自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

超近接 ~水玉の小宇宙(続)~

2017-10-26 | 随想

収穫間近の稲田。穂が頭を垂れ,昨夜来の雨が水滴になって残っています。ウォーキングをしているときに目にとまり,水玉を通して向こうの景色を見てみました。

 

葉の表面はU字の断面をしているので,そのままでは景色は映りません。それで水玉が落ちないように,そして浮かすようにして眺めました。稲穂がちゃんと見えたー!

 

近くの実がこんなに大きく見えます。水玉と葉の接触面で,空気の層が白く輝いています。つまり,空気があるので水が弾かれているのです。

 

台風の被害もなく,実りゆたかな風景です。

 

横たわった茎から水滴が垂れ下がっていました。逆立ちした稲穂が頭を垂れる様子に趣きがあります。

 

水滴が茎と葉の間につながってありました。そこにも実りの風景が広がっていました。

 

 

秋は静かです。充実した実りがあちこちにあります。それはこんな水玉にも包み込まれています。いい風景です。