『レストラン 女性ばかりで 玉の汗』
(れすとらん じょせいばかりで たまのあせ)
『場違いも 味がよければ 涼しさが』
(ばちがいも あじがよければ すずしさが)
『金糸梅 めしべの白の 際立ちて』
(きんしばい めしべのしろの きわだちて)
『一夜にて 凌霄花 咲き誇り』
(いちやにて のうぜんかずら さきほこり)
『梅雨の雨 降り出す前に 地下鉄に』
(つゆのあめ ふりだすまえに ちかてつに)
『梅雨の雨 我避ける如 降るらしく』
(つゆのあめ われさけるごと ふるらしく)
『梅雨の雨 サドルの濡れで 降るを知る』
(つゆのあめ さどるのぬれで ふるをしる)
『梅雨空に 期待をせずや 満月を』
(つゆぞらに きたいをせずや まんげつを)
『我が汚れ 祓い清めよ 大祓い』
(わがけがれ はらいきよめよ おおはらい)