ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

ハチクマ サシバ 長野県白樺峠

2017-09-23 | 中部地方

タカの渡りを求めて、長野県の白樺峠に遠征してきました。メンバーは、鳥友のKSさん、SMさん、HMさんで、9月23日午前と24日午後の2回、白樺峠のタカ見広場で、楽しみました。23日は昨夜の雨のせいか、なかなか霧が晴れず、霧は晴れても雲が停滞して、渡りは今ひとつでした。しかし、翌24日は、朝から晴天で、タカの渡りネットワークのカウントでは、今シーズン3番目の記録で、2,000羽を越えたようです。サシバ 1,697羽、ハチクマ 226羽、ノスリ 43羽、ツミ 55羽だったようで、このうち半分近くを見ることができたでしょうか。もっとも、写真を撮るのに精一杯で、とてもカウントまで及びませんでした。
なんと言っても、なかなか山で見かけないハチクマがたくさん飛んでくれます。個体、性別、年齢によって、模様がまるで違うので、楽しい限りです。オスの成鳥が多かったように思います。






多分これは、虹彩が金色なので、♀成鳥と思われます。

空に三日月がかかっているのが見えました。運良くハチクマが通過してくれ、月にハチクマです。

サシバが次から次にタカ柱を作っては、上空を通過していきます。遠くの上昇気流で舞い上がると、望遠レンズでもかなりの数が画面に入ります。このタカ柱は、100羽近くカウントできました。

時間によっては、タカ見広場の真上でタカ柱ができることもあります。

気流の関係でしょうか、時間帯で、比較的近くを飛んだり、少し遠くで、右や左に流れていったりと、なかなか間近では撮れませんが、比較的近くで撮れたのは、サシバの♀でしょうか。





乗鞍岳畳平 ライチョウ イワヒバリ カヤクグリ メボソムシクイ

2017-07-17 | 中部地方

高山の鳥達を求めて、7月16日SMさん、KSさん、HMさんと4名で乗鞍岳畳平に向かいました。乗鞍高原では、お天気だったものの、畳平に着くと、濃い霧と強風の悪天候で、早々に宿に退散。翌早朝も大雨で、運に見放されたかと思っていたところ、雨は止み、霧も薄くなってきたので、9時頃鳥見に出発。先ず、御花畑を目指します。ヒナ5、6羽を連れたライチョウが目撃されているというポイント手前で、双眼鏡で探すと、いましたいました。見事な保護色で、佇んでいます。しばらくするとヒナの姿も。しかし、見えたのは1羽だけで、他のヒナは見えないところにいるのか、すでに捕食されてしまったのかわかりません。チョウゲンボウがこんな高山でも飛んでいましたので、天敵は多いようです。




しばらく観察したのち、木道を進むとルリビタキとカヤクグリの囀りとがよく聞こえます。カヤクグリは近くに現れてくれ、ペアでいたり、ハイマツの上で囀ったりとよくその姿を見せてくれます。


メボソムシクイのジュリジュリが聞こえる方を探すと遠くのハイマツの上で囀っていました。

次のポイントに向う途中カヤクグリがイワウメとハクサンイチゲのそばに出現。間近のハイマツの上にも現れたりとサービス満点です。


次のポイント大黒岳でもライチョウは出ていたそうですが、一歩遅く、隠れてしまったようです。しかし、ライファーのイワヒバリが、チョンチョンと地面の上を跳ねているの発見。嬉しい初めての出会いでした。高山での鳥見が少なかったせいか、今頃ライファー追加でした。ホシガラスは出てくれなかったものの満足して、下山することができました。



長野県蓼科 サンコウチョウ クロツグミ イカル

2017-07-15 | 中部地方

鳥友HMさんと、長野県蓼科のKSさんの別宅にお邪魔し、蓼科の森に案内していただきました。木道のついた散策できる森には、クロツグミ、サンコウチョウ、イカル、オオルリ、キビタキ等の夏鳥がまだ元気に囀り、何より、クロツグミの密度の濃さに驚かされました。
到着早々、クロツグミの囀りが響き、森に入って直ぐに中層の枝の先端をソングポストにしているクロツグミが目に飛び込んできます。直ぐそばにも♂、♀が現れます。


森を巡ると、水場らしき場所にイカルが数羽。目線の高さでその姿を見せてくれました。


四阿で休んでいると、サンコウチョウのホイホイの声。近づいてくるので、探すと尾長の♂が飛び回っており、直ぐにHMさんが巣を発見。どうやら抱卵しているようで、♂♀で交代して巣に入ります。時期的に遅いので、再チャレンジかもしれませんが、巣の中の様子を見ている場面が多く、孵化直後かもしれません。





