自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

農業用ネットに産付されたナナホシテントウの卵,孵化(続)

2017-10-03 | 昆虫

やがて,卵に変化が起こり始めました。中心付近の色がなんとなく濃くなっています。

 

間違いありません。

 

色はオレンジ色から赤褐色っぽくなりかけ,それにしたがっていかにも幼虫らしい影が。頭部がはっきりと! 下写真で卵内部の変化が推測できるでしょう。

 

時間をおいて見ると,もう孵化しているもの,まさに孵化しつつあるものが目に飛び込んできました。前回にアップした写真のものとひどく違います。

 

孵化中の個体はじつに動きがゆっくりしています。からだを大きく曲げたり伸ばしたり,脚を曲げたり伸ばしたり。不釣り合いなぐらいに長い脚は透明感を持っていて,初々しい印象を与えます。

 

 

誕生後は,それまで守られてきた皮が残されます。ほんとうに薄い薄い皮です。

次回はこころに残る誕生シーンをご紹介します。

                                  (つづく)