれど 逃げ速し
(からすのこ そうぐうすれど にげはやし)
16748 【季語】 鴉の子 【季節】 三夏


何事も 中途半端の 片陰よ
(なにごとも ちゅうとはんぱの かたかげよ)
16749 【季語】 片陰 【季節】 晩夏


緑陰や 木洩れ日の中 歴史あり
(りょくいんや こもれびのなか れきしあり)
16750 【季語】 緑陰 【季節】 三夏


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麦の秋

2014年05月16日 | 俳句

梅入りの 冷やし素麺 ニュー麺に
(うめいりの ひやしそうめん にゅーめんに)
16697 【季語】 冷や素麺 【季節】 三夏


赤蜻蛉 音の聞こえぬ モニュメント
(あかとんぼ おとのきこえぬ もにゅめんと)
16698 【季語】 赤蜻蛉 【季節】 三秋


薫風や 水涸れの川 吹き抜ける
(くんぷうや すいかれのかわ ふきぬける)
16699 【季語】 薫風 【季節】 三夏


陽を求め 陰の隙間に 薫る風
(ひをもとめ かげのすきまに かおるかぜ)
16700 【季語】 薫風 【季節】 三夏


新樹光 曲道こそ 際立てり
(しんじゅこう まがりみちこそ きわだてり)
16701 【季語】 新樹 【季節】 初夏


嘴に テグス絡みし 時鳥
(くちばしに てぐすからみし ほととぎす)
16702 【季語】 時鳥 【季節】 仲夏


聖五月 コースの皿まで 食い尽くす
(せいごがつ こーすのさらまで くいつくす)
16703 【季語】 聖五月 【季節】 初夏


神の使者 逃げず騒がず 鳩の夏
(かみのししゃ にげずさわがず はとのなつ)
16704 【季語】 夏 【季節】 三夏


薫風や 川鵜潜れば 浮かび来ず
(くんぷうや かわうもぐれば うかびこず)
16705 【季語】 薫風 【季節】 三夏


五月雨も 嵐冠する 時代なり
(さみだれも あらしかんする じだいなり)
16706 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏
異常気象の一貫でしょうか?


桐咲くや 猪の住む川の 橋の上
(きりさくや いのすむかわの はしのうえ)
16707 【季語】 桐の花 【季節】 初夏


厚顔の 俺の太道 麦の秋
(こうがんの おれのふとみち むぎのあき)
16708 【季語】 麦の秋 【季節】 初夏


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龍野行

2014年05月15日 | 写真教室 写真俳句紹介

5月11日(日)写真教室の撮影会(於:龍野)に参加した際の写真俳句です。27点。
残り2句は、ご近所のものです。

石段を 上りつめれば 夏木立
(いしだんを のぼりつめれば なつこだち)
16668 【季語】 夏 【季節】 三夏


鉄塔を 見上げて撮れば 夏陽射す
(てっとうを みあげてとれば なつびさす)
16669 【季語】 夏日 【季節】 三夏


夏が来て 昼間のランタン 街照らす
(なつがきて ひるまのらんたん まちてらす)
16670 【季語】 夏 【季節】 三夏


炎昼や 木洩れ陽の中 葉も燃えて
(えんちゅうや こもれびのなか はももえて)
16671 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏


