二月尽 2015年02月28日 | 俳句 荒東風や 喉のイガイガ ほどほどに (あらこちや のどのいがいが ほどほどに) 17429 【季語】 東風 【季節】 三春 日の足りぬ 時の短さ 二月尽 (ひのたりぬ ときのみじかさ にがつじん) 17430 【季語】 二月尽 【季節】 初春 世の中は 独活の大木 中身無し (よのなかは うどのたいぼく なかみなし) 17431 【季語】 独活 【季節】 晩春 目借時 2015年02月26日 | 俳句 野ざらしの 自転車サドル 春の雨 (のざらしの じてんしゃさどる はるのあめ) 17417 【季語】 春 【季節】 三春 散歩道 記憶を辿り 梅探し (さんぽみち きおくをたどり うめさがし) 17418 【季語】 梅 【季節】 初春 梅が香や 息吐かなくば 匂えぬぞ (うめがかや いきはかなくば におえぬぞ) 17419 【季語】 梅 【季節】 初春 春うらら 父子で遊ぶ 滑り台 (はるうらら おやこであそぶ すべりだい) 17420 【季語】 春うらら 【季節】 三春 落椿 光を受けて 地に映えし (おちつばき ひかりをうけて ちにはえし) 17421 【季語】 落椿 【季節】 三春 目覚めれば 昼の午後とや 春おぼろ (めざめれば ひるのごごとや はるおぼろ) 17422 【季語】 春朧 【季節】 三春 木々抜けて 漣の如 風光る (きぎぬけて さざなみのごと かぜひかる) 17423 【季語】 風光る 【季節】 三春 ゆるゆると 刻は流れて 春の暮 (ゆるゆると ときはながれて はるのくれ) 17424 【季語】 春の暮 【季節】 三春 駄目は駄目 言えぬが多き 暮の春 (だめはだめ いえぬがおおき くれのはる) 17425 【季語】 暮の春 【季節】 晩春 苦かりし 卒業延期の 歴史あり (にがかりし そつぎょうえんきの れきしあり) 17426 【季語】 卒業 【季節】 仲春 団塊っ子 世に憚りて 暮の春 (だんかいっこ よにはばかりて くれのはる) 17427 【季語】 暮の春 【季節】 晩春 別の声 別の顔ある 目借時 (べつのこえ べつのかおある めかりどき) 17428 【季語】 目借時 【季節】 晩春 春雨 2015年02月26日 | 俳句 梅の花 裏から見ても 愛おしく (うめのはな うらからみても いとおしく) 17405 【季語】 梅 【季節】 初春 飛梅や 昔々の 戀話 (とびうめや むかしむかしの こいばなし) 17406 【季語】 飛梅 【季節】 初春 半月や 白梅に咲く 月明かり (はんげつや しらうめにさく つきあかり) 17407 【季語】 白梅 【季節】 初春 一面の 菜の花畑 海に入る (いちめんの なのはなばたけ うみにいる) 17408 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 春愁や 昔を辿り 苦笑い (しゅんしゅうや むかしをたどり にがわらい) 17409 【季語】 春愁 【季節】 三春 遅ればせ 春来にけらし 我が家にも (おくればせ はるきにけらし わがやにも) 17410 【季語】 春来る 【季節】 初春 春雨や 差すかささずか 濡れ惑い (はるさめや さすかささずか ぬれまどい) 17411 【季語】 春雨 【季節】 三春 股ぐらを 通り過ぐるや 春一番 (またぐらを とおりかぐるや はるいちばん) 17412 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁い 影に見出す 己が齢 (はるうれい かげにみいだす おのがとし) 17413 【季語】 春愁 【季節】 三春 佐保姫は 何時お出掛けか 苺待つ (さほひめは いつおでかけか いちごまつ) 17414 【季語】 佐保姫 【季節】 三春 加齢とは 病の加算 春朧 (かれいとは やまいのかさん はるおぼろ) 17415 【季語】 春朧 【季節】 三春 壁向う 嫁の寝息も 春模様 (かべむこう よめのねいきも はるもよう) 17416 【季語】 春 【季節】 三春 春あけぼの 2015年02月25日 | 俳句 忘れ物 春あけぼのを 未だ見ず (わすれもの はるあけぼのを いまだみず) 17387 【季語】 春曙 【季節】 三春 夢の中 まどろみ深く 春の闇 (ゆめのなか まどろみふかく はるのやみ) 17388 【季語】 春の闇 【季節】 三春 懐かしき 受験戦争 苦楽あり (なつかしき じゅけんせんそう くらくあり) 17389 【季語】 受験 【季節】 仲春 春愁や 日差し眩しく 目を閉じし (しゅんしゅうや ひざしまぶしく めをとじし) 17390 【季語】 春愁 【季節】 三春 緩やかに 水の流れて 春の音 (ゆるやかに みずのながれて はるのおと) 17391 【季語】 春 【季節】 三春 聞こえるや 水の囁き 春の鯉 (きこえるや みずのささやき はるのこい) 17392 【季語】 春 【季節】 三春 菜の花や 黄と緑の 単純さ (なのはなや きとみどりの たんじゅんさ) 17393 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 薺咲く ポンポンポンと 音鳴らし (なずなさく ぽんぽんぽんと おとならし) 17394 【季語】 薺咲く 【季節】 三春 朝寝して 昼寝してまた 夜寝して (あさねして ひるねしてまた よるねして) 17395 【季語】 朝寝 【季節】 三春 シャボン玉 用意して待つ この十年 (しゃぼんだま よういしてまつ このととせ) 17396 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 上を向く いいことありそ 春の空 (うえをむく いいことありそ はるのそら) 17397 【季語】 春 【季節】 三春 土筆には なんで筆付く 土が付く (つくしには なんでふでつく つちがつく) 17398 【季語】 土筆 【季節】 仲春 忘れよう 春幾たびの 温もりを (わすれよう はるいくたびの ぬくもりを) 17399 【季語】 春 【季節】 三春 古びりし 二月如月 甘いキス (ふるびりし にがつきさらぎ あまいきす) 17400 【季語】 如月 【季節】 仲春 我が居場所 捜しあぐねて 春朧 (わがいばしょ さがしあぐねて はるおぼろ) 17401 【季語】 春朧 【季節】 三春 春寒に 窓の鍵締め 深呼吸 (はるさむに まどのかぎしめ しんこきゅう) 17402 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の闇 人生なんて 一人旅 (はるのやみ じんせいなんて ひとりたび) 17403 【季語】 春の闇 【季節】 三春 嫁の言う 美しき鳥 春鶺鴒 (よめのいう うつくしきとり はるせきれい) 17404 【季語】 春 【季節】 三春 春の闇 2015年02月24日 | 俳句 悪役の 演技身に沁む 春催い (あくやくの えんぎみにしむ はるもよい) 17375 【季語】 春 【季節】 三春 春の闇 問答無用の アベコベさ (はるのやみ もんどうむようの あべこべさ) 17376 【季語】 春 【季節】 三春 旧農相は庶民には解らぬ頭良さ。首相は、もっとよし、先祖よし。 路地肩に 隠れる如く 野梅咲く (ろじかたに かくれるごとく のうめさく) 17377 【季語】 野梅 【季節】 初春 春時雨 百均傘も 役に立ち (はるしぐれ ひゃっきんかさも やくにたち) 17378 【季語】 春時雨 【季節】 三春 息長く 鼻に残りし 春の風邪 (いきながく はなにのこりし はるのかぜ) 17379 【季語】 春 【季節】 三春 お出掛けの 春は名のみの 装いに (おでかけの はるはなのみの よそおいに) 17380 【季語】 春 【季節】 三春 食べさせて 貰っています 春昼餉 (たべさせて もらっています はるひるげ) 17381 【季語】 春 【季節】 三春 飛梅や 故郷出でて 四ニ年に (とびうめや ふるさといでて しにどしに) 17382 【季語】 飛梅 【季節】 初春 亀啼きて 加齢も華麗 数忘る (かめなきて かれいもかれい かぞぼうる) 17383 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 珈琲も 睡眠薬や 春朝寝 (こーひーも すいみんやくや はるあさね) 17384 【季語】 朝寝 【季節】 三春 身も竦む 春の鴉の 一吼えに (みもすくむ はるのからすの ひとほえに) 17385 【季語】 春 【季節】 三春 猫の戀 声無くば良き 喧しさ (ねこのこい こえなくばよき やかましさ) 17386 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 蒲公英 2015年02月22日 | 俳句 カーテン越し 洩れる日射しに 春を見る (かーてんごし もれるひざしに はるをみる) 17363 【季語】 春 【季節】 三春 卓越しに 見つめる瞳 春の色 (たくごしに みつめるひとみ はるのいろ) 17364 【季語】 春 【季節】 三春 麗かや 捨てたきものを 捨てられて (うららかや すてたきものを すてられて) 17365 【季語】 麗らか 【季節】 三春 春めきて 丼食す 昼夜と (はるめきて どんぶりしょくす ひるよると) 17366 【季語】 春めく 【季節】 初春 松籟や 松毬揺らす 寒さかな (しょうらいや まつかさゆらす さむさかな) 17367 【季語】 寒さ 【季節】 三冬 松籟(しょうらい)=松の梢(こずえ)に吹く風。また、その音。 筆さえも 百均で買う 春旱 (ふでさえも ひゃっきんでかう はるひでり) 17368 【季語】 春 【季節】 三春 春光や いまだに窓を 開けられず (しゅんこうや いまだにまどを あけられず) 17369 【季語】 春光 【季節】 三春 蒲公英の 絮のみ残る 哀れさよ (たんぽぽの わたのみのこる あわれさよ) 17370 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 我が力 劣るを知りて 春愁い (わがちから おとるをしりて はるうれい) 17371 【季語】 春愁 【季節】 三春 一生が 挫折の続く 冬の旅 (いっしょうが ざせつのつづく ふゆのたび) 17372 【季語】 冬 【季節】 三冬 三歩先 鶺鴒止まり 逃げもせで (さんほさき せきれいとまり にげもせで) 17373 【季語】 鶺鴒 【季節】 三秋 墨磨れば 心落ち着く 春の朝 (すみすれば こころおちつく はるのあさ) 17374 【季語】 春 【季節】 三春 正坐胼胝(せいざたこ) 2015年02月21日 | 俳句 春朧 猫の舌なる 菓子ありき (はるおぼろ ねこのしたなる かしありき) 17355 【季語】 春朧 【季節】 三春 ラング・ド・シャ(フランス語: langue de chat):細長い独特の形をしたクッキーまたはビスケット。 座り胼胝 所移りて 春異変 (すわりだこ ところうつりて はるいへん) 17356 【季語】 春 【季節】 三春 座り胼胝(だこ)=正坐胼胝=正座によってくるぶしの所にできる胼胝 断酒して 朧になりき 二日酔い (だんしゅして おぼろになりき ふつかよい) 17357 【季語】 朧 【季節】 三春 挨拶も 乱れて居りぬ 春愁い (あいさつも みだれておりぬ はるうれい) 17358 【季語】 春愁 【季節】 三春 春闘や 国会だけの 大人しさ (しゅんとうや こっかいだけの おとなしさ) 17359 【季語】 春闘 【季節】 晩春 幸不幸 半々にして 春おぼろ (こうふこう はんはんにして はるおぼろ) 17360 【季語】 春朧 【季節】 三春 闇夜から 導かる如 風光る (やみよから みちびかるごと かぜひかる) 17361 【季語】 風光る 【季節】 三春 伸びをして 一日明くる 春の朝 (のびをして ついたちあくる はるのあさ) 17362 【季語】 春 【季節】 三春 春一番 2015年02月20日 | 俳句 自堕落と 思わば思え 春の風邪 (じだらくと おもわばおもえ はるのかぜ) 17341 【季語】 春 【季節】 三春 老いされば 一つの憐れ 朝寝かな (おいされば ひとつのあわれ あさねかな) 17342 【季語】 朝寝 【季節】 三春 蒲公英の 絮追う気概 我にあり (たんぽぽの わたおうきがい われにあり) 17343 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 捨てるもの すべて捨てきり 春一番 (すてるもの すべてすてきり はるいちばん) 17344 【季語】 春一番 【季節】 仲春 見て居れば つがいが多き 春の鳥 (みておれば つがいがおおき はるのとり) 17345 【季語】 春 【季節】 三春 今はただ あめんぼ追いし 妹恋し (いまはただ あめんぼおいし いもこいし) 17346 【季語】 あめんぼ 【季節】 三夏 手が出たぞ 御玉杓子に 足が出た (てがでたぞ おたまじゃくしに あしがでた) 17347 【季語】 御玉杓子 【季節】 晩春 たかが梅 なれど一番 飛梅よ (たかがうめ なれどいちばん とびうめよ) 17348 【季語】 飛梅 【季節】 初春 春が来た 野から山から 春が来た (はるがきた のからやまから はるがきた) 17349 【季語】 春来る 【季節】 初春 文字かすみ 老いが見えしか 春時計 (もじかすみ おいがみえしか はるどけい) 17350 【季語】 春 【季節】 三春 花椿 つんつん椿 恋の花 (はなつばき つんつんつばき こいのはな) 17351 【季語】 椿 【季節】 三春 春一番 今か今かと 待ちくたぶ (はるいちばん いまかいまかと まちくたぶ) 17352 【季語】 春一番 【季節】 仲春 どの局も 三寒四温 触れぬ謎 (どのきょくも さんかんしおん ふれぬなぞ) 17353 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 宰相の 本音が見えし 春の野次 (さいしょうの ほんねがみえし はるのやじ) 17354 【季語】 春 【季節】 三春 色無き風 2015年02月19日 | 写真教室 写真俳句紹介 もみじ葉や 光る瓦に 笑いあり (もみじはや ひかるかわらに わらいあり) S99 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋 石庭に 冬を忘るる 風そよぐ (せきていに ふゆをわするる かぜそよぐ) S100 【季語】 冬 【季節】 三冬 今はまだ 人手を借りし 寒桜 (いまはまだ ひとでをかりし かんざくら) S101 【季語】 寒桜 【季節】 晩冬 冬日向 枝垂れ柳も 整然と (ふゆひなた しだれやなぎも せいぜんと) S102 【季語】 冬日向 【季節】 三冬 店先は 小春日映えて 温もりが (みせさきは こはるびはえて ぬくもりが) S103 【季語】 小春日 【季節】 初冬 冬ざれて 店頭ミルの お出迎え (ふゆざれて てんとうみるの おでむかえ) S104 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬近し もみじにたぬきの 不釣合 (ふゆちかし もみじにたぬきの ふつりあい) S105 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋 色映える もみじの朱に 雲と空 (いろはえる もみじのあかに くもとそら) S106 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋 通り抜け 覗く向うに うすもみじ (とおりぬけ のぞくむこうに