朝から家内は遠方の病院へ。
花の仕入れに行ったり半日もかかるような病院へでかける時、頭や神経を使っている日々の「孫や妊婦の食事作り」から開放されるためか、家内は元気ハツラツになる。その「とばっちり」は自分にくる。
出かける前の家内の言葉。
「昨日、豚肉を買ってきて冷蔵庫のパーシャルに入ってる。お昼、何か作っといて!」と言いながらニコニコ顔。
食材を指定して料理を作っといてなんて・・・ 素人コック長には荷が重すぎる・・・
少ない豚肉料理のレパートリーから思いついたのは、我が家の畑に「キャベツ」がたくさん残ってるしと、「豚の生姜焼き」に決めた。
包丁使いがままならない素人コックには、キャベツの千切りは無理。包丁で切れば幅は太くて、しかも不揃い間違いなし。自分でも食べる気がしない料理になる。でも我が家には強い味方がいた。
「孫の食事」と妊婦にも優しい薄味の「豚肉の生姜焼き・3人前」を作るのに約1時間奮闘した。食事の用意が整い、時間も時間なので食べ始めようとした時、それを待ってたかのように家内が戻ってきた。
自分:「エライ 遅かったなあ。もっと早く帰ってくると思ってたのに」
家内:「病院、混んでたんや」
自分:「ホンマ? それでも遅すぎるけど・・・ どっか、寄ったんと違う?」
家内:「ウン、買うものがあったんで、途中、百均に寄ってきた」
自分:「ホンマ、それだけ? まさかシマムラとか?」
家内:「シマムラ寄ってない」「フフフ・・・ ただ、途中、お腹が空いたんでコンビニに寄ってパンとコーヒーを買い、車の中で食べてきた。フフフ・・・」
自分&娘:「エーーー (絶句)」
「我が家へ着く直前のお昼前に、しかも、わざわざコンビニに寄ってまでパンを買って食べた?」、そのまさかの行動に返す言葉もなく、ただただ、あきれるしかなかった。
我に返った時、それが、家内の「ささやかな息抜きと楽しみ」であることを察知した。
<薄味にした「豚肉の生姜焼き」:キャベツはタップリ。玉ねぎの代わりにモヤシ1袋。豚肉は1パック:300g強>
<素人コックの強い味方:キャベツの千切り器>
<きれいに切れてる!>