『木の芽立ち 春本番の おでましか』
(きのめたち はるほんばんの おでましか)
『見渡せば なずななずなの 花の咲く』
(みわたせば なずななずなの はなのさく)
『おぼろなる 春の光に 安堵して』
(おぼろなる はるのひかりに あんどして)
『聞き澄ます 土鈴の音や 梅の香や』
(ききすます どれいのおとや うめのかや)
『ひねもすや 朝寝朝寝で ひねもすや』
(ひねもすや あさねあさねで ひねもすや)
『失敗も 成功の種と 山笑う』
(しっぱいも せいこうのたねと やまわらう)
『春雨の 霧雨の如 白霞み』
(はるさめの きりさめのごと しろかすみ)
『春雨の 降る由知らず 濡れて行く』
(はるさめの ふるよししらず ぬれてゆく)
『あまつぶの うなじに咲きて 春うらら』
(あまつぶの うなじにさきて はるうらら)
『春朝日 白々と明け 気の満つる』
(はるあさひ しらじらとあけ きのみつる)
『春の朝 目覚めるまでの しあわせよ』
(はるのあさ めざめるまでの しあわせよ)