うすもみじ) S107 【季語】 薄紅葉 【季節】 仲秋 雨雫 ゆるゆる流る 冬の旅 (あめしずく ゆるゆるながる ふゆのたび) S108 【季語】 冬 【季節】 三冬 冬めきて 赤提灯に 誘われし (ふゆめきて あかちょうちんに さそわれし) S109 【季語】 冬めく 【季節】 初冬 微動だに せぬ雲水に 北颪 (びどうだに せぬうんすいに きたおろし) S110 【季語】 北颪 【季節】 三冬 閑かさや 水面に映る 小春空 (しずかさや みなもにうつる こはるぞら) S111 【季語】 小春 【季節】 初冬 盆栽や 剪定待ちの 冬支度 (ぼんさいや せんていまちの ふゆじたく) S112 【季語】 冬支度 【季節】 晩秋 冬ざれて 視線の先の 想い入れ (ふゆざれて しせんのさきの おもいいれ) S113 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬ざれて これが龍虎の 対決ぞ (ふゆざれて これがりゅうこの たいけつぞ) S114 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 痩せ蛙 隅に置けずに しがみ付き (やせがえる すみにおけずに しがみつき) S115 【季語】 蛙 【季節】 三春 その先は 秋の終わりか 気の乱れ (そのさきは あきのおわりか きのみだれ) S116 【季語】 秋の終わり 【季節】 晩秋 小春日や 屋号四つの 玄関口 (こはるびや やごうよっつの げんかんぐち) S117 【季語】 小春日 【季節】 初冬 沈黙の 対決ありや 冬の空 (ちんもくの たいけつありや ふゆのそら) S118 【季語】 冬 【季節】 三冬 色街も 楽しからずや 冬日向 (いろまちも たのしからずや ふゆひなた) S119 【季語】 冬 【季節】 三冬 高下駄や 色無き風は 蹴られけり (たかげたや いろなきかぜは けられけり) S120 【季語】 色無き風 【季節】 三秋 電飾に 捕らわれ感ず 隙間風 (でんしょくに とらわれかんず すきまかぜ) S121 【季語】 隙間風 【季節】 三冬 忍び寄る 冬の気配の 京の街 (しのびよる ふゆのけはいの きょうのまち) S122 【季語】 冬の気配 【季節】 晩秋 春愁 2015年02月19日 | 俳句 春愁や 枝に引っ掛かる 凧難儀 (しゅんしゅうや えだにひっかかる たこなんぎ) 17329 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 病でなくば 気も安く (しゅんしゅうや やまいでなくば きもやすく) 17330 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 人それぞれの 気の昏さ (しゅんしゅうや ひとそれぞれの きのくらさ) 17331 【季語】 春愁 【季節】 三春 目減りする 年金暮らし 闇の春 (めべりする ねんきんくらし やみのはる) 17332 【季語】 春 【季節】 三春 入学や 体に合わぬ ランドセル (にゅうがくや からだにあわぬ らんどせる) 17333 【季語】 入学 【季節】 晩春 牛乳屋 止めし長男 長朝寝 (ぎゅうにゅうや やめしちょうなん ながあさね) 17334 【季語】 朝寝 【季節】 三春 寝ておれば 春はあけぼの 遠くなり (ねておれば はるはあけぼの とおくなり) 17335 【季語】 春 【季節】 三春 気も暗し 雨傘代用 春日傘 (きもくらし あまがさだいよう はるひがさ) 17336 【季語】 春日傘 【季節】 晩春 世の中は 三寒四温 理屈抜き (よのなかは さんかんしおん りくつぬき) 17337 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 水温む 洗顔時の 至福感 (みずぬるむ せんがんどきの しふくかん) 17338 【季語】 水温む 【季節】 仲春 亀鳴くを 知るや知らずや 俳人は (かめなくを しるやしらずや はいじんは) 17339 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 目借時 寝かせカレーの 蓋重し (めかりどき ねかせかれーの ふたおもし) 17340 【季語】 目借時 【季節】 晩春 風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
目借時 2015年02月26日 | 俳句 野ざらしの 自転車サドル 春の雨 (のざらしの じてんしゃさどる はるのあめ) 17417 【季語】 春 【季節】 三春 散歩道 記憶を辿り 梅探し (さんぽみち きおくをたどり うめさがし) 17418 【季語】 梅 【季節】 初春 梅が香や 息吐かなくば 匂えぬぞ (うめがかや いきはかなくば におえぬぞ) 17419 【季語】 梅 【季節】 初春 春うらら 父子で遊ぶ 滑り台 (はるうらら おやこであそぶ すべりだい) 17420 【季語】 春うらら 【季節】 三春 落椿 光を受けて 地に映えし (おちつばき ひかりをうけて ちにはえし) 17421 【季語】 落椿 【季節】 三春 目覚めれば 昼の午後とや 春おぼろ (めざめれば ひるのごごとや はるおぼろ) 17422 【季語】 春朧 【季節】 三春 木々抜けて 漣の如 風光る (きぎぬけて さざなみのごと かぜひかる) 17423 【季語】 風光る 【季節】 三春 ゆるゆると 刻は流れて 春の暮 (ゆるゆると ときはながれて はるのくれ) 17424 【季語】 春の暮 【季節】 三春 駄目は駄目 言えぬが多き 暮の春 (だめはだめ いえぬがおおき くれのはる) 17425 【季語】 暮の春 【季節】 晩春 苦かりし 卒業延期の 歴史あり (にがかりし そつぎょうえんきの れきしあり) 17426 【季語】 卒業 【季節】 仲春 団塊っ子 世に憚りて 暮の春 (だんかいっこ よにはばかりて くれのはる) 17427 【季語】 暮の春 【季節】 晩春 別の声 別の顔ある 目借時 (べつのこえ べつのかおある めかりどき) 17428 【季語】 目借時 【季節】 晩春 春雨 2015年02月26日 | 俳句 梅の花 裏から見ても 愛おしく (うめのはな うらからみても いとおしく) 17405 【季語】 梅 【季節】 初春 飛梅や 昔々の 戀話 (とびうめや むかしむかしの こいばなし) 17406 【季語】 飛梅 【季節】 初春 半月や 白梅に咲く 月明かり (はんげつや しらうめにさく つきあかり) 17407 【季語】 白梅 【季節】 初春 一面の 菜の花畑 海に入る (いちめんの なのはなばたけ うみにいる) 17408 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 春愁や 昔を辿り 苦笑い (しゅんしゅうや むかしをたどり にがわらい) 17409 【季語】 春愁 【季節】 三春 遅ればせ 春来にけらし 我が家にも (おくればせ はるきにけらし わがやにも) 17410 【季語】 春来る 【季節】 初春 春雨や 差すかささずか 濡れ惑い (はるさめや さすかささずか ぬれまどい) 17411 【季語】 春雨 【季節】 三春 股ぐらを 通り過ぐるや 春一番 (またぐらを とおりかぐるや はるいちばん) 17412 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁い 影に見出す 己が齢 (はるうれい かげにみいだす おのがとし) 17413 【季語】 春愁 【季節】 三春 佐保姫は 何時お出掛けか 苺待つ (さほひめは いつおでかけか いちごまつ) 17414 【季語】 佐保姫 【季節】 三春 加齢とは 病の加算 春朧 (かれいとは やまいのかさん はるおぼろ) 17415 【季語】 春朧 【季節】 三春 壁向う 嫁の寝息も 春模様 (かべむこう よめのねいきも はるもよう) 17416 【季語】 春 【季節】 三春 春あけぼの 2015年02月25日 | 俳句 忘れ物 春あけぼのを 未だ見ず (わすれもの はるあけぼのを いまだみず) 17387 【季語】 春曙 【季節】 三春 夢の中 まどろみ深く 春の闇 (ゆめのなか まどろみふかく はるのやみ) 17388 【季語】 春の闇 【季節】 三春 懐かしき 受験戦争 苦楽あり (なつかしき じゅけんせんそう くらくあり) 17389 【季語】 受験 【季節】 仲春 春愁や 日差し眩しく 目を閉じし (しゅんしゅうや ひざしまぶしく めをとじし) 17390 【季語】 春愁 【季節】 三春 緩やかに 水の流れて 春の音 (ゆるやかに みずのながれて はるのおと) 17391 【季語】 春 【季節】 三春 聞こえるや 水の囁き 春の鯉 (きこえるや みずのささやき はるのこい) 17392 【季語】 春 【季節】 三春 菜の花や 黄と緑の 単純さ (なのはなや きとみどりの たんじゅんさ) 17393 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 薺咲く ポンポンポンと 音鳴らし (なずなさく ぽんぽんぽんと おとならし) 17394 【季語】 薺咲く 【季節】 三春 朝寝して 昼寝してまた 夜寝して (あさねして ひるねしてまた よるねして) 17395 【季語】 朝寝 【季節】 三春 シャボン玉 用意して待つ この十年 (しゃぼんだま よういしてまつ このととせ) 17396 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 上を向く いいことありそ 春の空 (うえをむく いいことありそ はるのそら) 17397 【季語】 春 【季節】 三春 土筆には なんで筆付く 土が付く (つくしには なんでふでつく つちがつく) 17398 【季語】 土筆 【季節】 仲春 忘れよう 春幾たびの 温もりを (わすれよう はるいくたびの ぬくもりを) 17399 【季語】 春 【季節】 三春 古びりし 二月如月 甘いキス (ふるびりし にがつきさらぎ あまいきす) 17400 【季語】 如月 【季節】 仲春 我が居場所 捜しあぐねて 春朧 (わがいばしょ さがしあぐねて はるおぼろ) 17401 【季語】 春朧 【季節】 三春 春寒に 窓の鍵締め 深呼吸 (はるさむに まどのかぎしめ しんこきゅう) 17402 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の闇 人生なんて 一人旅 (はるのやみ じんせいなんて ひとりたび) 17403 【季語】 春の闇 【季節】 三春 嫁の言う 美しき鳥 春鶺鴒 (よめのいう うつくしきとり はるせきれい) 17404 【季語】 春 【季節】 三春 春の闇 2015年02月24日 | 俳句 悪役の 演技身に沁む 春催い (あくやくの えんぎみにしむ はるもよい) 17375 【季語】 春 【季節】 三春 春の闇 問答無用の アベコベさ (はるのやみ もんどうむようの あべこべさ) 17376 【季語】 春 【季節】 三春 旧農相は庶民には解らぬ頭良さ。首相は、もっとよし、先祖よし。 路地肩に 隠れる如く 野梅咲く (ろじかたに かくれるごとく のうめさく) 17377 【季語】 野梅 【季節】 初春 春時雨 百均傘も 役に立ち (はるしぐれ ひゃっきんかさも やくにたち) 17378 【季語】 春時雨 【季節】 三春 息長く 鼻に残りし 春の風邪 (いきながく はなにのこりし はるのかぜ) 17379 【季語】 春 【季節】 三春 お出掛けの 春は名のみの 装いに (おでかけの はるはなのみの よそおいに) 17380 【季語】 春 【季節】 三春 食べさせて 貰っています 春昼餉 (たべさせて もらっています はるひるげ) 17381 【季語】 春 【季節】 三春 飛梅や 故郷出でて 四ニ年に (とびうめや ふるさといでて しにどしに) 17382 【季語】 飛梅 【季節】 初春 亀啼きて 加齢も華麗 数忘る (かめなきて かれいもかれい かぞぼうる) 17383 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 珈琲も 睡眠薬や 春朝寝 (こーひーも すいみんやくや はるあさね) 17384 【季語】 朝寝 【季節】 三春 身も竦む 春の鴉の 一吼えに (みもすくむ はるのからすの ひとほえに) 17385 【季語】 春 【季節】 三春 猫の戀 声無くば良き 喧しさ (ねこのこい こえなくばよき やかましさ) 17386 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 蒲公英 2015年02月22日 | 俳句 カーテン越し 洩れる日射しに 春を見る (かーてんごし もれるひざしに はるをみる) 17363 【季語】 春 【季節】 三春 卓越しに 見つめる瞳 春の色 (たくごしに みつめるひとみ はるのいろ) 17364 【季語】 春 【季節】 三春 麗かや 捨てたきものを 捨てられて (うららかや すてたきものを すてられて) 17365 【季語】 麗らか 【季節】 三春 春めきて 丼食す 昼夜と (はるめきて どんぶりしょくす ひるよると) 17366 【季語】 春めく 【季節】 初春 松籟や 松毬揺らす 寒さかな (しょうらいや まつかさゆらす さむさかな) 17367 【季語】 寒さ 【季節】 三冬 松籟(しょうらい)=松の梢(こずえ)に吹く風。また、その音。 筆さえも 百均で買う 春旱 (ふでさえも ひゃっきんでかう はるひでり) 17368 【季語】 春 【季節】 三春 春光や いまだに窓を 開けられず (しゅんこうや いまだにまどを あけられず) 17369 【季語】 春光 【季節】 三春 蒲公英の 絮のみ残る 哀れさよ (たんぽぽの わたのみのこる あわれさよ) 17370 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 我が力 劣るを知りて 春愁い (わがちから おとるをしりて はるうれい) 17371 【季語】 春愁 【季節】 三春 一生が 挫折の続く 冬の旅 (いっしょうが ざせつのつづく ふゆのたび) 17372 【季語】 冬 【季節】 三冬 三歩先 鶺鴒止まり 逃げもせで (さんほさき せきれいとまり にげもせで) 17373 【季語】 鶺鴒 【季節】 三秋 墨磨れば 心落ち着く 春の朝 (すみすれば こころおちつく はるのあさ) 17374 【季語】 春 【季節】 三春 正坐胼胝(せいざたこ) 2015年02月21日 | 俳句 春朧 猫の舌なる 菓子ありき (はるおぼろ ねこのしたなる かしありき) 17355 【季語】 春朧 【季節】 三春 ラング・ド・シャ(フランス語: langue de chat):細長い独特の形をしたクッキーまたはビスケット。 