自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ムラサキツメクサとモンキチョウの卵(まだ)

2017-07-03 | 生物

昆虫たちは卵の時代から外敵に狙われています。動かない無防備な卵は,当然相手の攻撃にさらされることになります。 

モンキチョウの卵もそうです。これまでにも妙なこの昆虫に襲われているのを見かけたことがありますが,さほど意識しないままでいました。ところが,今回は一部始終見てびっくり。やはり観察しないと事実は見えてこないものです。

卵に取り付いてなにやら仕掛けている様子。卵内部を見ると,最下部が極端にへこんで中身がなくなっています。これは明らかにこの虫の仕業です。

 

反対側から見ると,卵に噛みついているように見えます。 

 

いかにも肉食型のスタイルをしています。腹部は赤と黒の縞模様です。卵はすっかりへこんでいます。 

 

卵内部に詰まった,間もなくからだを形成するはずの組織が攻撃に晒されているのです。外敵の虫は口器を殻に当てて,食いちぎるようにしています。

 

 周りを回りながら,とことん内部を空にしようとしているみたいです。

 

下の方の組織成分がなくなると,上の方に向かいました。

 

虫の名は知りませんが,小さな卵にはこんなに小さな外敵が存在しているのです。もうびっくりです。 

 


ツバメシジミの産卵(続)

2017-07-03 | 昆虫

産卵後2日経過。もちろん変化はありません。

 

もっと近づいて撮りました。これが限界です。きれいな幾何学模様で覆われています。 

 

この日の昼間,またまたツバメシジミ2頭の産卵を目撃。その様子を画像でご紹介します。今回は1頭目です。わたしたちから見ると,逆立ち姿勢。腹部を大きく曲げる動作を始めると,すぐに産卵!

 

 

産卵を終えると,速やかに腹端を離します。 

 

 

次の花に移動。どうも若い花を選んでいるように思えます。 

 

 

また移って行きました。

 

 

次回はもう一つのツバメシジミの産卵を取り上げます。