自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヒメウラナミジャノメの幼虫の成長

2017-10-12 | 昆虫

孵化したヒメウラナミジャノメの成長を見ていくのもいいなと思い,幼虫をタケの葉に置いておくことに。

孵化して数日後,幼虫を探しました。ポイントは食痕です。

 

食痕がある葉を裏返す,いなければ近くの葉を探す,そんなことで見つかります。見失ったことは今のところありません。葉の環境に馴染みかけたらしく,どうやらそこで生きていくようです。からだは緑がかっています。

 

二つ目の個体。すっかり緑色を帯びています。

 

三つ目の個体で体長を計りました。ほぼ5mmといったところ。

 

大きな幼虫が脱皮をし,尾端には皮がありました。それにしても,大きな食痕!

 

近寄ると,幼虫がからだを固定させるために吐いた糸が無数に見えます。この皮は結局脱ぎ捨てられたまま残っていました。

 

幼虫越冬するので,それぞれの個体は春までに何齢辺りまでいくか,それも関心事の一つです。