自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(19)

2018-06-23 | ウラナミジャノメ

ネットに付いていた卵で,「これはもう孵化の見込みはないだろう」と思っていたものがじつは孵化寸前までいっていたことがわかりました。ルーペで確認したときはびっくり。

頭部辺りが黒っぽく見えます。

 

からだの赤みがはっきり見えます。

 

体毛もできていたのです。

 

もっと近寄ると,毛がくっきり。 

 

改めてからだ全体を見ると,ここまで来ていたんだなあと思ってしまいます。

 

無事に誕生するって,考えてみれば,スゴイことなのですね。このいのちは惜しくも途絶えたのです。 

 


めずらしい空中ジャガイモ

2018-06-23 | ジャガイモ

地表よりも上,つまり空中部分にジャガイモができているのを見かけました。空中ジャガイモと呼んでもよいでしょう。この話題についてはこれまでにも取り上げたことがあります。

品種は過去同様アンデスレッド。この種には割合空中イモができる確率がありそうです。

 

ただイモといっても,小さな小さなもの。にもかかわらず,やっぱりイモなのです。ジャガイモのイモは茎が膨らんだものでありながら,基本的には地中で形成されます。ところが空中に栄養分が蓄えられると,腋芽が膨らんだり,はたまた……。

茎と葉が茂って暗い空間ができています。環境が地中に似通っているために,生理機能がちょこっとはたらいて土の中らしいと勘違いしたのかも。

というわけで写真でご紹介しましょう。

膨らんだ腋芽が赤いのは,イモと共通しています。

 

次の例は花茎の先,花が付いていたところにできたもの。これも赤色。

 

変形したかたちながら,頂芽も出て,イモらしい姿格好をしています。根元付近には枯れた葉も付いています。

 

なにかのしくみで,ひょっくりできた空中イモ。ジャガイモの特性のユニークさが窺えます。