自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツマグロヒョウモン,飼育ケース下の蛹化

2018-06-21 | ツマグロヒョウモン

庭で,ツマグロヒョウモンの終齢幼虫が歩いてゆくのを見かけました。近くに生えた食草スミレを見ると,ほぼ食べ尽くしていました。

それなら飼育ケースに新しいスミレごと入れて撮影しようと思い,そのようにしました。

数日経つと,蓋に前蛹になってぶら下がっていました。ルーペで様子を確認。すると,全身筋肉の伸縮が見られました。この分だと,あと1,2時間程度で羽化しそうなのです。

結局,そのとおりになりました。タイミングのよさに感謝。その場面を写真版で記事にします。

直前にからだが伸びたようになり,表皮が上に送られ始めます。

 

 

腹端に皮が寄せられていきます。

 

頭部の皮が裂け始めます。 

 

じつに滑らかな変化です。 

 

蛹はからだを動かします。それによって,皮が上方向にどんどん寄せられていきます。 

 

皮が一か所に集まると,からだをぴくんぴくんとさせてなんとか落とそうとします。

 

落ちたことがわかるのでしょう,その途端動きが緩やかになります。ほっとした感じなのです。

 

時間が経つにつれて,節が収縮して翅部分がぐんと大きくなります。

 

これで設計図どおり垂蛹が形成されました。

 


ツバメシジミ,孵化激写!(6)

2018-06-21 | ツバメシジミ

6月19日(火)。続々と孵化。ただ,時間帯が夜間になる場合が多いので,残念ながらそれらにきっちり付き合い切れません。わたしの体力からすれば,昼間の出合いに期待するほかありません。

花の付け根に産み付けられた卵に穴が開き始めました。しかし,そこはとにかく観察しにくい隙間。苦労してレンズを向けなくてはなりません。

 

 

穴がすこしずつ開かれていきます。 

 

例に漏れず,空いた穴からするすると脱出。 

 

頭部の向きに素直にそのまま出ようとします。 

 

「よいしょ」と掛け声をかけたみたいに,花軸に取り付きました。 

 

誕生の筋道はその例とも同様です。無事に生まれ出ました。