座り胼胝 所移りて 春異変 (すわりだこ ところうつりて はるいへん) 17356 【季語】 春 【季節】 三春 座り胼胝(だこ)=正坐胼胝=正座によってくるぶしの所にできる胼胝 断酒して 朧になりき 二日酔い (だんしゅして おぼろになりき ふつかよい) 17357 【季語】 朧 【季節】 三春 挨拶も 乱れて居りぬ 春愁い (あいさつも みだれておりぬ はるうれい) 17358 【季語】 春愁 【季節】 三春 春闘や 国会だけの 大人しさ (しゅんとうや こっかいだけの おとなしさ) 17359 【季語】 春闘 【季節】 晩春 幸不幸 半々にして 春おぼろ (こうふこう はんはんにして はるおぼろ) 17360 【季語】 春朧 【季節】 三春 闇夜から 導かる如 風光る (やみよから みちびかるごと かぜひかる) 17361 【季語】 風光る 【季節】 三春 伸びをして 一日明くる 春の朝 (のびをして ついたちあくる はるのあさ) 17362 【季語】 春 【季節】 三春 春一番 2015年02月20日 | 俳句 自堕落と 思わば思え 春の風邪 (じだらくと おもわばおもえ はるのかぜ) 17341 【季語】 春 【季節】 三春 老いされば 一つの憐れ 朝寝かな (おいされば ひとつのあわれ あさねかな) 17342 【季語】 朝寝 【季節】 三春 蒲公英の 絮追う気概 我にあり (たんぽぽの わたおうきがい われにあり) 17343 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 捨てるもの すべて捨てきり 春一番 (すてるもの すべてすてきり はるいちばん) 17344 【季語】 春一番 【季節】 仲春 見て居れば つがいが多き 春の鳥 (みておれば つがいがおおき はるのとり) 17345 【季語】 春 【季節】 三春 今はただ あめんぼ追いし 妹恋し (いまはただ あめんぼおいし いもこいし) 17346 【季語】 あめんぼ 【季節】 三夏 手が出たぞ 御玉杓子に 足が出た (てがでたぞ おたまじゃくしに あしがでた) 17347 【季語】 御玉杓子 【季節】 晩春 たかが梅 なれど一番 飛梅よ (たかがうめ なれどいちばん とびうめよ) 17348 【季語】 飛梅 【季節】 初春 春が来た 野から山から 春が来た (はるがきた のからやまから はるがきた) 17349 【季語】 春来る 【季節】 初春 文字かすみ 老いが見えしか 春時計 (もじかすみ おいがみえしか はるどけい) 17350 【季語】 春 【季節】 三春 花椿 つんつん椿 恋の花 (はなつばき つんつんつばき こいのはな) 17351 【季語】 椿 【季節】 三春 春一番 今か今かと 待ちくたぶ (はるいちばん いまかいまかと まちくたぶ) 17352 【季語】 春一番 【季節】 仲春 どの局も 三寒四温 触れぬ謎 (どのきょくも さんかんしおん ふれぬなぞ) 17353 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 宰相の 本音が見えし 春の野次 (さいしょうの ほんねがみえし はるのやじ) 17354 【季語】 春 【季節】 三春 色無き風 2015年02月19日 | 写真教室 写真俳句紹介 もみじ葉や 光る瓦に 笑いあり (もみじはや ひかるかわらに わらいあり) S99 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋 石庭に 冬を忘るる 風そよぐ (せきていに ふゆをわするる かぜそよぐ) S100 【季語】 冬 【季節】 三冬 今はまだ 人手を借りし 寒桜 (いまはまだ ひとでをかりし かんざくら) S101 【季語】 寒桜 【季節】 晩冬 冬日向 枝垂れ柳も 整然と (ふゆひなた しだれやなぎも せいぜんと) S102 【季語】 冬日向 【季節】 三冬 店先は 小春日映えて 温もりが (みせさきは こはるびはえて ぬくもりが) S103 【季語】 小春日 【季節】 初冬 冬ざれて 店頭ミルの お出迎え (ふゆざれて てんとうみるの おでむかえ) S104 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬近し もみじにたぬきの 不釣合 (ふゆちかし もみじにたぬきの ふつりあい) S105 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋 色映える もみじの朱に 雲と空 (いろはえる もみじのあかに くもとそら) S106 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋 通り抜け 覗く向うに うすもみじ (とおりぬけ のぞくむこうに うすもみじ) S107 【季語】 薄紅葉 【季節】 仲秋 雨雫 ゆるゆる流る 冬の旅 (あめしずく ゆるゆるながる ふゆのたび) S108 【季語】 冬 【季節】 三冬 冬めきて 赤提灯に 誘われし (ふゆめきて あかちょうちんに さそわれし) S109 【季語】 冬めく 【季節】 初冬 微動だに せぬ雲水に 北颪 (びどうだに せぬうんすいに きたおろし) S110 【季語】 北颪 【季節】 三冬 閑かさや 水面に映る 小春空 (しずかさや みなもにうつる こはるぞら) S111 【季語】 小春 【季節】 初冬 盆栽や 剪定待ちの 冬支度 (ぼんさいや せんていまちの ふゆじたく) S112 【季語】 冬支度 【季節】 晩秋 冬ざれて 視線の先の 想い入れ (ふゆざれて しせんのさきの おもいいれ) S113 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬ざれて これが龍虎の 対決ぞ (ふゆざれて これがりゅうこの たいけつぞ) S114 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 痩せ蛙 隅に置けずに しがみ付き (やせがえる すみにおけずに しがみつき) S115 【季語】 蛙 【季節】 三春 その先は 秋の終わりか 気の乱れ (そのさきは あきのおわりか きのみだれ) S116 【季語】 秋の終わり 【季節】 晩秋 小春日や 屋号四つの 玄関口 (こはるびや やごうよっつの げんかんぐち) S117 【季語】 小春日 【季節】 初冬 沈黙の 対決ありや 冬の空 (ちんもくの たいけつありや ふゆのそら) S118 【季語】 冬 【季節】 三冬 色街も 楽しからずや 冬日向 (いろまちも たのしからずや ふゆひなた) S119 【季語】 冬 【季節】 三冬 高下駄や 色無き風は 蹴られけり (たかげたや いろなきかぜは けられけり) S120 【季語】 色無き風 【季節】 三秋 電飾に 捕らわれ感ず 隙間風 (でんしょくに とらわれかんず すきまかぜ) S121 【季語】 隙間風 【季節】 三冬 忍び寄る 冬の気配の 京の街 (しのびよる ふゆのけはいの きょうのまち) S122 【季語】 冬の気配 【季節】 晩秋 春愁 2015年02月19日 | 俳句 春愁や 枝に引っ掛かる 凧難儀 (しゅんしゅうや えだにひっかかる たこなんぎ) 17329 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 病でなくば 気も安く (しゅんしゅうや やまいでなくば きもやすく) 17330 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 人それぞれの 気の昏さ (しゅんしゅうや ひとそれぞれの きのくらさ) 17331 【季語】 春愁 【季節】 三春 目減りする 年金暮らし 闇の春 (めべりする ねんきんくらし やみのはる) 17332 【季語】 春 【季節】 三春 入学や 体に合わぬ ランドセル (にゅうがくや からだにあわぬ らんどせる) 17333 【季語】 入学 【季節】 晩春 牛乳屋 止めし長男 長朝寝 (ぎゅうにゅうや やめしちょうなん ながあさね) 17334 【季語】 朝寝 【季節】 三春 寝ておれば 春はあけぼの 遠くなり (ねておれば はるはあけぼの とおくなり) 17335 【季語】 春 【季節】 三春 気も暗し 雨傘代用 春日傘 (きもくらし あまがさだいよう はるひがさ) 17336 【季語】 春日傘 【季節】 晩春 世の中は 三寒四温 理屈抜き (よのなかは さんかんしおん りくつぬき) 17337 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 水温む 洗顔時の 至福感 (みずぬるむ せんがんどきの しふくかん) 17338 【季語】 水温む 【季節】 仲春 亀鳴くを 知るや知らずや 俳人は (かめなくを しるやしらずや はいじんは) 17339 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 目借時 寝かせカレーの 蓋重し (めかりどき ねかせかれーの ふたおもし) 17340 【季語】 目借時 【季節】 晩春 風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
春雨 2015年02月26日 | 俳句 梅の花 裏から見ても 愛おしく (うめのはな うらからみても いとおしく) 17405 【季語】 梅 【季節】 初春 飛梅や 昔々の 戀話 (とびうめや むかしむかしの こいばなし) 17406 【季語】 飛梅 【季節】 初春 半月や 白梅に咲く 月明かり (はんげつや しらうめにさく つきあかり) 17407 【季語】 白梅 【季節】 初春 一面の 菜の花畑 海に入る (いちめんの なのはなばたけ うみにいる) 17408 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 春愁や 昔を辿り 苦笑い (しゅんしゅうや むかしをたどり にがわらい) 17409 【季語】 春愁 【季節】 三春 遅ればせ 春来にけらし 我が家にも (おくればせ はるきにけらし わがやにも) 17410 【季語】 春来る 【季節】 初春 春雨や 差すかささずか 濡れ惑い (はるさめや さすかささずか ぬれまどい) 17411 【季語】 春雨 【季節】 三春 股ぐらを 通り過ぐるや 春一番 (またぐらを とおりかぐるや はるいちばん) 17412 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁い 影に見出す 己が齢 (はるうれい かげにみいだす おのがとし) 17413 【季語】 春愁 【季節】 三春 佐保姫は 何時お出掛けか 苺待つ (さほひめは いつおでかけか いちごまつ) 17414 【季語】 佐保姫 【季節】 三春 加齢とは 病の加算 春朧 (かれいとは やまいのかさん はるおぼろ) 17415 【季語】 春朧 【季節】 三春 壁向う 嫁の寝息も 春模様 (かべむこう よめのねいきも はるもよう) 17416 【季語】 春 【季節】 三春 春あけぼの 2015年02月25日 | 俳句 忘れ物 春あけぼのを 未だ見ず (わすれもの はるあけぼのを いまだみず) 17387 【季語】 春曙 【季節】 三春 夢の中 まどろみ深く 春の闇 (ゆめのなか まどろみふかく はるのやみ) 17388 【季語】 春の闇 【季節】 三春 懐かしき 受験戦争 苦楽あり (なつかしき じゅけんせんそう くらくあり) 17389 【季語】 受験 【季節】 仲春 春愁や 日差し眩しく 目を閉じし (しゅんしゅうや ひざしまぶしく めをとじし) 17390 【季語】 春愁 【季節】 三春 緩やかに 水の流れて 春の音 (ゆるやかに みずのながれて はるのおと) 17391 【季語】 春 【季節】 三春 聞こえるや 水の囁き 春の鯉 (きこえるや みずのささやき はるのこい) 17392 【季語】 春 【季節】 三春 菜の花や 黄と緑の 単純さ (なのはなや きとみどりの たんじゅんさ) 17393 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 薺咲く ポンポンポンと 音鳴らし (なずなさく ぽんぽんぽんと おとならし) 17394 【季語】 薺咲く 【季節】 三春 朝寝して 昼寝してまた 夜寝して (あさねして ひるねしてまた よるねして) 17395 【季語】 朝寝 【季節】 三春 シャボン玉 用意して待つ この十年 (しゃぼんだま よういしてまつ このととせ) 17396 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 上を向く いいことありそ 春の空 (うえをむく いいことありそ はるのそら) 17397 【季語】 春 【季節】 三春 土筆には なんで筆付く 土が付く (つくしには なんでふでつく つちがつく) 17398 【季語】 土筆 【季節】 仲春 忘れよう 春幾たびの 温もりを (わすれよう はるいくたびの ぬくもりを) 17399 【季語】 春 【季節】 三春 古びりし 二月如月 甘いキス (ふるびりし にがつきさらぎ あまいきす) 17400 【季語】 如月 【季節】 仲春 我が居場所 捜しあぐねて 春朧 (わがいばしょ さがしあぐねて はるおぼろ) 17401 【季語】 春朧 【季節】 三春 春寒に 窓の鍵締め 深呼吸 (はるさむに まどのかぎしめ しんこきゅう) 17402 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の闇 人生なんて 一人旅 (はるのやみ じんせいなんて ひとりたび) 17403 【季語】 春の闇 【季節】 三春 嫁の言う 美しき鳥 春鶺鴒 (よめのいう うつくしきとり はるせきれい) 17404 【季語】 春 【季節】 三春 春の闇 2015年02月24日 | 俳句 悪役の 演技身に沁む 春催い (あくやくの えんぎみにしむ はるもよい) 17375 【季語】 春 【季節】 三春 春の闇 問答無用の アベコベさ (はるのやみ もんどうむようの あべこべさ) 17376 【季語】 春 【季節】 三春 旧農相は庶民には解らぬ頭良さ。首相は、もっとよし、先祖よし。 路地肩に 隠れる如く 野梅咲く (ろじかたに かくれるごとく のうめさく) 17377 【季語】 野梅 【季節】 初春 春時雨 百均傘も 役に立ち (はるしぐれ ひゃっきんかさも やくにたち) 17378 【季語】 春時雨 【季節】 三春 息長く 鼻に残りし 春の風邪 (いきながく はなにのこりし はるのかぜ) 17379 【季語】 春 【季節】 三春 お出掛けの 春は名のみの 装いに (おでかけの はるはなのみの よそおいに) 17380 【季語】 春 【季節】 三春 食べさせて 貰っています 春昼餉 (たべさせて もらっています はるひるげ) 17381 【季語】 春 【季節】 三春 飛梅や 故郷出でて 四ニ年に (とびうめや ふるさといでて しにどしに) 17382 【季語】 飛梅 【季節】 初春 亀啼きて 加齢も華麗 数忘る (かめなきて かれいもかれい かぞぼうる) 17383 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 珈琲も 睡眠薬や 春朝寝 (こーひーも すいみんやくや はるあさね) 17384 【季語】 朝寝 【季節】 三春 身も竦む 春の鴉の 一吼えに (みもすくむ はるのからすの ひとほえに) 17385 【季語】 春 【季節】 三春 猫の戀 声無くば良き 喧しさ (ねこのこい こえなくばよき やかましさ) 17386 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 蒲公英 2015年02月22日 | 俳句 カーテン越し 洩れる日射しに 春を見る (かーてんごし もれるひざしに はるをみる) 17363 【季語】 春 【季節】 三春 卓越しに 見つめる瞳 春の色 (たくごしに みつめるひとみ はるのいろ) 17364 【季語】 春 【季節】 三春 麗かや 捨てたきものを 捨てられて (うららかや すてたきものを すてられて) 17365 【季語】 麗らか 【季節】 三春 春めきて 丼食す 昼夜と (はるめきて どんぶりしょくす ひるよると) 17366 【季語】 春めく 【季節】 初春 松籟や 松毬揺らす 寒さかな (しょうらいや まつかさゆらす さむさかな) 17367 【季語】 寒さ 【季節】 三冬 松籟(しょうらい)=松の梢(こずえ)に吹く風。