さくら咲く その一言が 待ち遠し
(さくらさく そのひとことが まちどおし)
16495 【季語】 桜 【季節】 晩春
囀りを 追いて仰げば 青い空
(さえずりを おいてあおげば あおいそら)
16496 【季語】 囀り 【季節】 三春
木洩れ日の 光りの中に すみれ草
(こもれびの ひかりのなかに すみれぐさ)
16497 【季語】 すみれ草 【季節】 三春
川下り 流れにまかす 春の鴨
(かわくだり ながれにまかす はるのかも)
16498 【季語】 春 【季節】 三春
梅が香の ふるさと便り 風に聞く
(うめがかの ふるさとだより かぜにきく)
16499 【季語】 梅が香 【季節】 初春
にぶき音 振り返え見れば 椿落つ
(にぶきおと ふりかえみれば つばきおつ)
16500 【季語】 椿 【季節】 三春
淀みには 椿一輪 浮き沈み
(よどみには つばきいちりん うきしずみ)
16501 【季語】 椿 【季節】 三春
佐保姫と 遊べる頃が 華なのか
(さおひめと あそべるころが はななのか)
16502 【季語】 佐保姫 【季節】 三春