自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

’19 夏,虫の目写真シリーズ(4)~ジャノメチョウ~

2019-07-14 | 昆虫

ジャノメチョウは日陰を好みます。ススキをはじめとするイネ科や,ヒカゲスゲなどのカヤツリグサ科の草が生えていたら,それこそ申し分なし。

わたしのフィールドワークである草原は,周りに大きな広葉樹があって,中が草地。草が刈り取られることがありますが,ほとんど伸び放題。こんなところはジャノメチョウもうきうきくらせるようです。この日に見かけたジャノメはたぶん10頭はいたでしょう。

 

 

ここは直射日光が遮られた木陰。そっとそっと近寄って,地面を這うような態勢で撮影にはいります。 

 

 

この努力にいつも応えてくれるわけではありません。察知したら,さっさと遠ざかるものもいます。 

 

 

対象を変えたり,諦めずに追ったり。とにかく努力あるのみ。翅を大きく広げた瞬間です。翅の先がレンズに触れています。

 

 

前から撮るのはなかなかたいへん。感づかれたら,さっさと離れて行きます。

 

 

ヤブジラミの花で吸蜜中の個体です。日陰の撮影は,光量の加減に気を遣います。遠くの青空も入れたいので,苦労します。 

 

 

個体を捕獲して,卵を採取できないでしょうか。食草の近くに放卵するらしいので,どうしたらよいか考えています。