また、その音。 筆さえも 百均で買う 春旱 (ふでさえも ひゃっきんでかう はるひでり) 17368 【季語】 春 【季節】 三春 春光や いまだに窓を 開けられず (しゅんこうや いまだにまどを あけられず) 17369 【季語】 春光 【季節】 三春 蒲公英の 絮のみ残る 哀れさよ (たんぽぽの わたのみのこる あわれさよ) 17370 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 我が力 劣るを知りて 春愁い (わがちから おとるをしりて はるうれい) 17371 【季語】 春愁 【季節】 三春 一生が 挫折の続く 冬の旅 (いっしょうが ざせつのつづく ふゆのたび) 17372 【季語】 冬 【季節】 三冬 三歩先 鶺鴒止まり 逃げもせで (さんほさき せきれいとまり にげもせで) 17373 【季語】 鶺鴒 【季節】 三秋 墨磨れば 心落ち着く 春の朝 (すみすれば こころおちつく はるのあさ) 17374 【季語】 春 【季節】 三春 正坐胼胝(せいざたこ) 2015年02月21日 | 俳句 春朧 猫の舌なる 菓子ありき (はるおぼろ ねこのしたなる かしありき) 17355 【季語】 春朧 【季節】 三春 ラング・ド・シャ(フランス語: langue de chat):細長い独特の形をしたクッキーまたはビスケット。 座り胼胝 所移りて 春異変 (すわりだこ ところうつりて はるいへん) 17356 【季語】 春 【季節】 三春 座り胼胝(だこ)=正坐胼胝=正座によってくるぶしの所にできる胼胝 断酒して 朧になりき 二日酔い (だんしゅして おぼろになりき ふつかよい) 17357 【季語】 朧 【季節】 三春 挨拶も 乱れて居りぬ 春愁い (あいさつも みだれておりぬ はるうれい) 17358 【季語】 春愁 【季節】 三春 春闘や 国会だけの 大人しさ (しゅんとうや こっかいだけの おとなしさ) 17359 【季語】 春闘 【季節】 晩春 幸不幸 半々にして 春おぼろ (こうふこう はんはんにして はるおぼろ) 17360 【季語】 春朧 【季節】 三春 闇夜から 導かる如 風光る (やみよから みちびかるごと かぜひかる) 17361 【季語】 風光る 【季節】 三春 伸びをして 一日明くる 春の朝 (のびをして ついたちあくる はるのあさ) 17362 【季語】 春 【季節】 三春 春一番 2015年02月20日 | 俳句 自堕落と 思わば思え 春の風邪 (じだらくと おもわばおもえ はるのかぜ) 17341 【季語】 春 【季節】 三春 老いされば 一つの憐れ 朝寝かな (おいされば ひとつのあわれ あさねかな) 17342 【季語】 朝寝 【季節】 三春 蒲公英の 絮追う気概 我にあり (たんぽぽの わたおうきがい われにあり) 17343 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 捨てるもの すべて捨てきり 春一番 (すてるもの すべてすてきり はるいちばん) 17344 【季語】 春一番 【季節】 仲春 見て居れば つがいが多き 春の鳥 (みておれば つがいがおおき はるのとり) 17345 【季語】 春 【季節】 三春 今はただ あめんぼ追いし 妹恋し (いまはただ あめんぼおいし いもこいし) 17346 【季語】 あめんぼ 【季節】 三夏 手が出たぞ 御玉杓子に 足が出た (てがでたぞ おたまじゃくしに あしがでた) 17347 【季語】 御玉杓子 【季節】 晩春 たかが梅 なれど一番 飛梅よ (たかがうめ なれどいちばん とびうめよ) 17348 【季語】 飛梅 【季節】 初春 春が来た 野から山から 春が来た (はるがきた のからやまから はるがきた) 17349 【季語】 春来る 【季節】 初春 文字かすみ 老いが見えしか 春時計 (もじかすみ おいがみえしか はるどけい) 17350 【季語】 春 【季節】 三春 花椿 つんつん椿 恋の花 (はなつばき つんつんつばき こいのはな) 17351 【季語】 椿 【季節】 三春 春一番 今か今かと 待ちくたぶ (はるいちばん いまかいまかと まちくたぶ) 17352 【季語】 春一番 【季節】 仲春 どの局も 三寒四温 触れぬ謎 (どのきょくも さんかんしおん ふれぬなぞ) 17353 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 宰相の 本音が見えし 春の野次 (さいしょうの ほんねがみえし はるのやじ) 17354 【季語】 春 【季節】 三春 色無き風 2015年02月19日 | 写真教室 写真俳句紹介 もみじ葉や 光る瓦に 笑いあり (もみじはや ひかるかわらに わらいあり) S99 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋 石庭に 冬を忘るる 風そよぐ (せきていに ふゆをわするる かぜそよぐ) S100 【季語】 冬 【季節】 三冬 今はまだ 人手を借りし 寒桜 (いまはまだ ひとでをかりし かんざくら) S101 【季語】 寒桜 【季節】 晩冬 冬日向 枝垂れ柳も 整然と (ふゆひなた しだれやなぎも せいぜんと) S102 【季語】 冬日向 【季節】 三冬 店先は 小春日映えて 温もりが (みせさきは こはるびはえて ぬくもりが) S103 【季語】 小春日 【季節】 初冬 冬ざれて 店頭ミルの お出迎え (ふゆざれて てんとうみるの おでむかえ) S104 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬近し もみじにたぬきの 不釣合 (ふゆちかし もみじにたぬきの ふつりあい) S105 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋 色映える もみじの朱に 雲と空 (いろはえる もみじのあかに くもとそら) S106 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋 通り抜け 覗く向うに うすもみじ (とおりぬけ のぞくむこうに うすもみじ) S107 【季語】 薄紅葉 【季節】 仲秋 雨雫 ゆるゆる流る 冬の旅 (あめしずく ゆるゆるながる ふゆのたび) S108 【季語】 冬 【季節】 三冬 冬めきて 赤提灯に 誘われし (ふゆめきて あかちょうちんに さそわれし) S109 【季語】 冬めく 【季節】 初冬 微動だに せぬ雲水に 北颪 (びどうだに せぬうんすいに きたおろし) S110 【季語】 北颪 【季節】 三冬 閑かさや 水面に映る 小春空 (しずかさや みなもにうつる こはるぞら) S111 【季語】 小春 【季節】 初冬 盆栽や 剪定待ちの 冬支度 (ぼんさいや せんていまちの ふゆじたく) S112 【季語】 冬支度 【季節】 晩秋 冬ざれて 視線の先の 想い入れ (ふゆざれて しせんのさきの おもいいれ) S113 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬ざれて これが龍虎の 対決ぞ (ふゆざれて これがりゅうこの たいけつぞ) S114 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 痩せ蛙 隅に置けずに しがみ付き (やせがえる すみにおけずに しがみつき) S115 【季語】 蛙 【季節】 三春 その先は 秋の終わりか 気の乱れ (そのさきは あきのおわりか きのみだれ) S116 【季語】 秋の終わり 【季節】 晩秋 小春日や 屋号四つの 玄関口 (こはるびや やごうよっつの げんかんぐち) S117 【季語】 小春日 【季節】 初冬 沈黙の 対決ありや 冬の空 (ちんもくの たいけつありや ふゆのそら) S118 【季語】 冬 【季節】 三冬 色街も 楽しからずや 冬日向 (いろまちも たのしからずや ふゆひなた) S119 【季語】 冬 【季節】 三冬 高下駄や 色無き風は 蹴られけり (たかげたや いろなきかぜは けられけり) S120 【季語】 色無き風 【季節】 三秋 電飾に 捕らわれ感ず 隙間風 (でんしょくに とらわれかんず すきまかぜ) S121 【季語】 隙間風 【季節】 三冬 忍び寄る 冬の気配の 京の街 (しのびよる ふゆのけはいの きょうのまち) S122 【季語】 冬の気配 【季節】 晩秋 春愁 2015年02月19日 | 俳句 春愁や 枝に引っ掛かる 凧難儀 (しゅんしゅうや えだにひっかかる たこなんぎ) 17329 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 病でなくば 気も安く (しゅんしゅうや やまいでなくば きもやすく) 17330 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 人それぞれの 気の昏さ (しゅんしゅうや ひとそれぞれの きのくらさ) 17331 【季語】 春愁 【季節】 三春 目減りする 年金暮らし 闇の春 (めべりする ねんきんくらし やみのはる) 17332 【季語】 春 【季節】 三春 入学や 体に合わぬ ランドセル (にゅうがくや からだにあわぬ らんどせる) 17333 【季語】 入学 【季節】 晩春 牛乳屋 止めし長男 長朝寝 (ぎゅうにゅうや やめしちょうなん ながあさね) 17334 【季語】 朝寝 【季節】 三春 寝ておれば 春はあけぼの 遠くなり (ねておれば はるはあけぼの とおくなり) 17335 【季語】 春 【季節】 三春 気も暗し 雨傘代用 春日傘 (きもくらし あまがさだいよう はるひがさ) 17336 【季語】 春日傘 【季節】 晩春 世の中は 三寒四温 理屈抜き (よのなかは さんかんしおん りくつぬき) 17337 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 水温む 洗顔時の 至福感 (みずぬるむ せんがんどきの しふくかん) 17338 【季語】 水温む 【季節】 仲春 亀鳴くを 知るや知らずや 俳人は (かめなくを しるやしらずや はいじんは) 17339 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 目借時 寝かせカレーの 蓋重し (めかりどき ねかせかれーの ふたおもし) 17340 【季語】 目借時 【季節】 晩春 風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
春あけぼの 2015年02月25日 | 俳句 忘れ物 春あけぼのを 未だ見ず (わすれもの はるあけぼのを いまだみず) 17387 【季語】 春曙 【季節】 三春 夢の中 まどろみ深く 春の闇 (ゆめのなか まどろみふかく はるのやみ) 17388 【季語】 春の闇 【季節】 三春 懐かしき 受験戦争 苦楽あり (なつかしき じゅけんせんそう くらくあり) 17389 【季語】 受験 【季節】 仲春 春愁や 日差し眩しく 目を閉じし (しゅんしゅうや ひざしまぶしく めをとじし) 17390 【季語】 春愁 【季節】 三春 緩やかに 水の流れて 春の音 (ゆるやかに みずのながれて はるのおと) 17391 【季語】 春 【季節】 三春 聞こえるや 水の囁き 春の鯉 (きこえるや みずのささやき はるのこい) 17392 【季語】 春 【季節】 三春 菜の花や 黄と緑の 単純さ (なのはなや きとみどりの たんじゅんさ) 17393 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 薺咲く ポンポンポンと 音鳴らし (なずなさく ぽんぽんぽんと おとならし) 17394 【季語】 薺咲く 【季節】 三春 朝寝して 昼寝してまた 夜寝して (あさねして ひるねしてまた よるねして) 17395 【季語】 朝寝 【季節】 三春 シャボン玉 用意して待つ この十年 (しゃぼんだま よういしてまつ このととせ) 17396 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 上を向く いいことありそ 春の空 (うえをむく いいことありそ はるのそら) 17397 【季語】 春 【季節】 三春 土筆には なんで筆付く 土が付く (つくしには なんでふでつく つちがつく) 17398 【季語】 土筆 【季節】 仲春 忘れよう 春幾たびの 温もりを (わすれよう はるいくたびの ぬくもりを) 17399 【季語】 春 【季節】 三春 古びりし 二月如月 甘いキス (ふるびりし にがつきさらぎ あまいきす) 17400 【季語】 如月 【季節】 仲春 我が居場所 捜しあぐねて 春朧 (わがいばしょ さがしあぐねて はるおぼろ) 17401 【季語】 春朧 【季節】 三春 春寒に 窓の鍵締め 深呼吸 (はるさむに まどのかぎしめ しんこきゅう) 17402 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の闇 人生なんて 一人旅 (はるのやみ じんせいなんて ひとりたび) 17403 【季語】 春の闇 【季節】 三春 嫁の言う 美しき鳥 春鶺鴒 (よめのいう うつくしきとり はるせきれい) 17404 【季語】 春 【季節】 三春 春の闇 2015年02月24日 | 俳句 悪役の 演技身に沁む 春催い (あくやくの えんぎみにしむ はるもよい) 17375 【季語】 春 【季節】 三春 春の闇 問答無用の アベコベさ (はるのやみ もんどうむようの あべこべさ) 17376 【季語】 春 【季節】 三春 旧農相は庶民には解らぬ頭良さ。首相は、もっとよし、先祖よし。 路地肩に 隠れる如く 野梅咲く (ろじかたに かくれるごとく のうめさく) 17377 【季語】 野梅 【季節】 初春 春時雨 百均傘も 役に立ち (はるしぐれ ひゃっきんかさも やくにたち) 17378 【季語】 春時雨 【季節】 三春 息長く 鼻に残りし 春の風邪 (いきながく はなにのこりし はるのかぜ) 17379 【季語】 春 【季節】 三春 お出掛けの 春は名のみの 装いに (おでかけの はるはなのみの よそおいに) 17380 【季語】 春 【季節】 三春 食べさせて 貰っています 春昼餉 (たべさせて もらっています はるひるげ) 17381 【季語】 春 【季節】 三春 飛梅や 故郷出でて 四ニ年に (とびうめや ふるさといでて しにどしに) 17382 【季語】 飛梅 【季節】 初春 亀啼きて 加齢も華麗 数忘る (かめなきて かれいもかれい かぞぼうる) 17383 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 珈琲も 睡眠薬や 春朝寝 (こーひーも すいみんやくや はるあさね) 17384 【季語】 朝寝 【季節】 三春 身も竦む 春の鴉の 一吼えに (みもすくむ はるのからすの ひとほえに) 17385 【季語】 春 【季節】 三春 猫の戀 声無くば良き 喧しさ (ねこのこい こえなくばよき やかましさ) 17386 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 蒲公英 2015年02月22日 | 俳句 カーテン越し 洩れる日射しに 春を見る (かーてんごし もれるひざしに はるをみる) 17363 【季語】 春 【季節】 三春 卓越しに 見つめる瞳 春の色 (たくごしに みつめるひとみ はるのいろ) 17364 【季語】 春 【季節】 三春 麗かや 捨てたきものを 捨てられて (うららかや すてたきものを すてられて) 17365 【季語】 麗らか 【季節】 三春 春めきて 丼食す 昼夜と (はるめきて どんぶりしょくす ひるよると) 17366 【季語】 春めく 【季節】 初春 松籟や 松毬揺らす 寒さかな (しょうらいや まつかさゆらす さむさかな) 17367 【季語】 寒さ 【季節】 三冬 松籟(しょうらい)=松の梢(こずえ)に吹く風。