ロウバイの開花だよりが聞こえてきました。我が家の品種はソシンロウバイ。開花が遅い品種のようで,一輪やっと開きかけたところです。
昨冬は,花と昆虫とのつながりを追う材料としてはじつに頼りなくて,開きかけた花が萎んでしまったり,蕾のまま萎れてしまったりで,満足のゆく結果を得ることが叶いませんでした。それで,今年はなんとしてもきっちり観察を終えたいと願っています。
1月9日(土)。最低気温-8.0℃。最高気温は3.9℃。日中は強い北風がずっと吹き続けました。これでは昆虫の活動は停止状態です。
それでも,健気に「虫さんを招きたいなあ」と思いつつ花弁を緩め始めた一輪。蕊がきっちり見えます。これはこれまで限りなく繰り返されてきた,この種としての生きざまなのです。昆虫が訪れるからこそ結実し,実生苗が育ち種として生き残って来たという事実には強い説得力があります。
訪花昆虫をたのしみに待つことにしましょう。