『涼風に 触れてうきうき 心浮く』
(すずかぜに ふれてうきうき こころうく)
『涼風の さわさわと鳴き 木々揺れる』
(すずかぜの さわさわとなき きぎゆれる)
『涼風に 汗の臭いも 吹き飛びぬ』
(すずかぜに あせのにおいも ふきとびぬ)
『涼風の 道路に沿って 来たりけり』
(すずかぜのどうろにそって きたりけり)
『涼風の 窓を開ければ 入り来る』
(すずかぜの まどをあければ はいりくる)
『その花は 蔓日日草と 教えられ』
(そのはなは つるにちにちそうと おしえられ)
『夏盛り 花鳥多く 名も知らぬ』
(なつさかり かちょうおおく なもしらぬ)
『満月も 曇る宰相 涙雨』
(まんげちも くもるさいそう なみだあめ)