また、その音。 筆さえも 百均で買う 春旱 (ふでさえも ひゃっきんでかう はるひでり) 17368 【季語】 春 【季節】 三春 春光や いまだに窓を 開けられず (しゅんこうや いまだにまどを あけられず) 17369 【季語】 春光 【季節】 三春 蒲公英の 絮のみ残る 哀れさよ (たんぽぽの わたのみのこる あわれさよ) 17370 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 我が力 劣るを知りて 春愁い (わがちから おとるをしりて はるうれい) 17371 【季語】 春愁 【季節】 三春 一生が 挫折の続く 冬の旅 (いっしょうが ざせつのつづく ふゆのたび) 17372 【季語】 冬 【季節】 三冬 三歩先 鶺鴒止まり 逃げもせで (さんほさき せきれいとまり にげもせで) 17373 【季語】 鶺鴒 【季節】 三秋 墨磨れば 心落ち着く 春の朝 (すみすれば こころおちつく はるのあさ) 17374 【季語】 春 【季節】 三春 正坐胼胝(せいざたこ) 2015年02月21日 | 俳句 春朧 猫の舌なる 菓子ありき (はるおぼろ ねこのしたなる かしありき) 17355 【季語】 春朧 【季節】 三春 ラング・ド・シャ(フランス語: langue de chat):細長い独特の形をしたクッキーまたはビスケット。 座り胼胝 所移りて 春異変 (すわりだこ ところうつりて はるいへん) 17356 【季語】 春 【季節】 三春 座り胼胝(だこ)=正坐胼胝=正座によってくるぶしの所にできる胼胝 断酒して 朧になりき 二日酔い (だんしゅして おぼろになりき ふつかよい) 17357 【季語】 朧 【季節】 三春 挨拶も 乱れて居りぬ 春愁い (あいさつも みだれておりぬ はるうれい) 17358 【季語】 春愁 【季節】 三春 春闘や 国会だけの 大人しさ (しゅんとうや こっかいだけの おとなしさ) 17359 【季語】 春闘 【季節】 晩春 幸不幸 半々にして 春おぼろ (こうふこう はんはんにして はるおぼろ) 17360 【季語】 春朧 【季節】 三春 闇夜から 導かる如 風光る (やみよから みちびかるごと かぜひかる) 17361 【季語】 風光る 【季節】 三春 伸びをして 一日明くる 春の朝 (のびをして ついたちあくる はるのあさ) 17362 【季語】 春 【季節】 三春 春一番 2015年02月20日 | 俳句 自堕落と 思わば思え 春の風邪 (じだらくと おもわばおもえ はるのかぜ) 17341 【季語】 春 【季節】 三春 老いされば 一つの憐れ 朝寝かな (おいされば ひとつのあわれ あさねかな) 17342 【季語】 朝寝 【季節】 三春 蒲公英の 絮追う気概 我にあり (たんぽぽの わたおうきがい われにあり) 17343 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 捨てるもの すべて捨てきり 春一番 (すてるもの すべてすてきり はるいちばん) 17344 【季語】 春一番 【季節】 仲春 見て居れば つがいが多き 春の鳥 (みておれば つがいがおおき はるのとり) 17345 【季語】 春 【季節】 三春 今はただ あめんぼ追いし 妹恋し (いまはただ あめんぼおいし いもこいし) 17346 【季語】 あめんぼ 【季節】 三夏 手が出たぞ 御玉杓子に 足が出た (てがでたぞ おたまじゃくしに あしがでた) 17347 【季語】 御玉杓子 【季節】 晩春 たかが梅 なれど一番 飛梅よ (たかがうめ なれどいちばん とびうめよ) 17348 【季語】 飛梅 【季節】 初春 春が来た 野から山から 春が来た (はるがきた のからやまから はるがきた) 17349 【季語】 春来る 【季節】 初春 文字かすみ 老いが見えしか 春時計 (もじかすみ おいがみえしか はるどけい) 17350 【季語】 春 【季節】 三春 花椿 つんつん椿 恋の花 (はなつばき つんつんつばき こいのはな) 17351 【季語】 椿 【季節】 三春 春一番 今か今かと 待ちくたぶ (はるいちばん いまかいまかと まちくたぶ) 17352 【季語】 春一番 【季節】 仲春 どの局も 三寒四温 触れぬ謎 (どのきょくも さんかんしおん ふれぬなぞ) 17353 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 宰相の 本音が見えし 春の野次 (さいしょうの ほんねがみえし はるのやじ) 17354 【季語】 春 【季節】 三春 色無き風 2015年02月19日 | 写真教室 写真俳句紹介 もみじ葉や 光る瓦に 笑いあり (もみじはや ひかるかわらに わらいあり) S99 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋 石庭に 冬を忘るる 風そよぐ (せきていに ふゆをわするる かぜそよぐ) S100 【季語】 冬 【季節】 三冬 今はまだ 人手を借りし 寒桜 (いまはまだ ひとでをかりし かんざくら) S101 【季語】 寒桜 【季節】 晩冬 冬日向 枝垂れ柳も 整然と (ふゆひなた しだれやなぎも せいぜんと) S102 【季語】 冬日向 【季節】 三冬 店先は 小春日映えて 温もりが (みせさきは こはるびはえて ぬくもりが) S103 【季語】 小春日 【季節】 初冬 冬ざれて 店頭ミルの お出迎え (ふゆざれて てんとうみるの おでむかえ) S104 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬近し もみじにたぬきの 不釣合 (ふゆちかし もみじにたぬきの ふつりあい) S105 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋 色映える もみじの朱に 雲と空 (いろはえる もみじのあかに くもとそら) S106 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋 通り抜け 覗く向うに うすもみじ (とおりぬけ のぞくむこうに うすもみじ) S107 【季語】 薄紅葉 【季節】 仲秋 雨雫 ゆるゆる流る 冬の旅 (あめしずく ゆるゆるながる ふゆのたび) S108 【季語】 冬 【季節】 三冬 冬めきて 赤提灯に 誘われし (ふゆめきて あかちょうちんに さそわれし) S109 【季語】 冬めく 【季節】 初冬 微動だに せぬ雲水に 北颪 (びどうだに せぬうんすいに きたおろし) S110 【季語】 北颪 【季節】 三冬 閑かさや 水面に映る 小春空 (しずかさや みなもにうつる こはるぞら) S111 【季語】 小春 【季節】 初冬 盆栽や 剪定待ちの 冬支度 (ぼんさいや せんていまちの ふゆじたく) S112 【季語】 冬支度 【季節】 晩秋 冬ざれて 視線の先の 想い入れ (ふゆざれて しせんのさきの おもいいれ) S113 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬ざれて これが龍虎の 対決ぞ (ふゆざれて これがりゅうこの たいけつぞ) S114 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 痩せ蛙 隅に置けずに しがみ付き (やせがえる すみにおけずに しがみつき) S115 【季語】 蛙 【季節】 三春 その先は 秋の終わりか 気の乱れ (そのさきは あきのおわりか きのみだれ) S116 【季語】 秋の終わり 【季節】 晩秋 小春日や 屋号四つの 玄関口 (こはるびや やごうよっつの げんかんぐち) S117 【季語】 小春日 【季節】 初冬 沈黙の 対決ありや 冬の空 (ちんもくの たいけつありや ふゆのそら) S118 【季語】 冬 【季節】 三冬 色街も 楽しからずや 冬日向 (いろまちも たのしからずや ふゆひなた) S119 【季語】 冬 【季節】 三冬 高下駄や 色無き風は 蹴られけり (たかげたや いろなきかぜは けられけり) S120 【季語】 色無き風 【季節】 三秋 電飾に 捕らわれ感ず 隙間風 (でんしょくに とらわれかんず すきまかぜ) S121 【季語】 隙間風 【季節】 三冬 忍び寄る 冬の気配の 京の街 (しのびよる ふゆのけはいの きょうのまち) S122 【季語】 冬の気配 【季節】 晩秋 春愁 2015年02月19日 | 俳句 春愁や 枝に引っ掛かる 凧難儀 (しゅんしゅうや えだにひっかかる たこなんぎ) 17329 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 病でなくば 気も安く (しゅんしゅうや やまいでなくば きもやすく) 17330 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 人それぞれの 気の昏さ (しゅんしゅうや ひとそれぞれの きのくらさ) 17331 【季語】 春愁 【季節】 三春 目減りする 年金暮らし 闇の春 (めべりする ねんきんくらし やみのはる) 17332 【季語】 春 【季節】 三春 入学や 体に合わぬ ランドセル (にゅうがくや からだにあわぬ らんどせる) 17333 【季語】 入学 【季節】 晩春 牛乳屋 止めし長男 長朝寝 (ぎゅうにゅうや やめしちょうなん ながあさね) 17334 【季語】 朝寝 【季節】 三春 寝ておれば 春はあけぼの 遠くなり (ねておれば はるはあけぼの とおくなり) 17335 【季語】 春 【季節】 三春 気も暗し 雨傘代用 春日傘 (きもくらし あまがさだいよう はるひがさ) 17336 【季語】 春日傘 【季節】 晩春 世の中は 三寒四温 理屈抜き (よのなかは さんかんしおん りくつぬき) 17337 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 水温む 洗顔時の 至福感 (みずぬるむ せんがんどきの しふくかん) 17338 【季語】 水温む 【季節】 仲春 亀鳴くを 知るや知らずや 俳人は (かめなくを しるやしらずや はいじんは) 17339 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 目借時 寝かせカレーの 蓋重し (めかりどき ねかせかれーの ふたおもし) 17340 【季語】 目借時 【季節】 晩春 風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
春の闇 2015年02月24日 | 俳句 悪役の 演技身に沁む 春催い (あくやくの えんぎみにしむ はるもよい) 17375 【季語】 春 【季節】 三春 春の闇 問答無用の アベコベさ (はるのやみ もんどうむようの あべこべさ) 17376 【季語】 春 【季節】 三春 旧農相は庶民には解らぬ頭良さ。首相は、もっとよし、先祖よし。 路地肩に 隠れる如く 野梅咲く (ろじかたに かくれるごとく のうめさく) 17377 【季語】 野梅 【季節】 初春 春時雨 百均傘も 役に立ち (はるしぐれ ひゃっきんかさも やくにたち) 17378 【季語】 春時雨 【季節】 三春 息長く 鼻に残りし 春の風邪 (いきながく はなにのこりし はるのかぜ) 17379 【季語】 春 【季節】 三春 お出掛けの 春は名のみの 装いに (おでかけの はるはなのみの よそおいに) 17380 【季語】 春 【季節】 三春 食べさせて 貰っています 春昼餉 (たべさせて もらっています はるひるげ) 17381 【季語】 春 【季節】 三春 飛梅や 故郷出でて 四ニ年に (とびうめや ふるさといでて しにどしに) 17382 【季語】 飛梅 【季節】 初春 亀啼きて 加齢も華麗 数忘る (かめなきて かれいもかれい かぞぼうる) 17383 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 珈琲も 睡眠薬や 春朝寝 (こーひーも すいみんやくや はるあさね) 17384 【季語】 朝寝 【季節】 三春 身も竦む 春の鴉の 一吼えに (みもすくむ はるのからすの ひとほえに) 17385 【季語】 春 【季節】 三春 猫の戀 声無くば良き 喧しさ (ねこのこい こえなくばよき やかましさ) 17386 【季語】 猫の戀 【季節】 初春
蒲公英 2015年02月22日 | 俳句 カーテン越し 洩れる日射しに 春を見る (かーてんごし もれるひざしに はるをみる) 17363 【季語】 春 【季節】 三春 卓越しに 見つめる瞳 春の色 (たくごしに みつめるひとみ はるのいろ) 17364 【季語】 春 【季節】 三春 麗かや 捨てたきものを 捨てられて (うららかや すてたきものを すてられて) 17365 【季語】 麗らか 【季節】 三春 春めきて 丼食す 昼夜と (はるめきて どんぶりしょくす ひるよると) 17366 【季語】 春めく 【季節】 初春 松籟や 松毬揺らす 寒さかな (しょうらいや まつかさゆらす さむさかな) 17367 【季語】 寒さ 【季節】 三冬 松籟(しょうらい)=松の梢(こずえ)に吹く風。また、その音。 筆さえも 百均で買う 春旱 (ふでさえも ひゃっきんでかう はるひでり) 17368 【季語】 春 【季節】 三春 春光や いまだに窓を 開けられず (しゅんこうや いまだにまどを あけられず) 17369 【季語】 春光 【季節】 三春 蒲公英の 絮のみ残る 哀れさよ (たんぽぽの わたのみのこる あわれさよ) 17370 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 我が力 劣るを知りて 春愁い (わがちから おとるをしりて はるうれい) 17371 【季語】 春愁 【季節】 三春 一生が 挫折の続く 冬の旅 (いっしょうが ざせつのつづく ふゆのたび) 17372 【季語】 冬 【季節】 三冬 三歩先 鶺鴒止まり 逃げもせで (さんほさき せきれいとまり にげもせで) 17373 【季語】 鶺鴒 【季節】 三秋 墨磨れば 心落ち着く 春の朝 (すみすれば こころおちつく はるのあさ) 17374 【季語】 春 【季節】 三春 正坐胼胝(せいざたこ) 2015年02月21日 | 俳句 春朧 猫の舌なる 菓子ありき (はるおぼろ ねこのしたなる かしありき) 17355 【季語】 春朧 【季節】 三春 ラング・ド・シャ(フランス語: langue de chat):細長い独特の形をしたクッキーまたはビスケット。 