自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

生きてきたベニシジミ

2020-08-07 | ベニシジミ

シロツメクサの花でベニシジミが吸蜜。柔らかな吻がすうっと花に入り,蜜をこっそりいただき。受粉にはほとんど貢献していません。こっそりですから,要するに"蜜泥棒"なのです。

今回の観察で「ほっ,ほーっ!」と思ったのは,翅の色褪せのことです。ずいぶん薄くなっています。はじめ,ベニシジミとは思えなかったほどです。

 

ここに至るまでに相当な苦労があったものと思われます。

 

すっかり色が剥げています。生きていくには,ときとして厳しい自然環境での試練が待ち受けています。翅の痛みがさほどないのが救われます。

 


夏! 虫の目写真シリーズ(17) ~コガネグモ~

2020-08-07 | 生物

アゲハの庭園にて。

レモンの木で網を張って獲物を待っているのはコガネグモ。今どき身近に見かける機会が激減しました。これはかなり大きなコガネグモです。威厳がありそうで絵になると思い,狙ってみました。光がわずかに射し,からだを照らしました。

 

撮っていると,攻撃してくるようなしぐさをしました。レンズを異物と認識したのでしょう。この一枚だけにして,レンズを引きました。腹面から撮ったのは初めてです。なかなかありがたいポーズでした。

 

欲をいえば,大きな獲物を捕らえている場面でも撮れたら申し分なしです。

 


アゲハ,孵化(続々)

2020-08-07 | アゲハ(ナミアゲハ)

8月6日(木)。仕事から帰って来て,レモンに付いたアゲハの卵を確認。一つが間もなく孵化しそうだったので,枝ごと家に持って入り,経過を観察。

夕食後,卵に穴が開きかけました。顎が見えています。

 

さっさと穴を開け終わりました。休むことなく出ようとします。観察の目にゆるみがあると,見逃す羽目になります。これまでずいぶん経験してきました。

 

動き続けるので,頭部にピントを合わせるがたいへん。幸いこちらを向いてくれました。

 

これで誕生! ここまでで15分経過。

 

このように深夜でないときは,ゆとりをもって対応できます。ほっ。