家の内側の窓ガラスに小さなハエが一匹。体長は5mm。トゲバエなのか,それもハネバエなのか,定かではありません。ハネバエならなんとなくチャバネトゲハネバエかな,といったところです。タイトルにも無理やりそれを入れました。
さて,冬に見かけた貴重な昆虫なので,撮影をきちんとしておこうと思いました。ハエは動きがすばやく,相手にするのにとても苦労します。腰を落ち着け,それなりの覚悟をして開始。カメラはコンパクトカメラを使用。
いくら小さいからだでも,整ったすがたをしています。昆虫らしさを備えています。
いのちは頭部。個眼が見えたらシャッターを切ります。被写界深度が浅いので鮮明度は落ちます。
真正面からも撮りました。頭頂部に単眼がわずかに見えます。わたしの撮り方ではこれが限界です。
冬に見かける昆虫はふつうよりずっとていねいに向き合えます。じゅうぶん時間をかけて撮影できます。それだけその昆虫に親しみが湧くというものです。