座り胼胝 所移りて 春異変 (すわりだこ ところうつりて はるいへん) 17356 【季語】 春 【季節】 三春 座り胼胝(だこ)=正坐胼胝=正座によってくるぶしの所にできる胼胝 断酒して 朧になりき 二日酔い (だんしゅして おぼろになりき ふつかよい) 17357 【季語】 朧 【季節】 三春 挨拶も 乱れて居りぬ 春愁い (あいさつも みだれておりぬ はるうれい) 17358 【季語】 春愁 【季節】 三春 春闘や 国会だけの 大人しさ (しゅんとうや こっかいだけの おとなしさ) 17359 【季語】 春闘 【季節】 晩春 幸不幸 半々にして 春おぼろ (こうふこう はんはんにして はるおぼろ) 17360 【季語】 春朧 【季節】 三春 闇夜から 導かる如 風光る (やみよから みちびかるごと かぜひかる) 17361 【季語】 風光る 【季節】 三春 伸びをして 一日明くる 春の朝 (のびをして ついたちあくる はるのあさ) 17362 【季語】 春 【季節】 三春 春一番 2015年02月20日 | 俳句 自堕落と 思わば思え 春の風邪 (じだらくと おもわばおもえ はるのかぜ) 17341 【季語】 春 【季節】 三春 老いされば 一つの憐れ 朝寝かな (おいされば ひとつのあわれ あさねかな) 17342 【季語】 朝寝 【季節】 三春 蒲公英の 絮追う気概 我にあり (たんぽぽの わたおうきがい われにあり) 17343 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 捨てるもの すべて捨てきり 春一番 (すてるもの すべてすてきり はるいちばん) 17344 【季語】 春一番 【季節】 仲春 見て居れば つがいが多き 春の鳥 (みておれば つがいがおおき はるのとり) 17345 【季語】 春 【季節】 三春 今はただ あめんぼ追いし 妹恋し (いまはただ あめんぼおいし いもこいし) 17346 【季語】 あめんぼ 【季節】 三夏 手が出たぞ 御玉杓子に 足が出た (てがでたぞ おたまじゃくしに あしがでた) 17347 【季語】 御玉杓子 【季節】 晩春 たかが梅 なれど一番 飛梅よ (たかがうめ なれどいちばん とびうめよ) 17348 【季語】 飛梅 【季節】 初春 春が来た 野から山から 春が来た (はるがきた のからやまから はるがきた) 17349 【季語】 春来る 【季節】 初春 文字かすみ 老いが見えしか 春時計 (もじかすみ おいがみえしか はるどけい) 17350 【季語】 春 【季節】 三春 花椿 つんつん椿 恋の花 (はなつばき つんつんつばき こいのはな) 17351 【季語】 椿 【季節】 三春 春一番 今か今かと 待ちくたぶ (はるいちばん いまかいまかと まちくたぶ) 17352 【季語】 春一番 【季節】 仲春 どの局も 三寒四温 触れぬ謎 (どのきょくも さんかんしおん ふれぬなぞ) 17353 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 宰相の 本音が見えし 春の野次 (さいしょうの ほんねがみえし はるのやじ) 17354 【季語】 春 【季節】 三春 色無き風 2015年02月19日 | 写真教室 写真俳句紹介 もみじ葉や 光る瓦に 笑いあり (もみじはや ひかるかわらに わらいあり) S99 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋 石庭に 冬を忘るる 風そよぐ (せきていに ふゆをわするる かぜそよぐ) S100 【季語】 冬 【季節】 三冬 今はまだ 人手を借りし 寒桜 (いまはまだ ひとでをかりし かんざくら) S101 【季語】 寒桜 【季節】 晩冬 冬日向 枝垂れ柳も 整然と (ふゆひなた しだれやなぎも せいぜんと) S102 【季語】 冬日向 【季節】 三冬 店先は 小春日映えて 温もりが (みせさきは こはるびはえて ぬくもりが) S103 【季語】 小春日 【季節】 初冬 冬ざれて 店頭ミルの お出迎え (ふゆざれて てんとうみるの おでむかえ) S104 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬近し もみじにたぬきの 不釣合 (ふゆちかし もみじにたぬきの ふつりあい) S105 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋 色映える もみじの朱に 雲と空 (いろはえる もみじのあかに くもとそら) S106 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋 通り抜け 覗く向うに うすもみじ (とおりぬけ のぞくむこうに うすもみじ) S107 【季語】 薄紅葉 【季節】 仲秋 雨雫 ゆるゆる流る 冬の旅 (あめしずく ゆるゆるながる ふゆのたび) S108 【季語】 冬 【季節】 三冬 冬めきて 赤提灯に 誘われし (ふゆめきて あかちょうちんに さそわれし) S109 【季語】 冬めく 【季節】 初冬 微動だに せぬ雲水に 北颪 (びどうだに せぬうんすいに きたおろし) S110 【季語】 北颪 【季節】 三冬 閑かさや 水面に映る 小春空 (しずかさや みなもにうつる こはるぞら) S111 【季語】 小春 【季節】 初冬 盆栽や 剪定待ちの 冬支度 (ぼんさいや せんていまちの ふゆじたく) S112 【季語】 冬支度 【季節】 晩秋 冬ざれて 視線の先の 想い入れ (ふゆざれて しせんのさきの おもいいれ) S113 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬ざれて これが龍虎の 対決ぞ (ふゆざれて これがりゅうこの たいけつぞ) S114 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 痩せ蛙 隅に置けずに しがみ付き (やせがえる すみにおけずに しがみつき) S115 【季語】 蛙 【季節】 三春 その先は 秋の終わりか 気の乱れ (そのさきは あきのおわりか きのみだれ) S116 【季語】 秋の終わり 【季節】 晩秋 小春日や 屋号四つの 玄関口 (こはるびや やごうよっつの げんかんぐち) S117 【季語】 小春日 【季節】 初冬 沈黙の 対決ありや 冬の空 (ちんもくの たいけつありや ふゆのそら) S118 【季語】 冬 【季節】 三冬 色街も 楽しからずや 冬日向 (いろまちも たのしからずや ふゆひなた) S119 【季語】 冬 【季節】 三冬 高下駄や 色無き風は 蹴られけり (たかげたや いろなきかぜは けられけり) S120 【季語】 色無き風 【季節】 三秋 電飾に 捕らわれ感ず 隙間風 (でんしょくに とらわれかんず すきまかぜ) S121 【季語】 隙間風 【季節】 三冬 忍び寄る 冬の気配の 京の街 (しのびよる ふゆのけはいの きょうのまち) S122 【季語】 冬の気配 【季節】 晩秋 春愁 2015年02月19日 | 俳句 春愁や 枝に引っ掛かる 凧難儀 (しゅんしゅうや えだにひっかかる たこなんぎ) 17329 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 病でなくば 気も安く (しゅんしゅうや やまいでなくば きもやすく) 17330 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 人それぞれの 気の昏さ (しゅんしゅうや ひとそれぞれの きのくらさ) 17331 【季語】 春愁 【季節】 三春 目減りする 年金暮らし 闇の春 (めべりする ねんきんくらし やみのはる) 17332 【季語】 春 【季節】 三春 入学や 体に合わぬ ランドセル (にゅうがくや からだにあわぬ らんどせる) 17333 【季語】 入学 【季節】 晩春 牛乳屋 止めし長男 長朝寝 (ぎゅうにゅうや やめしちょうなん ながあさね) 17334 【季語】 朝寝 【季節】 三春 寝ておれば 春はあけぼの 遠くなり (ねておれば はるはあけぼの とおくなり) 17335 【季語】 春 【季節】 三春 気も暗し 雨傘代用 春日傘 (きもくらし あまがさだいよう はるひがさ) 17336 【季語】 春日傘 【季節】 晩春 世の中は 三寒四温 理屈抜き (よのなかは さんかんしおん りくつぬき) 17337 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 水温む 洗顔時の 至福感 (みずぬるむ せんがんどきの しふくかん) 17338 【季語】 水温む 【季節】 仲春 亀鳴くを 知るや知らずや 俳人は (かめなくを しるやしらずや はいじんは) 17339 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 目借時 寝かせカレーの 蓋重し (めかりどき ねかせかれーの ふたおもし) 17340 【季語】 目借時 【季節】 晩春 風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
正坐胼胝(せいざたこ) 2015年02月21日 | 俳句 春朧 猫の舌なる 菓子ありき (はるおぼろ ねこのしたなる かしありき) 17355 【季語】 春朧 【季節】 三春 ラング・ド・シャ(フランス語: langue de chat):細長い独特の形をしたクッキーまたはビスケット。 座り胼胝 所移りて 春異変 (すわりだこ ところうつりて はるいへん) 17356 【季語】 春 【季節】 三春 座り胼胝(だこ)=正坐胼胝=正座によってくるぶしの所にできる胼胝 断酒して 朧になりき 二日酔い (だんしゅして おぼろになりき ふつかよい) 17357 【季語】 朧 【季節】 三春 挨拶も 乱れて居りぬ 春愁い (あいさつも みだれておりぬ はるうれい) 17358 【季語】 春愁 【季節】 三春 春闘や 国会だけの 大人しさ (しゅんとうや こっかいだけの おとなしさ) 17359 【季語】 春闘 【季節】 晩春 幸不幸 半々にして 春おぼろ (こうふこう はんはんにして はるおぼろ) 17360 【季語】 春朧 【季節】 三春 闇夜から 導かる如 風光る (やみよから みちびかるごと かぜひかる) 17361 【季語】 風光る 【季節】 三春 伸びをして 一日明くる 春の朝 (のびをして ついたちあくる はるのあさ) 17362 【季語】 春 【季節】 三春 春一番 2015年02月20日 | 俳句 自堕落と 思わば思え 春の風邪 (じだらくと おもわばおもえ はるのかぜ) 17341 【季語】 春 【季節】 三春 老いされば 一つの憐れ 朝寝かな (おいされば ひとつのあわれ あさねかな) 17342 【季語】 朝寝 【季節】 三春 蒲公英の 絮追う気概 我にあり (たんぽぽの わたおうきがい われにあり) 17343 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 捨てるもの すべて捨てきり 春一番 (すてるもの すべてすてきり はるいちばん) 17344 【季語】 春一番 【季節】 仲春 見て居れば つがいが多き 春の鳥 (みておれば つがいがおおき はるのとり) 17345 【季語】 春 【季節】 三春 今はただ あめんぼ追いし 妹恋し (いまはただ あめんぼおいし いもこいし) 17346 【季語】 あめんぼ 【季節】 三夏 手が出たぞ 御玉杓子に 足が出た (てがでたぞ おたまじゃくしに あしがでた) 17347 【季語】 御玉杓子 【季節】 晩春 たかが梅 なれど一番 飛梅よ (たかがうめ なれどいちばん とびうめよ) 17348 【季語】 飛梅 【季節】 初春 春が来た 野から山から 春が来た (はるがきた のからやまから はるがきた) 17349 【季語】 春来る 【季節】 初春 文字かすみ 老いが見えしか 春時計 (もじかすみ おいがみえしか はるどけい) 17350 【季語】 春 【季節】 三春 花椿 つんつん椿 恋の花 (はなつばき つんつんつばき こいのはな) 17351 【季語】 椿 【季節】 三春 春一番 今か今かと 待ちくたぶ (はるいちばん いまかいまかと まちくたぶ) 17352 【季語】 春一番 【季節】 仲春 どの局も 三寒四温 触れぬ謎 (どのきょくも さんかんしおん ふれぬなぞ) 17353 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 宰相の 本音が見えし 春の野次 (さいしょうの ほんねがみえし はるのやじ) 17354 【季語】 春 【季節】 三春 色無き風 2015年02月19日 | 写真教室 写真俳句紹介 もみじ葉や 光る瓦に 笑いあり (もみじはや ひかるかわらに わらいあり) S99 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋 石庭に 冬を忘るる 風そよぐ (せきていに ふゆをわするる かぜそよぐ) S100 【季語】 冬 【季節】 三冬 今はまだ 人手を借りし 寒桜 (いまはまだ ひとでをかりし かんざくら) S101 【季語】 寒桜 【季節】 晩冬 冬日向 枝垂れ柳も 整然と (ふゆひなた しだれやなぎも せいぜんと) S102 【季語】 冬日向 【季節】 三冬 店先は 小春日映えて 温もりが (みせさきは こはるびはえて ぬくもりが) S103 【季語】 小春日 【季節】 初冬 冬ざれて 店頭ミルの お出迎え (ふゆざれて てんとうみるの おでむかえ) S104 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬近し もみじにたぬきの 不釣合 (ふゆちかし もみじにたぬきの ふつりあい) S105 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋 色映える もみじの朱に 雲と空 (いろはえる もみじのあかに くもとそら) S106 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋 通り抜け 覗く向うに うすもみじ (とおりぬけ のぞくむこうに うすもみじ) S107 【季語】 薄紅葉 【季節】 仲秋 雨雫 ゆるゆる流る 冬の旅 (あめしずく ゆるゆるながる ふゆのたび) S108 【季語】 冬 【季節】 三冬 冬めきて 赤提灯に 誘われし (ふゆめきて あかちょうちんに さそわれし) S109 【季語】 冬めく 【季節】 初冬 微動だに せぬ雲水に 北颪 (びどうだに せぬうんすいに きたおろし) S110 【季語】 北颪 【季節】 三冬 閑かさや 水面に映る 小春空 (しずかさや みなもにうつる こはるぞら) S111 【季語】 小春 【季節】 初冬 盆栽や 剪定待ちの 冬支度 (ぼんさいや せんていまちの ふゆじたく) S112 【季語】 冬支度 【季節】 晩秋 冬ざれて 視線の先の 想い入れ (ふゆざれて しせんのさきの おもいいれ) S113 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬ざれて これが龍虎の 対決ぞ (ふゆざれて これがりゅうこの たいけつぞ) S114 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 痩せ蛙 隅に置けずに しがみ付き (やせがえる すみにおけずに しがみつき) S115 【季語】 蛙 【季節】 三春 その先は 秋の終わりか 気の乱れ (そのさきは あきのおわりか きのみだれ) S116 【季語】 秋の終わり 【季節】 晩秋 小春日や 屋号四つの 玄関口 (こはるびや やごうよっつの げんかんぐち) S117 【季語】 小春日 【季節】 初冬 沈黙の 対決ありや 冬の空 (ちんもくの たいけつありや ふゆのそら) S118 【季語】 冬 【季節】 三冬 色街も 楽しからずや 冬日向 (いろまちも たのしからずや ふゆひなた) S119 【季語】 冬 【季節】 三冬 高下駄や 色無き風は 蹴られけり (たかげたや いろなきかぜは けられけり) S120 【季語】 色無き風 