我が家には イカナゴの香の 溢れおり
(わがやには いかなごのかの あふれおり)
20250 【季語】 イカナゴ 【季節】 晩春
晴れ男 効き目が足りず 花の雨
(はれおとこ ききめがたりず はなのあめ)
20251 【季語】 花の雨 【季節】 晩春
何の為 思案して呑む 万愚節
(なんのため しあんしてのむ ばんぐせつ)
20252 【季語】 万愚節 【季節】 晩春
野に出れば 春の風吹く 心地良さ
(のにでれば はるのかぜふく ここちよさ)
20253 【季語】 春 【季節】 三春
辞めてから 十六年 春深し
(やめてから じゅうろくねん はるふかし)
20254 【季語】 春深し 【季節】 晩春
老いの身は 日に日に募る 花冷えや
(おいのみは ひにひにつのる はなびえや)
20255 【季語】 花冷え 【季節】 晩春
春昼や 飛沫が雨に 華厳滝
(しゅんちゅうや しぶきがあめに けごんのたき)
20256 【季語】 春昼 【季節】 三春
世の中は 満開過ぎて 花吹雪
(よのなかは まんかいすぎて はなふぶき)
20257 【季語】 花吹雪 【季節】 晩春