体浮く ふんわりふわり 日向ぼこ
(からだうく ふんわりふわり ひなたぼこ)
20094 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬
終活や ひとり遊ばん 冬の虹
(しゅうかつや ひとりゆばん ふゆのにじ)
20095 【季語】 冬 【季節】 三冬
衰えぬ 六分の狂気 山眠る
(おとろえぬ りくぶのきょうき やまねむる)
20096 【季語】 山眠る 【季節】 三冬
寒夕焼け 雲が邪魔する 富士の山
(かんゆうやけ くもがじゃまする ふじのやま)
20097 【季語】 寒夕焼け 【季節】 三冬
湯豆腐や 踊り狂いし 鰹節
(ゆどうふや おどりくるいし かつおぶし)
20098 【季語】 湯豆腐 【季節】 三冬
池の端へ 陰押し行くや 鴨の陣
(いけのはへ かげおしゆくや かものじん)
20087 【季語】 鴨 【季節】 三冬
参道を 人に塞がれ 初詣
(さんどうを ひとにふさがれ はつもうで)
20088 【季語】 初詣 【季節】 新年
参道を 避け裏を行く 初詣
(さんどうを さけうらをゆく はつもうで)
20089 【季語】 初詣 【季節】 新年
混み合いて 頭のみ見る 初詣
(こみあいて あたまのみみる はつもうで)
20090 【季語】 初詣 【季節】 新年
茜さす 朝日に憶ゆ 淑気かな
(あかねさす あさひにおぼゆ しゅくきかな)
20091 【季語】 淑気 【季節】 新年
初富士と 夕陽に掛かる 雲の帯
(はつふじと ゆうひにかかる くものおび)
20092 【季語】 初富士 【季節】 新年
初夢は 初夢だから いいのだよ
(はつゆめは はつゆめだから いいのだよ)
20093 【季語】 初夢 【季節】 新年
年はじめ 耄けても楽し 吾が人生
(としはじめ ぼけてもたのし あがじんせい)
20082 【季語】 年始め 【季節】 新年
耄け =呆け=認知症?
三猿の 意味の深さや 春うらら
(さんえんの いみのふかさや はるうらら)
20083 【季語】 麗 【季節】 三春
日光東照宮には、三猿を含めて八匹の猿が飾ってあり、
その全体にも意味がある。
その全体にも意味がある。
埒もなき 傀儡師の如 御用始め
(らちもなき くぐつしのごと ごようはじめ)
20084 【季語】 御用始め 【季節】 新年
埒もなき=むちゃくちゃな。 傀儡師(くぐつし、かいらいし)=黒幕、策士。
初場所に 進退懸けて 息も切れ
(はつばしょに しんたいかけて いきもきれ)
20085 【季語】 初場所 【季節】 新年
寒星や 金木の間 三日月が
(かんせいや かねきのはざま みかづきが)
20086 【季語】 寒星 【季節】 三冬
三日月を間に金星と木星が夜明け前光っていた??
御降りや いまだ会わずや もう八日
(おさがりや いまだあわずや もうようか)
20076 【季語】 御降り 【季節】 新年
御降り(おさがり)=正月三が日に降る雨や雪のこと。
鷽替や 忖度の顔 もう飽きた
(うそかえや そんたくのかお もうあきた)
20077 【季語】 鷽替 【季節】 新年
鷽替(うそかえ)=主に菅原道真を祭神とする神社(天満宮)において行われる神事。
鷽(ウソ)が嘘(うそ)に通じることから、前年の災厄・凶事を嘘とし、本年は吉を祈念して行われる。
鷽(ウソ)が嘘(うそ)に通じることから、前年の災厄・凶事を嘘とし、本年は吉を祈念して行われる。
世の中は 仕事始めも 寝正月
(よのなかは しごとはじめも ねしょうがつ)
20078 【季語】 寝正月 【季節】 新年
よく食べて よく寝て老いの お正月
(よくたべて よくねておいの おしょうがつ)
20079 【季語】 正月 【季節】 新年
列島に 沿いて棚引く 雪の雲
(れっとうに そいてたなびく ゆきのくも)
20080 【季語】 雪 【季節】 晩冬
初旅や いつも遊気の 初心
(はつたびや いつもゆうきの はつごころ)
20081 【季語】 初旅 【季節】 新年