【季節】 三秋 電飾に 捕らわれ感ず 隙間風 (でんしょくに とらわれかんず すきまかぜ) S121 【季語】 隙間風 【季節】 三冬 忍び寄る 冬の気配の 京の街 (しのびよる ふゆのけはいの きょうのまち) S122 【季語】 冬の気配 【季節】 晩秋 春愁 2015年02月19日 | 俳句 春愁や 枝に引っ掛かる 凧難儀 (しゅんしゅうや えだにひっかかる たこなんぎ) 17329 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 病でなくば 気も安く (しゅんしゅうや やまいでなくば きもやすく) 17330 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 人それぞれの 気の昏さ (しゅんしゅうや ひとそれぞれの きのくらさ) 17331 【季語】 春愁 【季節】 三春 目減りする 年金暮らし 闇の春 (めべりする ねんきんくらし やみのはる) 17332 【季語】 春 【季節】 三春 入学や 体に合わぬ ランドセル (にゅうがくや からだにあわぬ らんどせる) 17333 【季語】 入学 【季節】 晩春 牛乳屋 止めし長男 長朝寝 (ぎゅうにゅうや やめしちょうなん ながあさね) 17334 【季語】 朝寝 【季節】 三春 寝ておれば 春はあけぼの 遠くなり (ねておれば はるはあけぼの とおくなり) 17335 【季語】 春 【季節】 三春 気も暗し 雨傘代用 春日傘 (きもくらし あまがさだいよう はるひがさ) 17336 【季語】 春日傘 【季節】 晩春 世の中は 三寒四温 理屈抜き (よのなかは さんかんしおん りくつぬき) 17337 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 水温む 洗顔時の 至福感 (みずぬるむ せんがんどきの しふくかん) 17338 【季語】 水温む 【季節】 仲春 亀鳴くを 知るや知らずや 俳人は (かめなくを しるやしらずや はいじんは) 17339 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 目借時 寝かせカレーの 蓋重し (めかりどき ねかせかれーの ふたおもし) 17340 【季語】 目借時 【季節】 晩春 風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | 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春一番 2015年02月20日 | 俳句 自堕落と 思わば思え 春の風邪 (じだらくと おもわばおもえ はるのかぜ) 17341 【季語】 春 【季節】 三春 老いされば 一つの憐れ 朝寝かな (おいされば ひとつのあわれ あさねかな) 17342 【季語】 朝寝 【季節】 三春 蒲公英の 絮追う気概 我にあり (たんぽぽの わたおうきがい われにあり) 17343 【季語】 蒲公英 【季節】 三春 捨てるもの すべて捨てきり 春一番 (すてるもの すべてすてきり はるいちばん) 17344 【季語】 春一番 【季節】 仲春 見て居れば つがいが多き 春の鳥 (みておれば つがいがおおき はるのとり) 17345 【季語】 春 【季節】 三春 今はただ あめんぼ追いし 妹恋し (いまはただ あめんぼおいし いもこいし) 17346 【季語】 あめんぼ 【季節】 三夏 手が出たぞ 御玉杓子に 足が出た (てがでたぞ おたまじゃくしに あしがでた) 17347 【季語】 御玉杓子 【季節】 晩春 たかが梅 なれど一番 飛梅よ (たかがうめ なれどいちばん とびうめよ) 17348 【季語】 飛梅 【季節】 初春 春が来た 野から山から 春が来た (はるがきた のからやまから はるがきた) 17349 【季語】 春来る 【季節】 初春 文字かすみ 老いが見えしか 春時計 (もじかすみ おいがみえしか はるどけい) 17350 【季語】 春 【季節】 三春 花椿 つんつん椿 恋の花 (はなつばき つんつんつばき こいのはな) 17351 【季語】 椿 【季節】 三春 春一番 今か今かと 待ちくたぶ (はるいちばん いまかいまかと まちくたぶ) 17352 【季語】 春一番 【季節】 仲春 どの局も 三寒四温 触れぬ謎 (どのきょくも さんかんしおん ふれぬなぞ) 17353 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 宰相の 本音が見えし 春の野次 (さいしょうの ほんねがみえし はるのやじ) 17354 【季語】 春 【季節】 三春 色無き風 2015年02月19日 | 写真教室 写真俳句紹介 もみじ葉や 光る瓦に 笑いあり (もみじはや ひかるかわらに わらいあり) S99 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋 石庭に 冬を忘るる 風そよぐ (せきていに ふゆをわするる かぜそよぐ) S100 【季語】 冬 【季節】 三冬 今はまだ 人手を借りし 寒桜 (いまはまだ ひとでをかりし かんざくら) S101 【季語】 寒桜 【季節】 晩冬 冬日向 枝垂れ柳も 整然と (ふゆひなた しだれやなぎも せいぜんと) S102 【季語】 冬日向 【季節】 三冬 店先は 小春日映えて 温もりが (みせさきは こはるびはえて ぬくもりが) S103 【季語】 小春日 【季節】 初冬 冬ざれて 店頭ミルの お出迎え (ふゆざれて てんとうみるの おでむかえ) S104 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬近し もみじにたぬきの 不釣合 (ふゆちかし もみじにたぬきの ふつりあい) S105 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋 色映える もみじの朱に 雲と空 (いろはえる もみじのあかに くもとそら) S106 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋 通り抜け 覗く向うに うすもみじ (とおりぬけ のぞくむこうに うすもみじ) S107 【季語】 薄紅葉 【季節】 仲秋 雨雫 ゆるゆる流る 冬の旅 (あめしずく ゆるゆるながる ふゆのたび) S108 【季語】 冬 【季節】 三冬 冬めきて 赤提灯に 誘われし (ふゆめきて あかちょうちんに さそわれし) S109 【季語】 冬めく 【季節】 初冬 微動だに せぬ雲水に 北颪 (びどうだに せぬうんすいに きたおろし) S110 【季語】 北颪 【季節】 三冬 閑かさや 水面に映る 小春空 (しずかさや みなもにうつる こはるぞら) S111 【季語】 小春 【季節】 初冬 盆栽や 剪定待ちの 冬支度 (ぼんさいや せんていまちの ふゆじたく) S112 【季語】 冬支度 【季節】 晩秋 冬ざれて 視線の先の 想い入れ (ふゆざれて しせんのさきの おもいいれ) S113 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬ざれて これが龍虎の 対決ぞ (ふゆざれて これがりゅうこの たいけつぞ) S114 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 痩せ蛙 隅に置けずに しがみ付き (やせがえる すみにおけずに しがみつき) S115 【季語】 蛙 【季節】 三春 その先は 秋の終わりか 気の乱れ (そのさきは あきのおわりか きのみだれ) S116 【季語】 秋の終わり 【季節】 晩秋 小春日や 屋号四つの 玄関口 (こはるびや やごうよっつの げんかんぐち) S117 【季語】 小春日 【季節】 初冬 沈黙の 対決ありや 冬の空 (ちんもくの たいけつありや ふゆのそら) S118 【季語】 冬 【季節】 三冬 色街も 楽しからずや 冬日向 (いろまちも たのしからずや ふゆひなた) S119 【季語】 冬 【季節】 三冬 高下駄や 色無き風は 蹴られけり (たかげたや いろなきかぜは けられけり) S120 【季語】 色無き風 【季節】 三秋 電飾に 捕らわれ感ず 隙間風 (でんしょくに とらわれかんず すきまかぜ) S121 【季語】 隙間風 【季節】 三冬 忍び寄る 冬の気配の 京の街 (しのびよる ふゆのけはいの きょうのまち) S122 【季語】 冬の気配 【季節】 晩秋 春愁 2015年02月19日 | 俳句 春愁や 枝に引っ掛かる 凧難儀 (しゅんしゅうや えだにひっかかる たこなんぎ) 17329 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 病でなくば 気も安く (しゅんしゅうや やまいでなくば きもやすく) 17330 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 人それぞれの 気の昏さ (しゅんしゅうや ひとそれぞれの きのくらさ) 17331 【季語】 春愁 【季節】 三春 目減りする 年金暮らし 闇の春 (めべりする ねんきんくらし やみのはる) 17332 【季語】 春 【季節】 三春 入学や 体に合わぬ ランドセル (にゅうがくや からだにあわぬ らんどせる) 17333 【季語】 入学 【季節】 晩春 牛乳屋 止めし長男 長朝寝 (ぎゅうにゅうや やめしちょうなん ながあさね) 17334 【季語】 朝寝 【季節】 三春 寝ておれば 春はあけぼの 遠くなり (ねておれば はるはあけぼの とおくなり) 17335 【季語】 春 【季節】 三春 気も暗し 雨傘代用 春日傘 (きもくらし あまがさだいよう はるひがさ) 17336 【季語】 春日傘 【季節】 晩春 世の中は 三寒四温 理屈抜き (よのなかは さんかんしおん りくつぬき) 17337 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 水温む 洗顔時の 至福感 (みずぬるむ せんがんどきの しふくかん) 17338 【季語】 水温む 【季節】 仲春 亀鳴くを 知るや知らずや 俳人は (かめなくを しるやしらずや はいじんは) 17339 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 目借時 寝かせカレーの 蓋重し (めかりどき ねかせかれーの ふたおもし) 17340 【季語】 目借時 【季節】 晩春 風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
色無き風 2015年02月19日 | 写真教室 写真俳句紹介 もみじ葉や 光る瓦に 笑いあり (もみじはや ひかるかわらに わらいあり) S99 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋 石庭に 冬を忘るる 風そよぐ (せきていに ふゆをわするる かぜそよぐ) S100 【季語】 冬 【季節】 三冬 今はまだ 人手を借りし 寒桜 (いまはまだ ひとでをかりし かんざくら) S101 【季語】 寒桜 【季節】 晩冬 冬日向 枝垂れ柳も 整然と (ふゆひなた しだれやなぎも せいぜんと) S102 【季語】 冬日向 【季節】 三冬 店先は 小春日映えて 温もりが (みせさきは こはるびはえて ぬくもりが) S103 【季語】 小春日 【季節】 初冬 冬ざれて 店頭ミルの お出迎え (ふゆざれて てんとうみるの おでむかえ) S104 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬近し もみじにたぬきの 不釣合 (ふゆちかし もみじにたぬきの ふつりあい) S105 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋 色映える もみじの朱に 雲と空 (いろはえる もみじのあかに くもとそら) S106 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋 通り抜け 覗く向うに うすもみじ (とおりぬけ のぞくむこうに うすもみじ) S107 【季語】 薄紅葉 【季節】 仲秋 雨雫 ゆるゆる流る 冬の旅 (あめしずく ゆるゆるながる ふゆのたび) S108 【季語】 冬 【季節】 三冬 冬めきて 赤提灯に 誘われし (ふゆめきて あかちょうちんに さそわれし) S109 【季語】 冬めく 【季節】 初冬 微動だに せぬ雲水に 北颪 (びどうだに せぬうんすいに きたおろし) S110 【季語】 北颪 【季節】 三冬 閑かさや 水面に映る 小春空 (しずかさや みなもにうつる こはるぞら) S111 【季語】 小春 【季節】 初冬 盆栽や 剪定待ちの 冬支度 (ぼんさいや せんていまちの ふゆじたく) S112 【季語】 冬支度 【季節】 晩秋 冬ざれて 視線の先の 想い入れ (ふゆざれて しせんのさきの おもいいれ) S113 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 冬ざれて これが龍虎の 対決ぞ (ふゆざれて これがりゅうこの たいけつぞ) S114 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬 痩せ蛙 隅に置けずに しがみ付き (やせがえる すみにおけずに しがみつき) S115 【季語】 蛙 【季節】 三春 その先は 秋の終わりか 気の乱れ (そのさきは あきのおわりか きのみだれ) S116 【季語】 秋の終わり 【季節】 晩秋 小春日や 屋号四つの 玄関口 (こはるびや やごうよっつの げんかんぐち) S117 【季語】 小春日 【季節】 初冬 沈黙の 対決ありや 冬の空 (ちんもくの たいけつありや ふゆのそら) S118 【季語】 冬 【季節】 三冬 色街も 楽しからずや 冬日向 (いろまちも たのしからずや ふゆひなた) S119 【季語】 冬 【季節】 三冬 高下駄や 色無き風は 蹴られけり (たかげたや いろなきかぜは けられけり) S120 【季語】 色無き風 【季節】 三秋 電飾に 捕らわれ感ず 隙間風 (でんしょくに とらわれかんず すきまかぜ) S121 【季語】 隙間風 【季節】 三冬 忍び寄る 冬の気配の 京の街 (しのびよる ふゆのけはいの きょうのまち) S122 【季語】 冬の気配 【季節】 晩秋 春愁 2015年02月19日 | 俳句 春愁や 枝に引っ掛かる 凧難儀 (しゅんしゅうや えだにひっかかる たこなんぎ) 17329 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 病でなくば 気も安く (しゅんしゅうや やまいでなくば きもやすく) 17330 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 人それぞれの 気の昏さ (しゅんしゅうや ひとそれぞれの きのくらさ) 17331 【季語】 春愁 【季節】 三春 目減りする 年金暮らし 闇の春 (めべりする ねんきんくらし やみのはる) 17332 【季語】 春 【季節】 三春 入学や 体に合わぬ ランドセル (にゅうがくや からだにあわぬ らんどせる) 17333 【季語】 入学 【季節】 晩春 牛乳屋 止めし長男 長朝寝 (ぎゅうにゅうや やめしちょうなん ながあさね) 17334 【季語】 朝寝 【季節】 三春 寝ておれば 春はあけぼの 遠くなり (ねておれば はるはあけぼの とおくなり) 17335 【季語】 春 【季節】 三春 気も暗し 雨傘代用 春日傘 (きもくらし あまがさだいよう はるひがさ) 17336 【季語】 春日傘 【季節】 晩春 世の中は 三寒四温 理屈抜き (よのなかは さんかんしおん りくつぬき) 17337 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 水温む 洗顔時の 至福感 (みずぬるむ せんがんどきの しふくかん) 17338 【季語】 水温む 【季節】 仲春 亀鳴くを 知るや知らずや 俳人は (かめなくを しるやしらずや はいじんは) 17339 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 目借時 寝かせカレーの 蓋重し (めかりどき ねかせかれーの ふたおもし) 17340 【季語】 目借時 【季節】 晩春 風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
