シロツメクサの花でベニシジミが吸蜜。柔らかな吻がすうっと花に入り,蜜をこっそりいただき。受粉にはほとんど貢献していません。こっそりですから,要するに"蜜泥棒"なのです。
今回の観察で「ほっ,ほーっ!」と思ったのは,翅の色褪せのことです。ずいぶん薄くなっています。はじめ,ベニシジミとは思えなかったほどです。
ここに至るまでに相当な苦労があったものと思われます。
すっかり色が剥げています。生きていくには,ときとして厳しい自然環境での試練が待ち受けています。翅の痛みがさほどないのが救われます。