俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

6月16日

2021年06月16日 | 三選俳句暦







夏の道 目を合わす人 逸らす人
なつのみち めをあわすひと そらすひと
0515 2006/6/16 【季語】 夏 【季節】 三夏


雨雲に 色を取られて 額の花
あまぐもに いろをとられて がくのはな
14259 2012/6/16 【季語】 額の花 【季節】 仲夏


この夏も 酷雨と酷暑の くり返し
このなつも こくあめとこくしょの くりかえし
20384 2019/6/16 【季語】 夏 【季節】 三夏



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6月15日」

2021年06月15日 | 三選俳句暦







沈みゆく 梅雨の夕陽の 目玉焼き
しずみゆく つゆのゆうひの めだまやき
6538 2008/6/15 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


まずビール 後はどうあれ まずビール
まずびーる あとはどうあれ まずびーる
9953 2009/6/15 【季語】 ビール 【季節】 三夏


ポケットに 洗濯屑や 夏の昼
ぽけっとに せんたくくずや なつのひる
9962 2009/6/15 【季語】 夏の昼 【季節】 三夏



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6月14日

2021年06月14日 | 三選俳句暦







ぐい呑みを 贈られ飲みし 冷酒かな
ぐいのみを おくられのみし れいしゅかな
3684 2007/6/14 【季語】 冷酒 【季節】 三夏


缶蹴りの 乾いた音に 初夏の風
かんけりの かわいたおとに しょかのかぜ
6529 2008/6/14 【季語】 初夏 【季節】 初夏


逢えぬ間に 紫陽花の色 濃くなりて
あえぬまに あじさいのいろ こくなりて
14252 2012/6/14 【季語】 紫陽花 【季節】 仲夏



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6月13日

2021年06月13日 | 三選俳句暦






短夜と 感じながらも 夜更かしを
みじかよと かんじながらも よふかしを
6520 2008/6/13 【季語】 短夜 【季節】 三夏


まさしくも 雨の合間の 五月晴れ
まさしくも あめのあいまの さつきはれ
9935 2009/6/13 【季語】 五月晴れ 【季節】 初夏


萍を 鴨は二分して 鯉泳ぐ
うきくさを かもはにぶして こいおよぐ
20376 2019/6/13 【季語】 萍 【季節】 三夏



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6月12日

2021年06月12日 | 三選俳句暦






武庫の川 向こう岸にも 夏があり
むこのかわ むこうぎしにも なつがあり
0503 2006/6/12 【季語】 夏 【季節】 三夏


梅雨空の 雲の上には 何がある
つゆぞらの くものうえには なにがある
6516 2008/6/12 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


田植え終え 陽を照り返す 水田あり
たうえおえ ようをてりかえす みずたあり
18161 2017/6/12 【季語】 田植え 【季節】 仲夏



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6月11日

2021年06月11日 | 三選俳句暦







河川敷 走る人にも 夏気配
かせんじき はしるひとにも なつけはい
0502 2006/6/11 【季語】 夏 【季節】 三夏


蝸牛 左右の槍の 不釣り合い
かたつむり さゆうのやりの ふつりあい
9918 2009/6/11 【季語】 蝸牛 【季節】 三夏


鉢植えに 住み着いた如 皐月蝿
はちうえに すみついたごと さつきばえ
19490 2018/6/11 【季語】 皐月蝿 【季節】 仲夏



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6月10日

2021年06月10日 | 三選俳句暦







この夏は 酒に一楽 求めしか
このなつは さけにいちらく もとめしか
0501 2006/6/10 【季語】 夏 【季節】 三夏


雨女 梅雨を土産に 帰り来る
あまおんな つゆをみやげに かえりくる
9903 2009/6/10 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


更衣 身だしなみすら 嫁まかせ
ころもがえ みだしなみすら よめまかせ
17811 2016/6/10 【季語】 更衣 【季節】 初夏



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6月9日

2021年06月09日 | 三選俳句暦







梅雨に泣く ここはどこかや 迷い道
つゆになく ここはどこかや まよいみち
0496 2006/6/9 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


