十度目の 退職記念 風青し
(じゅうどめの たいしょくきねん かぜあおし)
16824 【季語】 風青し 【季節】 三夏
何せむに 梅雨でない梅雨 続きけり
(なにせむに つゆでないつゆ つづきけり)
16825 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏
朝顔は ベランダ越しに 顔を見せ
(あさがおは べらんだごしに かおをみせ)
16826 【季語】 朝顔 【季節】 初秋
その昔 バイトで覚えし 三尺寝
(そのむかし ばいとでおぼえし さんじゃくね)
16827 【季語】 三尺寝 【季節】 三夏
罰あたり 鳥居の上で 三尺寝
(ばちあたり とりいのうえで さんじゃくね)
16828 【季語】 三尺寝 【季節】 三夏
今は只 怠惰貪る 三尺寝
(いまはただ たいだむさぼる さんじゃくね)
16829 【季語】 三尺寝 【季節】 三夏
昼寝覚め 指の痺れに 涎跡
(ひるねざめ ゆびのしびれに よだれあと)
16830 【季語】 昼寝覚め 【季節】 三夏
ヨット遊び 風に盗られし 夏帽子
(よっとあそび かぜにとられし なつぼうし)
16831 【季語】 夏 【季節】 三夏