妹帰り 五月蝿さ戻る 蝉時雨
(いもかえり うるささもどる せみしぐれ)
16091 【季語】 蝉時雨 【季節】 晩夏
青鷺と 亀の話は 無いものを
(あおさぎと かめのはなしは ないものを)
16092 【季語】 青鷺 【季節】 三夏
昼顔の 二階に伸びる 逞しさ
(ひるがおの にかいにのびる たくましさ)
16093 【季語】 昼顔 【季節】 仲夏
屋根登り 昼寝をしたき 望みあり
(やねのぼり ひるねをしたき のぞみあり)
16094 【季語】 昼寝 【季節】 三夏
夕立や 繋ぐ手滑り 妹脱臼
(ゆうだちや つなぐてすべり いもだっきゅう)
16095 【季語】 夕立 【季節】 三夏
驟雨とや 経験の無き 天気予報
(しゅううとや けいけんのなき てんきよほう)
16096 【季語】 驟雨 【季節】 三夏
驟雨(shower rain)=対流性の雲から降る雨のこと。
降水強度が急に変化し、降り始めや降り止みが突然で、
空間的な雨の分布を見ても変化が 大きく散発的であるのが特徴。
降水強度が急に変化し、降り始めや降り止みが突然で、
空間的な雨の分布を見ても変化が 大きく散発的であるのが特徴。
端居して 雲の流れに 目を盗られ
(はしいして くものながれに めをとられ)
16097 【季語】 端居 【季節】 三夏
端居=家の中の暑さを避け、縁先や窓辺で
(つまり「家の端」で)涼気を求めくつろぐこと。
豪雨禍が続いているが、酷暑の中、ひと雨欲しいのも人情か。
(つまり「家の端」で)涼気を求めくつろぐこと。
豪雨禍が続いているが、酷暑の中、ひと雨欲しいのも人情か。
二階建て カツ丼ありて 夕焼に
(にかいだて かつどんありて ゆうやけに)
16098 【季語】 夕焼 【季節】 晩夏
出る時出 出ぬ時は出ぬ 冷し麦
(でるときで でぬときはでぬ ひやしむぎ)
16099 【季語】 冷し麦 【季節】 三夏
夏肥えで いと恥ずかしき シルエット
(なつごえで いとはずかしき しるえっと)
16100 【季語】 夏 【季節】 三夏
池映る 平等院も 夏館
(いけうつる びょうどういんも なつやかた)
16101 【季語】 夏 【季節】 三夏
ホームラン 祭りの後の 球拾い
(ほーむらん まつりのあとの たまひろい)
16102 【季語】 祭り 【季節】 三夏