自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ムラサキツメクサと昆虫たち

2018-06-29 | 昆虫と花

ムラサキツメクサを訪れる虫たちはずいぶん多いと感じます。わたしにはそれは意外でした。たった30分程度の観察時間に過ぎませんでしたが,次々に出合いがあるのです。そのうちからいくつかをご紹介しましょう。

クロマルハナバチが口吻を伸ばして吸蜜。この大型のハナバチは黒いので目立ちます。

 

ババムカシハナバチでしょうか,体長10mmほどのハチが数匹。ハナバチは受粉の大いなる貢献者です。

 

コアオハナムグリはいろんな花の常連。体重を丸ごとかけて,受粉にたっぷり貢献しているのでしょう。ご本人はまるで知らないままに。

 

カメムシのなかまもいました。汁が気に入っているのでしょうか。

 

キタテハが舞い降りました。向こう向きだったのが惜しい! よく見ると,口吻が見えます。これは蜜だけをちゃっかり盗み取り。まあ,こういう無駄もまたツメクサは織り込み済みです。

 

大きい昆虫,小さな昆虫,いろいろ訪れるこの餌場はクモにとっても狩猟場でもあります。ハナグモがじっと待ち受けています。

 

柔らかな花弁がお気に入りのようで,なにかの幼虫が一匹。成虫の姿と一致しないのがわたしの力。

 

いつかまとめて,この花と昆虫とのつながりを紐解いてみたいと思いかけました。 

 


ヤマトシジミ,採卵から孵化まで(6)

2018-06-29 | ヤマトシジミ

6月22日(金)。同じ日に孵化ラッシュ。その中から一例を記事にします。

まず真上からの撮影です。

 

「できることなら横から撮りたい」 。そう思って,カメラ位置を変えました。

 

出て来ました。でも,向こう側に!

 

急きょ,真横から撮りました。 

 

からだを覆う毛がなびいている感じ。全身が見えるこの光景には喜びが詰まっているようです。

 

 

出たあと殻の周辺を歩いて……。

 

去って行きました。

 

 


モンシロチョウの吸水行動

2018-06-29 | 昆虫

田植えが終わった水田での目撃例。

モンシロチョウの,この吸水行動はウォーキングをしているときに見かけたものです。わたしはこれまで何度かモンシロチョウの吸水を目撃していますが,水田では初めてのことです。

腐りかけたイネの切り株がバラバラになって水面に浮いたり,地表に突き刺さったり。その一本に取り付いて熱心に吸水中でした。チョウの吸水の意味はよく知られています。求めるアンモニア成分は,肥料や有機堆肥に多量に含まれているので,格好の水場なのです。

 

こういうときはできるだけ近寄るのが得策。

 

もっと近寄って,伸びた吻を確認するようにして撮影します。この中をアンモニア分が通っていきます。

 

吻先をすこしずつ移動させながら,とにかく熱心にこの行動を続けました。

 

わたしにはまったく気づいていないのが幸いしました。こういう日のウォーキングは快調ですね。