紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

選挙事務所は、情報交流拠点だった

2018年01月26日 | 田舎暮らし&家族

今は町会議員選挙の真っ最中。

立候補している青春クラブの同志の選挙事務所に、1日1回以上は出向いている。そこには、町内各地から支援者が集まってくる。

顔なじみもいれば久し振りに出会う懐かしい人もいる。初めてお会いする人もいるが、不思議と親しい間柄のように会話が弾む。それは、同じ思いを持った仲間という意識が働くのかも知れない。

今朝の9時に行くと、顔なじみが2人と見知らぬ人が2人、来られていた。すぐに打ち解け、話を聞いてビックリした。

当町は市町村合併により県内市町村の面積ランキングで、2番目の広さとなった。我が家から一番遠い旧町の役場(今は出先機関になっている)までは、山あいを車で走ること40~50分、遠い集落だと1時間以上はかかる。

初めてお会いした方は、そこから来られたと言う。地名を言われてもわからない。「あらぎ島」がみえるところと聞き、おぼろげに浮かんできた。

日本の棚田百選に選ばれた「あらぎ島」沿いの道は、かつて何回か通ったことがあった。かすかな記憶をたどりながら話をすると、「今は違う」と言う。「今、バイパスができているし、あらぎ島の展望台もある。近くに道の駅もある」と言う。

何十年も通っていない間に、様変わりしていることに驚いた。かつて、この地を通り抜け、高野龍神スカイラインや高野山に行ったこともある。でも、今では我が家から高野山に行くには、阪和自動車道・京奈和自動車を利用して他の市町村を通り抜けた方が走りやすいし時間も早いので、この地を通ることもなくなった。

今や「あらぎ島」は観光スポットになり写真の愛好家からも人気らしい。合併前までは他町のことだったが、今は我が町となった。でも、そんな有名な「観光スポット」のことを聞かれても自分は答えられない。

他市町村や県外の人からみれば、「自分の町なのに知らない?」と怪訝がられても仕方ない。でも、我が家から北向いて40~50分も車で走れば関西空港まで行ける。家内の買物で行く大阪・泉南のイオンやコストコも40~50分。南向けば、白浜温泉までも40~50分。

以前から、山村地域の若い人達は、生活が便利な我が小学校区にどんどん移り住んできている。県民人口が減り続けている中で、我が小学校の児童数が増え続けている特異な現象も起こっている。そんな山奥向いては、よほどの理由がないと車を走らせることもない。

選挙事務所に出入りしたお蔭で、我が町の知らないことに気づいたし、我が町に思いを巡らすきっかけともなった。明日は選挙運動最終日。どんな人との出会いが待っていることやら・・・

※「あらぎ島」の写真を紹介したくても自分で撮った写真がない。それが残念! 著作権があるので転載もできない。ご覧になられる方は、ネット検索でお願いします。