自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(18)

2018-06-15 | ウラナミジャノメ

今回は超接写を試みた写真をご紹介します。

孵化直後の幼虫を前方から撮りました。瑞々しいツヤをしています。頭部のつくりが手に取るようにわかります。

 

すぐにUターン。そうして殻を食べ始めます。側単眼の高さがよく理解できます。 

 

 

幼虫の体長は2mm。卵の直径は0.5mm。頭部の大きさは卵の直径よりずっと小さいですね。なにしろ,つい先ほどまでこの中に入っていたのですから。 

 

 

食べている様子を前方から写しました。口が殻をくわえています。

 

 

懸命に食べ続けます。

 

 

ときにはからだをひねります。

 

 

午前2時12分。ひたすら食べ続けます。これ以上近づけないところまで近づきました。解像度に難がありますが,迫真性があります。 

 

 

最後に残った卵が,唯一,わたしに孵化場面を激写させてくれました。徹夜をしなくても済んだー! 幸運も幸運,最高に幸せです。感謝。

せっかくなので,飼ってみようと思います。うまくいくかどうか。 

 


ツバメシジミ,孵化激写!(1)

2018-06-15 | ツバメシジミ

今季,ツバメシジミの孵化をきちんと記録できていないことが気になっていました。そんな気持ちでいた一昨日のことです。公園でツバメシジミを見かけました。そのとき脳裏を横切ったのは「ウラナミジャノメと同じように捕獲してネット内で採卵できないか」というもの。

善は急げ,です。6月13日,さっそく試すことに。植木鉢にはシロツメクサを植え,さらに紙コップに花を挿して置いておくことにしました。ネットの高さは,チョウが花に近づきやすいようできるだけ低くしました。

 

捕獲したツバメシジミは4頭。

 

翌6月14日には産卵行動を確認。そしてコップに挿した花を調べました。すると,予想以上に卵が見つかりました。

 

下写真は一つの花に2個産み付けられたの例です。卵が5つ産付された花及び7つ産付された花がそれぞれ一例ありました。

 

 

花弁に2個かたまって産み付けられた例もありました。

 

全部で25個。花を入れ替えたので,まだこれから増えるかもしれません。これで孵化を観察できるでしょう。今のところ首尾は上々です。