自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

8月,メダカが産卵(8)

2018-08-21 | 生物

七日目の朝。見ていると,卵内の赤ちゃんが大きく回転することがあってびっくり。

 

 

いのちって,ふしぎ。

 

 

誕生に向かう推移は順調そのもの。 

 

 

卵の中で,からだがこんなに丸く収まっています。 

 

 

心臓は見えない位置にあります。脈が微かに感じとれます。 

 

 

たまたま水が蒸発したために殻が半透明になった卵があります。殻の様子がわかります。いかにも皮といった感じです。丈夫そうです。

 

 


接写がたのしい夏(6) ~ナミアメンボ~

2018-08-21 | 昆虫

排水路にナミアメンボがたくさん。スイスイ泳ぐ様がふしぎさを感じさせます。

 

これを捕えて,シャーレに入れ撮影。頭部を中心に観察しました。早速口吻が見えました。頭部の大きさから見ると,大した武器です。

 

やや後方から見ました。眼の付き具合がわかります。

 

飛び出し加減の眼の視野は相当なものなのでしょう。からだも脚も微細毛で覆われています。

 

真上から頭部を見ました。複眼のかたちがよくわかります。

 

今度は食餌中のアメンボを撮影するチャンスがあればいいなと思いかけています。

 


接写がたのしい夏(5) ~シマアメンボ~

2018-08-20 | 昆虫

シマアメンボは山間の清流に棲みます。からだには特徴的な縞模様があります。

 

 

それを捕獲して来て,撮影しました。

 

 

アメンボはふつうせわしなく動きます。止まる瞬間を狙って写真に収めるほかありません。脚は六本。

 

 

脚の生えた部位が胸。大きな胸です。水にバランスよく浮いて機敏に動くには,この構造が必須なのでしょう。。胸に詰まった器官を見たくなります。

 

 

口吻の先が尖っています。体液を吸うのにふさわしいかたちです。

 

反対側からも撮っておきました。

 

正面から見ると,対称になった縞が見事です。

 

真上からも頭部を撮っておきました。こうして見ると,感覚器官としての複眼の重要性が理解できます。

 

アメンボは水面に浮かぶカメムシのなかま。生態をよく考えるとふしぎが詰まった,おもしろい生きものです。

 


夏をたのしむ,虫の目写真(7) ~ショウリョウバッタの殻~

2018-08-19 | 昆虫

公園の草の中で,ショウリョウバッタの抜け殻を見かけました。これだけ草が生えていると,バッタには居心地がよいはず。翠の中に白い殻がポツンとあるのですから,目立つ,目立つ。

 

触覚まできっちり脱いでいます。口元の様子がみごとに残っています。 

 

虫の目レンズで覗くとこんな風景になります。草の生えた環境がよくわかります。

 

陽射しのきついとき,白っぽい被写体を撮るのはほんとうにたいへん。なんとか,このコマはその光をコントロールできたように思います。  

後日,ショウリョウバッタの成虫を見ました。上写真の殻を脱いだ個体かどうかはまったくわかりません。

 


8月,メダカが産卵(6)

2018-08-19 | 生物

五日目の朝。自然光で撮りました。色が出て来ました。赤い部分は血液の色です。目の血管も見えています。

 

血液の流れまでは見えません。

 

五日目の夜。フラッシュ撮影をしました。時折大きく動きます。

 

心臓(矢印)が見えます。規則正しいリズムを打ちます。いのちを感じさせます。

 


ヤマトシジミ,石に付いた蛹

2018-08-18 | ヤマトシジミ

夕方,アゲハの庭園にて。

庭の片隅にある石を持ち上げたとき,驚いたことにヤマトシジミの蛹がその石の表面に! 前蛹も!  

 

近寄って見てみましょう。

 

前蛹にはアリが。

 

石のすぐ横にはカタバミがたくさん生えているので,そこで蛹化したのです。他の石はどうかなと思って,確かめたら,そこにも。

 

さらに幼虫も。それにもアリが。

 

翌朝前蛹を見ると,蛹になっていました。そのからだにはまだアリが!

 

 


8月,メダカが産卵(5)

2018-08-18 | 生物

四日目の朝。それぞれ順調に誕生に向かっている様子。矢印の卵を見てみましょう。

 

 

矢印の部分で心臓が脈を打っています。

 

上写真の撮影が終わった途端,からだが動きました。血液らしい色が観察できます。三枚の写真で体形を比べると,しっぽの位置がはっきり変わっています。

 

 四日目の夜。目がこんなにくっきり。

 

 


久しぶり,クロアゲハの卵(7)

2018-08-17 | クロアゲハ

落下した卵のその後です。

しばらくして,孵化。見たのが孵化の終わりだけ。

 

脱出するまでにもたついている感じなので,反対側から見てみました。案の定,これではからだが脱し切れないはず。

 

からだにくっ付いて殻が動くのです。突起があるので,こうなるのはやむなしです。

 

葉に固定された卵から出るのは簡単。これに対して,自在に動く卵から出るのは至難。この事情を勘案すると,卵をしっかり葉面に固定するのがどんなに大事かが理解できます。

しかたがないので,指で幼虫を離してやりました。 


8月,メダカが産卵(4)

2018-08-17 | 生物

三日目の夜。

朝よりぐっと姿が際立って来ました。目らしい器官が見えます。

 

体形が薄っすら。

 

しっぽの先は左の上です。頭部は右。心臓が微かに動いているのが観察できます。驚いたことに,卵の中でメダカが動きました。

 

この分だと,四日目は姿がもっと明瞭になると思われます。