新緑の 若葉のトンネル 風通る
(しんりょくの わかばのとんねる かぜとおる)
16672 【季語】 若葉 【季節】 初夏


幾重にも いろはもみじの 陰簾
(いくえにも いろはもみじの かげすだれ)
16673 【季語】 簾 【季節】 三夏


一枝の 万両の実の 重さかな
(ひとえだの まんりょうのみの おもさかな)
16674 【季語】 万両 【季節】 三冬


日の盛り 天の格子の 影絵あり
(ひのさかり てんのこうしの かげえあり)
16675 【季語】 日の盛り 【季節】 晩夏


ぼんぼりは 若葉トンネル 道案内
(ぼんぼりは わかばとんねる みちあない)
16677 【季語】 若葉 【季節】 初夏


風受けて 若葉の緑 踊りけり
(かぜうけて わかばのみどり おどりけり)
16678 【季語】 若葉 【季節】 初夏


鴉の子 影絵となりし 七つの子
(からすのこ かげえとなりし ななつのこ)
16679 【季語】 鴉の子 【季節】 三夏


波の音 汽笛も聞こゆ みかん山
(なみのおと きてきもきこゆ みかんやま)
16680 【季語】 密柑山 【季節】 三冬


飛行機雲 西に流れて 夏暑し
(ひこうきぐも にしにながれて なつあつし)
16681 【季語】 夏 【季節】 三夏


丸窓を 覗けば若葉 幾重にも
(まるまどを のぞけばわかば いくえにも)
16682 【季語】 若葉 【季節】 初夏


紅つつじ 咲きて乱れし 日陰かな
(べにつつじ さきてみだれし ひかげかな)
16683 【季語】 躑躅 【季節】 晩春


若松の 緑萌え立つ 龍野かな
(わかまつの みどりもえたつ たつのかな)
16684 【季語】 若松 【季節】 晩春


右左 影が案内する 夏の午後
(みぎひだり かげがあないする なつのごご)
16685 【季語】 夏 【季節】 三夏


空青く 緑の映えし 日の盛り
(そらあおく みどりのはえし ひのさかり)
16686 【季語】 日の盛り 【季節】 晩夏


水枯れの 小川に咲きし 山つつじ
(みずがれの おがわにさきし やまつつじ)
16687 【季語】 躑躅 【季節】 晩春


花曇り 緑葉揺れて キラキラリ
(はなぐもり みどりはゆれて きらきらり)
16688 【季語】 花曇り 【季節】 晩春


板塀の 年輪芸術 暑き夏
(いたべいの ねんりんげいじゅつ あつきなつ)
16689 【季語】 夏 【季節】 三夏


杉木立 若葉の先に 直立す
(すぎこだち わかばのさきに ちょくりつす)
16690 【季語】 若葉 【季節】 初夏


手を拡げ ポーズを取るや 夏の影
(てをひろげ ぽーずをとるや なつのかげ)
16691 【季語】 夏 【季節】 三夏


水枯れて 川面に浮かぶ 若葉影
(みずかれて かわもにうかぶ わかばかげ)
16692 【季語】 若葉 【季節】 初夏


陽の風は もみじ若葉を 通り抜け
(ひのかぜは もみじわかばを とおりぬけ)
16693 【季語】 若葉 【季節】 初夏


青空に 赤黄緑の 若葉かな
(あおぞらに あかきみどりの わかばかな)
16694 【季語】 若葉 【季節】 初夏


空青く 若葉の向こうに また若葉
(そらあおく わかばのむこうに またわかば)
16695 【季語】 若葉 【季節】 初夏




次は、我が家のベランダから見た空です。

外見れば 四角い空は 夏の色
(そとみれば しかくいそらは なつのいろ)
16696 【季語】 夏 【季節】 三夏




これは、武庫川の堰に屯している鷺です。

堰淀み 一石一鳥 春の鷺
(せきよどみ いっせきいっちょう はるのさぎ)
16676 【季語】 春 【季節】 三春
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夏の夢