煌めきし 未央柳の 花雫
きらめきし みおうやなぎの はなしずく
9888 2009/6/9 【季語】 未央柳 【季節】 仲夏


薔薇枯れて 棘の恐さの 目立つ頃
ばらかれて とげのこわさの めだつころ
20368 2019/6/9 【季語】 薔薇 【季節】 初夏



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6月8日

2021年06月08日 | 三選俳句暦








凪の川 波紋動けば 水馬さ
なぎのかわ はもんうごけば あめんぼさ
0494 2006/6/8 【季語】 水馬 【季節】 三夏


ざわざわと 木々の間を 夏の風
ざわざわと きぎのあいだを なつのかぜ
6494 2008/6/8 【季語】 夏 【季節】 三夏


木の上で 昼寝一番 屋根二番
きのうえで ひるねいちばん やねにばん
9877 2009/6/8 【季語】 昼寝 【季節】 三夏



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6月7日

2021年06月07日 | 三選俳句暦







晴れの日は 烏でしゃばる 夏の道
はれのひは からすでしゃばる なつのみち
0489 2006/6/7 【季語】 夏の道 【季節】 三夏


地下出れば 光り眩しき 夏の駅
ちかでれば ひかりまぶしき なつのえき
6489 2008/6/7 【季語】 夏 【季節】 三夏


植田には 早くも住むや 水すまし
うえたには はやくもすむや みずすまし
9864 2009/6/7 【季語】 水すまし 【季節】 三夏



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6月6日

2021年06月06日 | 三選俳句暦







匂うがごと 額あじさいの 濃紫
におうがごと がくあじさいの こむらさき
6484 2008/6/6 【季語】 あじさい 【季節】 仲夏


蓮の葉に 水玉一つ 揺れ遊ぶ
はすのはに みずたまひとつ ゆれあそぶ
15818 2013/6/6 【季語】 蓮の葉 【季節】 初夏


茄子の紺 照かりて映ゆる 雨雫
なすのこん てかりてはゆる あめしずく
19470 2018/6/6 【季語】 茄子 【季節】 晩夏



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6月5日

2021年06月05日 | 三選俳句暦








梅雨めいて ちあきなおみの 唄悲し
つゆめいて ちあきなおみの うたかなし
3603 2007/6/5 【季語】 梅雨めく 【季節】 仲夏


早乙女と 思えし娘 見当たらず
さおとめと おもえしむすめ みあたらず
9847 2009/6/5 【季語】 早乙女 【季節】 仲夏


捨てきれぬ 破れし扇子 引き出しに
すてきれぬ やぶれしせんす ひきだしに
12749 2010/6/5 【季語】 扇子 【季節】 三夏



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6月4日

2021年06月04日 | 三選俳句暦







蜘蛛の圍は 見えず匂わず 避けられず
くものいは みえずにおわず さけられず
0478 2006/6/4 【季語】 蜘蛛の圍 【季節】 三夏


宰相の 口と頭の 軽き夏
さいしょうの くちとあたまの かるきなつ
17476 2015/6/4 【季語】 夏 【季節】 三夏


五月闇 異常気象も 通常に
さつきやみ いじょうきしょうも つうじょうに
20359 2019/6/4 【季語】 五月闇 【季節】 仲夏



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6月3日

2021年06月03日 | 三選俳句暦







美女柳 長い睫が 雨に濡れ
びじょやなぎ ながいまつげが あめにぬれ
6472 2008/6/3 【季語】 美女柳 【季節】 仲夏


火照りたる 自転車サドル 夏地獄
ほてりたる じてんしゃさどる なつじごく
12741 2010/6/3 【季語】 夏 【季節】 三夏


意向とは 忖度とはと 霍乱す
いこうとは そんたくとはと かくらんす
18145 2017/6/3 【季語】 霍乱 【季節】 晩夏
意向=どうするつもりかという考え。心の向かうところ。思わく。 
忖度=他人の心をおしはかること。 
霍乱=古くから知られていた,中国医学の病名の一つで,
嘔吐と下痢を起こし,腹痛や煩悶なども伴う病気の総称である。
日本では一般に日射病などの暑気あたりの諸病をさす。

国民の意向を知らぬ政治家が多い。
無責任、ダラダラ、無反省。
憲政史上、最悪の政治が続いている。



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6月2日(水)

2021年06月02日 | 三選俳句暦






割り箸の ささくれ気になる 冷奴
わりばしの ささくれきになる ひややっこ
9822 2009/6/2 【季語】 冷奴 【季節】 三夏


目覚めれば 宿酔残る 薄暑かな
めざめれば しゅくすいのこる はくしょかな
15790 2013/6/2 【季語】 薄暑 【季節】 初夏
宿酔(しゅくすい)=二日酔い

玉砂利に 溶け込み隠る 夏とんぼ
たまじゃりに とけこみかくる なつとんぼ
15796 2013/6/2 【季語】 夏 【季節】 三夏



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