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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

書くこと,撮ること

2013-07-25 | 日記

書くことは思うこと,考えることを整えることだと思います。そこには必ず推敲,吟味という作業が加わります。どんな拙い一文であれ,人に読んでいただくことを前提にする限り,誤解が生じないように,文意が腑に落ちていくように,ことばを整える必要があります。

今のところ,書きたいことがわたしにはあります。些細なことでも,見ること聞くことを通してわたしのアンテナにひっかかってくるモノやコトが続きます。そうしたものは一日に必ず一つや二つはあります。うっちゃっておくのは勿体ない程のモノ・コトが続くと,ストックした題材や事柄が積み上がっていきます。

それを面倒がらずに丹念に書き綴るのは,わたしがわたしのいのちを生きる証しだと思っています。書くのは億劫ではありません。しゃべるように,語るように,自由に書くのは束縛がなくってわたしには合っています。いずれ,書くことについてのわたしの思いについて整理しようと思っています。

それはさておき,こんなわけですから,書きかけの原稿が溜まっていきます。雪だるま式に増えるというふうでもありませんが,原稿がなくなることはありません。

そこに,撮った写真を加える作業が重なります。今,撮る行為はじつにたのしい,と感じています。深い意味もなく行っていた“見る”行為が,繰り返しレンズを通して対象を記録していくうちに“観る”“視る”意味を重ね持つようになります。そこには発見が生まれます。発見は,この歳になっても“追求心”をくすぐります。

今日は,ブログの正式開設から1001日目を数えます。節目の出発日です。実際は2010年5月から準備にかかって,その年の10月に定期的な更新を始めました。以来,できるだけ更新に努めてきた結果,たくさんの方々にアクセスいただきました。ほんとうにありがとうございます。

自然にゆたかに展開されている生きものたちのいのち。“ミリのいのち,センチの蠢き”。これがわたしの目に映る主要なテーマです。目に映れば,こころがわくわくします。躍ります。アクセスいただく皆様に,わたしというフィルターを通して自然の多様な姿の一コマ一コマを引き続きお届けできれば,と願っています。

以上のような取り留めのない事柄をこころの内で整理しながら,今日は自宅脇の排水溝の草引き作業をしました。きれいな水が僅かに流れ,草が根を思いっ切り拡げていました。とくべつ自由な姿を見せているのがアメリカセンダングサです。

より多くの栄養分を摂ろうと根を伸ばしています。栄養分を程々に吸い上げられれば,茎を程々に伸ばします。根が拡がれば,からだ全体を支えるのはまことに容易です。からだのバランスは,生きものが生きている環境如何を教えてくれています。

草を取り除くと,そこも生きものの宝庫。羽化して間もないハグロトンボが休んでいて,トノサマガエルが潜んでいて,傍をシマヘビが通り過ぎて。

引き続き,ご愛読くださいますように……。 

 


キュウリの花と昆虫

2013-07-25 | 昆虫と花

親子体験農園では,野菜がよく育って,そこに昆虫たちがたくさん訪れています。もちろん,送粉・受粉に貢献する虫たちのことです。

栽培している野菜では,やはり黄色い花弁を付けるキュウリが目立つようです。チョウや大小のハチ類には,その色が目印なのです。

モンシロチョウは黄色が大好き。菜の花を思い浮かべれば納得できます。しかし,キュウリにはあまり歓迎されない昆虫ではないでしょうか。花の奥にまでからだを入れ,からだじゅうに花粉を付けるタイプではありません。ストローで蜜を易々と吸い上げるだけ。これでは,キュウリにははた迷惑でしょう。それで,「受粉に役立っているな」と第一印象だけで解釈するわけにはいきません。 

今度はハナバチが来ました。黄色の花に取り付いた黒っぽいからだは,遠くからも目立ちます。警戒心が強いハチなので,そっと近づくことが撮影のポイントです。一旦吸蜜し始めると,頭をすっぽり花の中に入れた状態になります。それで,こちらが気づかれる恐れがなくなります。

適当に蜜を吸い上げると,近くの花を順に回ります。そのときの羽音は辺りに響き渡ります。朝から,たいへん行動的だなあと感心してしまいます。 

撮影はできませんでしたが,もっと小さなハチも訪れました。 時間をかけて観察すれば,結構いろんな種類の昆虫と出合えるかもしれません。

親子で,こうした観察をする時間が持てればまた野菜栽培のおもしろさが増すでしょう。