春愁 2015年02月19日 | 俳句 春愁や 枝に引っ掛かる 凧難儀 (しゅんしゅうや えだにひっかかる たこなんぎ) 17329 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 病でなくば 気も安く (しゅんしゅうや やまいでなくば きもやすく) 17330 【季語】 春愁 【季節】 三春 春愁や 人それぞれの 気の昏さ (しゅんしゅうや ひとそれぞれの きのくらさ) 17331 【季語】 春愁 【季節】 三春 目減りする 年金暮らし 闇の春 (めべりする ねんきんくらし やみのはる) 17332 【季語】 春 【季節】 三春 入学や 体に合わぬ ランドセル (にゅうがくや からだにあわぬ らんどせる) 17333 【季語】 入学 【季節】 晩春 牛乳屋 止めし長男 長朝寝 (ぎゅうにゅうや やめしちょうなん ながあさね) 17334 【季語】 朝寝 【季節】 三春 寝ておれば 春はあけぼの 遠くなり (ねておれば はるはあけぼの とおくなり) 17335 【季語】 春 【季節】 三春 気も暗し 雨傘代用 春日傘 (きもくらし あまがさだいよう はるひがさ) 17336 【季語】 春日傘 【季節】 晩春 世の中は 三寒四温 理屈抜き (よのなかは さんかんしおん りくつぬき) 17337 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬 水温む 洗顔時の 至福感 (みずぬるむ せんがんどきの しふくかん) 17338 【季語】 水温む 【季節】 仲春 亀鳴くを 知るや知らずや 俳人は (かめなくを しるやしらずや はいじんは) 17339 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春 目借時 寝かせカレーの 蓋重し (めかりどき ねかせかれーの ふたおもし) 17340 【季語】 目借時 【季節】 晩春 風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
風車 2015年02月17日 | 俳句 風の道 せせらぎの音 川柳 (かぜのみち せせらぎのおと かわやなぎ) 17317 【季語】 川柳 【季節】 初春 川柳=猫柳 菜の花や 黄色の色は 辛みの黄 (なのはなや きいろのいろは からみのき) 17318 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 冬の旅 闇夜の中の 一人旅 (ふゆのたび やみよのなかの ひとりたび) 17319 【季語】 冬 【季節】 三冬 せせらぎの やわらかき音 春めきぬ (せせらぎの やわらかきおと はるめきぬ) 17320 【季語】 春めく 【季節】 初春 脇探る 赤子の温み 春うらら (わきさぐる あかごのぬくみ はるうらら) 17321 【季語】 春うらら 【季節】 三春 風車 回る廻らぬ 風次第 (かざぐるま まわるまわらぬ かぜしだい) 17322 【季語】 風車 【季節】 三春 迷わぬは 直に進むや 風柳 (まよわぬは ちょくにすすむや かぜやなぎ) 17323 【季語】 柳 【季節】 晩春 春の午後 転寝好きの 至福あり (はるのごご うたたねずきの しふくあり) 17324 【季語】 春 【季節】 三春 春服に 何時変わるかは 嫁次第 (はるふくに いつかわるかは よめしだい) 17325 【季語】 春 【季節】 三春 屋根越えて 何処まで行くや シャボン玉 (やねこえて どこまでゆくや しゃぼんだま) 17326 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春 紙風船 破れを避けて 手を添えて (かみふうせん やぶれをさけて てをそえて) 17327 【季語】 紙風船 【季節】 三春 春の夜や 覚めたる刻の 長かりし (はるのよや さめたるときの ながかりし) 17328 【季語】 春 【季節】 三春 春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
春愁 2015年02月15日 | 俳句 五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て (ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて) 17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ (ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ) 17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋 春一番 いつ吹いたとて 春いちばん (はるいちばん いつふいたとて はるいちばん) 17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春 涅槃仏 寝てたって春の 後光射す (ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす) 17296 【季語】 春 【季節】 三春 雛菊や 群れて咲いてと 賑々し (ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし) 17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春 菫花 見つけて嬉し 触りたし (すみればな みつけてうれし さわりたし) 17298 【季語】 菫 【季節】 三春 如月や 贈らる和菓子 味深き (きさらぎや おくらるわがし あじふかき) 17299 【季語】 如月 【季節】 仲春 金無くも 有るよな素振り 春うらら (かねなくも あるよなそぶり はるうらら) 17300 【季語】 春麗 【季節】 三春 桃が咲く 当たり前でも ありがたし (ももがさく あたりまえでも ありがたし) 17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春 物忘れ 誰にもあるさ 春うらら (ものわすれ だれにもあるさ はるうらら) 17302 【季語】 春麗 【季節】 三春 春愁や 秋の心や 春愁や (しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや) 17303 【季語】 春愁 【季節】 三春 嫁留守の 春の定番 カップ麺 (よめるすの はるのていばん かっぷめん) 17304 【季語】 春 【季節】 三春 差し向かい 顔を見合わす 春の昼 (さしむかい かおをみあわす はるのひる) 17305 【季語】 春 【季節】 三春 貧乏は 無いより荒く 春寒し (びんぼうは ないよりあらく はるさむし) 17306 【季語】 春寒 【季節】 初春 春の雫 意地が涙を 通せんぼ (はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ) 17307 【季語】 春 【季節】 三春 渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。 春の酒 つきあいありて 節に変ふか (はるのさけ つきあいありて せつにかふか) 17308 【季語】 春 【季節】 三春 蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ (かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ) 17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春 蛙の子=オタマジャクシ 春の空 見上げる空は 華やいで (はるのそら みあげるそらは はなやいで) 17310 【季語】 春 【季節】 三春 67しくも 断から節へ 春の酒 (むなしくも だんからせつへ はるのさけ) 17311 【季語】 春 【季節】 三春 67しい=空しい・・・・六七才 春眠や 夢の旅路は 遠くまで (しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで) 17312 【季語】 春眠 【季節】 三春 まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧 (まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ) 17313 【季語】 春朧 【季節】 三春 宿酔=二日酔い ときおりに 止まり流れて 梅の花 (ときおりに とまりながれて うめのはな) 17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春 春一番 妹のくちびる 皺多き (はるいちばん いものくちびる しわおおき) 17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春 春愁や 本の分かれ目 季語辞典 (しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん) 17316 【季語】 春愁 【季節】 三春 我が季語辞典も真っ二つに割れた。 バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
バレンタインデー 2015年02月14日 | 俳句 チョコなんざ バレンタインにゃ 食べ飽きて (ちょこなんざ ばれんたいんにゃ たべあきて) 17286 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 春風邪や 我には我の 事情あり (はるかぜや われにはわれの じじょうあり) 17287 【季語】 春風邪 【季節】 三春 春浅き 山を下りれば 濃い色に (はるあさき やまをおりれば こいいろに) 17288 【季語】 春浅し 【季節】 初春 三度咲く 四度目は我に 椿咲く (さんどさく よどめはわれに つばきさく) 17289 【季語】 椿 【季節】 三春 菜畑は 畳敷く如 黄は海へ (なばたけは たたみしくごと きはうみへ) 17290 【季語】 菜の花 【季節】 晩春 黄の化粧 黄が気でなきや 紅椿 (きのけしょう きがきでなきや べにつばき) 17291 【季語】 紅椿 【季節】 三春 朧月 昔むかしの 戀話 (おぼろづき むかしむかしの こいばなし) 17292 【季語】 朧月 【季節】 三春 利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
利き酒会 2015年02月13日 | 俳句 春浅し 首輪なき犬 我に似し (はるあさし くびわなきいぬ われににし) 17274 【季語】 春浅し 【季節】 初春 雨上がり 若さも戻り 風光る (あめあがり わかさももどり かぜひかる) 17275 【季語】 風光る 【季節】 三春 妬け食いの あられせんべい 春浅し (やけぐいの あられせんべい はるあさし) 17276 【季語】 春浅し 【季節】 初春 早春や ポッケのどんぐり 妹忘れ (そうしゅんや ぽっけのどんぐり いもわすれ) 17277 【季語】 早春 【季節】 初春 咲きだせば 散り始めなり 梅二月 (さきだせば ちりはじめなり うめにがつ) 17278 【季語】 二月 【季節】 初春 盆梅を 飾るは何の おもてなし (ぼんばいを かざるはなんの おもてなし) 17279 【季語】 盆梅 【季節】 初春 紅梅も 白梅もまた 好きなんで (こうばいも しらうめもまた すきなんで) 17280 【季語】 紅梅 【季節】 初春 明日までも 待てぬチョコや バレンタイン (あすまでも まてぬちょこや ばれんたいん) 17281 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 義理よりも 質を評価の バレンタイン (ぎりよりも しつをひょうかの ばれんたいん) 17282 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 早春や わが青春は これからも (そうしゅんや わがせいしゅんは これからも) 17283 【季語】 早春 【季節】 初春 湯豆腐も 恋の秘訣も 隠し味 (ゆどうふも こいのひけつも かくしあじ) 17284 【季語】 湯豆腐 【季節】 三春 誘われし 利き酒会や 春の闇 (さそわれし ききざけかいや はるのやみ) 17285 【季語】 春の闇 【季節】 三春 春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ
春うらら 2015年02月13日 | 俳句 陽を受けし 木々の間影の 冴え返る (ひをうけし きぎのまかげの さえかえる) 17262 【季語】 冴え返る 【季節】 初春 掌の バレンタインチョコ 溶け始む (てのひらの ばれんたいんちょこ とけはじめむ) 17263 【季語】 バレンタインデー 【季節】 初春 猫並みに 寝ても覚めても 目借時 (ねこなみに ねてもさめても めかりどき) 17264 【季語】 目借時 【季節】 晩春 好きでない 猫の戀の句 増えにけり (すきでない ねこのこいのく ふえにけり) 17265 【季語】 猫の戀 【季節】 初春 春光や 日ごとに強き 感がする (しゅんこうや ひごとにつよき かんがする) 17266 【季語】 春光 【季節】 三春 昼の月 よい下弦なり 春の月 (ひるのつき よいかげんなり はるのつき) 17267 【季語】 春 【季節】 三春 春浅し 月も育ちて 半ばなり (はるあさし つきもそだちて なかばなり) 17268 【季語】 春浅し 【季節】 初春 春寒や 嘘多き人 世に憚る (はるさむや うそおおきひと よにはばかる) 17269 【季語】 春寒 【季節】 初春 恐れとは 子供に根付く 春の闇 (おそれとは こどもにねづく はるのやみ) 17270 【季語】 春の闇 【季節】 三春 加齢とは 恐れを忘る 春の闇 (かれいとは おそれをぼうる はるのやみ) 17271 【季語】 春の闇 【季節】 三春 紅梅や 二人の孫は 馥郁と (こうばいや ふたりのまごは ふくいくと) 17272 【季語】 紅梅 【季節】 初春 チョキばかり こぼれ松葉は 春うらら (ちょきばかり こぼれまつばは はるうらら) 17273 【季語】 春麗 【季節】 三春 記事一覧 | 画像一覧 | フォロワー一覧 | フォトチャンネル一覧 « 前ページ