「わんだぁの森」とはたまに訪れる観察地で,わたしが勝手に付けた山麓の林間地です。意外に昆虫が多く,観察に事欠きません。しかも手入れが行き届いているうえに,人の気配がまずないというのがなんともいえないのです。手入れは地元自治会によって折に触れて草刈り程度の作業がなされ,結構気配りと心地よさの感じられる空間なのです。こういうところで,観察と撮影に没頭しているとハッピーな気持ちに浸れます。
植物ではハッチョウトンボが生息していて,モウセンゴケやイシモチソウが群落を形成しているという,なかなか魅力的なところでもあります。
昆虫では,このほどハンミョウを見かけました。ハンミョウは近づくことを許さないほどに警戒心が強く,距離感を保って動きます。それでいて,いつの間にかどこかに去ってしまうというほどでもなく,ほんとうに“道しるべ”の別名らしい行動ぶりが観察できる昆虫です。
このときは望遠レンズで追いかけてみました。からだの色合いがとても鮮やか。
間近に見たことがないので,もっとじっくり見てみたいなあと思いました。
そして,チャンスがあれば顔写真を撮りたくなりました。もちろん,獲物を捕獲して口にしているところだって撮りたい! わんだぁの森では,まだまだ出会いがありそうです。