自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

巨大! クロメンガタスズメの幼虫

2017-10-22 | 昆虫

畑仕事をしているときの話。ナスの葉に,なんだか黒っぽい大きなものが付いているようです。「何だろう」と思い,近寄ってみると,大きな大きな幼虫でした。丸々太った体形にはびっくり。

正体はクロメンガタスズメの褐色型。緑色型は昨年ジャガイモの葉に大発生したので記憶に新しいところ。褐色型を見るのは今回が初めてです。

 

全体を見ても,頭部だけ見ても,「こりゃ,いったい何者かなあ」と正体がさっぱりわかりませんでした。あとで調べてなんとかわかったほどです。だって,眼がどこにあるのかさえ,わからないのですから。

 

うんと接写してやっと側単眼が見えたのです。眼はからだの色にすっかり埋もれているように見えます。 

 

指を触れると,ぎゅっと固まったように脚を寄せてしまいました。  

 

それで,今度はつかんで正面から写しました。 

 

手に乗せると,ゆっくり動きかけました。警戒している様子はありません。 

 

農薬を使わずに野菜を栽培していると,いろんな昆虫が発生します。ナスにはカメムシが大発生。クロメンガタスズメは初めて確認しましたが,これもまたナスを好むのでしょう。ジャガイモが被害に遭ったのも,同じナス科なので納得です。