2014年05月10日 | 写真教室 写真俳句紹介

揃い立つ チューリップの芯 余所余所し
(そろいたつ ちゅーりっぷのしん よそよそし)
16642 【季語】 チューリップ 【季節】 晩春
JR塚口駅近く


堰を越え 逃げて行きたし 夏の夢
(せきをこえ にげていきたし なつのゆめ)
16643 【季語】 夏 【季節】 三夏
阪急岡本駅近く


紅白の 花びら淡し 猪の子等よ
(こうはくの はなびらあわし いのこらよ)
16644 【季語】 花 【季節】 晩春


生きるため 鼻に花付けし 子猪
(いきるため はなにはなつけし こいのしし)
16645 【季語】 花 【季節】 晩春


兄弟か 縞の流れや 夏の昼
(きょうだいか しまのながれや なつのひる)
16646 【季語】 夏 【季節】 三夏


乳飲む子 横になる子も 夏昼餉
(ちちのむこ よこになるこも なつひるげ)
16647 【季語】 夏 【季節】 三夏


写真のみのものです。
撮影場所は、阪急岡本駅近くの小川です。






夏の昼 四角い空に 観覧車
(なつのひる しかくいそらに かんらんしゃ)
16648 【季語】 夏 【季節】 三夏
天王子公園


夏の午後 事故の現場を 案内さる
(なつのごご じこのげんばを あないさる)
16649 【季語】 夏 【季節】 三夏
福知山線脱線現場
福知山線脱線事故の現場近くを子供達に案内してもらった。
後ろ姿のみのスナップの許可して貰った。


事故のビル 見上げば青き 五月空
(じこのびる みあげばあおき さつきぞら)
16650 【季語】 五月空 【季節】 仲夏


街角に 絡まり咲くや 桐の花
(まちかどに からまりさくや きりのはな)
16651 【季語】 桐の花 【季節】 初夏
阪急岡本駅近く


天に伸ぶ 桐の花から 鈴の音が
(てんにのぶ きりのはなから すずのねが)
16652 【季語】 桐の花 【季節】 初夏


紅薔薇 燃え立つ一輪 夏衣
(べにそうび もえたついちりん なつごろも)
16653 【季語】 夏 【季節】 三夏


聞こえ来る 幽かな響き 夏の音
(きこえくる かすかなひびき なつのおと)
16654 【季語】 夏 【季節】 三夏


並び立つ ワインボトルに 薫る風
(ならびたつ わいんぼとるに かおるかぜ)
16655 【季語】 風薫る 【季節】 三夏


壁伝う 灯りの先に 黒簾
(かべつたう あかりのさきに くろすだれ)
16656 【季語】 簾 【季節】 三夏


鳴く音すら テグス絡まる 時鳥
(なくねすら てぐすからまる ほととぎす)
16657 【季語】 時鳥 【季節】 仲夏


紅の 躑躅の花の 艶めかさ
(くれないの つつじのはなの なまめかさ)
16658 【季語】 躑躅 【季節】 晩春


陽の力 強まり行くや 五月空
(ひのちから つよまりゆくや さつきぞら)
16659 【季語】 五月空 【季節】 仲夏


客を呼ぶ 月夜の鳥か 夏の午後
(きゃくをよぶ つきよのとりか なつのごご)
16660 【季語】 夏 【季節】 三夏


捕らわれの 門柱冴えし 夏の空
(とらわれの もんちゅうさえし なつのそら)
16661 【季語】 夏 【季節】 三夏
JR尼崎駅近く


道脇の 躑躅の色香に 誘われて
(みちわきの つつじのいろかに さそわれて)
16662 【季語】 躑躅 【季節】 晩春


玄関先 客のもてなし 花と茶で
(げんかんさき きゃくのもてなし はなとちゃで)
16663 【季語】 花 【季節】 晩春


薄揚羽 風を凌ぐは 足力
(うすあげは かぜをしのぐは あしぢから)
16664 【季語】 揚羽 【季節】 三夏


いつの間か 節句も変わり こどもの日
(いつのまか せっくもかわり こどものひ)
16665 【季語】 こどもの日 【季節】 初夏
5月5日は、昔は女性の日だったとか・・・。


立夏とも なれば強きや その日射し
(りっかとも なればつよきや そのひざし)
16666 【季語】 立夏 【季節】 初夏


夏来る アベノハルカス そのリスク
(なつきたる あべのはるかす そのりすく)
16667 【季語】 夏来る 【季節】 初夏
天王寺
アベノハルカス・・・見ていると不安になる。アベノミクス・・これまた不安。



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