自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

農業用ネットに産付されたナナホシテントウの卵,孵化

2017-10-02 | 昆虫

ナナホシテントウはブロックにも卵を産み付けるので,農業用ネットに卵があってもふしぎではありません。しかし,バラバラッと塊りになっているのは珍しいこと。

 

わたしはキャベツやブロッコリーの栽培にはモンシロチョウ避けにネットを覆います。これは度々の食害に遭ってきた結果,辿り着いた結論から出たものです。農薬は一切使いません。その覆いにオレンジ色のものがあるので,見てみたらナナホシテントウの卵だったのです。 

 

テントウムシはどう思ったのかわかりませんが,よくもマア,こんなところに産み付けたものです。卵が台座にきちんと付かないので,不安定極まりありません。

もっとないか見ると,整然と並べて産み付けられた箇所が2つ見つかりました。 

 

ネット上だと卵の変化を観察するには好都合です。孵化が直近になれば,シャーレにでも入れて観察できます。せっかくなので変化を追ってみることにしました。 

ある日の夕方見ると,卵から幼虫らしいものが穴から出て来る瞬間でした。からだには粘液のようなものが付いています。卵はオレンジ一色のまま。辺りは暗いので,懐中電灯で照らしながら撮影。しかし,限界を感じてストップ。無理やりに卵を採取して室内で観察することに。しかし,これ以上の変化はなし。

 

それにしてもふしぎなのですが,ナナホシテントウの孵化でこんな例があるだなんて。翌朝,止むを得ず,ネットを切りとって徹底観察をすることに。

                                                  (つづく)