巣立ったばかりのようなオオルリ♂若鳥が姿を現し、♂親がそばにいました。

信州の森はすごいと感動し、翌日昨年2度のチャレンジで成果のなかった乗鞍岳にリベンジに向かいました。

チゴモズ ブッポウソウ サシバ ノジコ サンショウクイ 新潟県松之山温泉

2017-05-27 | 中部地方

5月27日〜29日まで、夏鳥を求めて、鳥友HMさんと松之山に遠征してきました。昨年に引き続き、同じ時期にやって来ましたが、春が寒かったせいか、少し夏鳥の来訪が遅めの気がします。それでもチゴモズ、ブッポウソウ、ノジコ、アカショウビン(声のみ)の4大スターに会うことはできました。他にサシバ、サンショウクイ、キビタキ、クロツグミ、杜鵑類等、合計41種を確認できました。
チゴモズのポイントに向かうと、♂が高い梢の先端をギチギチと鳴きながら、巡回していました。縄張り宣言のように見えましたが、次の日にはそういった行動もなく、餌場らしきに神出鬼没に現れます。♀への求愛給餌を撮りましたが、遠い、白飛びなど写真はさっぱりでした。




チゴモズと同じポイントで、ノジコも囀っていました。なかなか手強い相手で、好条件で撮らせてくれません。


突然近くに現れても、電線、空抜けで今ひとつ。

サンショウクイも多いですが、今回ゲット出来たのは、梢の上にいる写真のみでした。

サシバをあちこちで見かけます。松之山は、お気に入りの里山なんでしょう。初列風切羽や尾羽があちこち抜けて、飛んでいる姿はボロボロの個体が多い、ちょうど換羽の時期なんでしょうか。



名物のブッポウソウは、まだ、ペアで営巣場所選びの段階のようで、巣箱から距離を置いて、撮らせてもらいました。


大きな口を開けた顔がなんとも言えません。

コマドリ クロジ キビタキ コルリ♀ ミソサザイ 山梨県Y峠

2017-05-14 | 中部地方

今シーズン2回目のY峠です。前回、コルリに会えなかったのと、来ている鳥が少ないのが気になって、やってきました。今回も小鳥たちの囀りは少なく、コマドリとクロジの囀りが時折聞こえる状況でした。舞台には、クロジとキビタキがよくやってきます。3時間ほど粘って、コマドリは1度登場したのみで、コルリのオスの登場はありませんでした。しかし、昨年と同じ個体と思われる青みがあるメスが時々登場してくれました。

よくやってきたクロジの♂と初めて見た夏羽の♀です。



キビタキもよくやってきました。

舞台を離れて、林道を登って行くと沢近くにミソサザイがいます。

コマドリ、コルリが少ないのは、Y峠の笹が相当枯れてしまっているのが原因のように見えます。そんな中、笹薮が残った林道沿いにコマドリが出てくれて、しばらく独占させてくれました。尾羽をあげた様子が可愛いです。







コマドリ クロジ キビタキ オオアカゲラ カケス 山梨県Y峠

2017-04-29 | 中部地方
狭山丘陵で渡り途中のコマドリ、コルリは声のみで、姿は見えませんでした。写真に収めたい誘惑にかられ、Y峠に出かけました。まだ季節的には早いのか、木々に若葉はなく、春はもう少しのようでした。コマドリの囀はまだ少ないもののあちこちで聞こえましたが、コルリの囀は皆無。そのためか舞台に登場したのは、コマドリ、クロジ、アオジに珍しくキビタキの♀。
1時間おきにコマドリは出てくれ、3回ほどお目にかかれました。





一番よく登場してくれたのは、クロジ。登場するのは、全身グレーが渋い♂の成鳥のみです。不思議なもので、冬鳥としての成鳥を見たことがありません。


キビタキ♀が珍しく、登場しましたが、すぐに飛び去ります。

舞台を後にして、峠道を登って行くとキビタキ♂に出会います。まだ、囀りに元気がない。


キツツキのドラミングが聞こえてきます。鳴き声も大きく、期待通り、オオアカゲラでした。瞼を閉じた時の目が面白いです。


警戒心の強いカケスが、比較的近くで撮れました。


翌日狭山丘陵に出かけましたが、写真の成果は今ひとつ。キビタキのお腹が綺麗でした。




10月戸隠植物園 ムギマキ マミチャジナイ 

2016-10-24 | 中部地方
ムギマキに会いに鳥仲間KSさん、SMさんと長野県の戸隠植物園に遠征しました。昨年、入り口近くのツルマサキの実に集まっていたムギマキ、期待を胸に植物園に入るも、鳥影はなく、陣取っていたカメラマンの集団もなし。園内を回ると、ツルマサキに実がほとんどない!この夏の台風のせいでしょうか。諦めかけていましたが、植物園脇の神社参道やキャンプ場にはいるとのことで、翌朝駆けつけると、多くはないもののしっかり実のついたツルマサキとカメラマンの集団。早速、カメラを設置して待っていると、来ます、来ます。ムギマキ、キビタキ、ゴジュウカラ、カラ類が次々にやってきます。昨年はお目にかかれなかったムギマキ♂成鳥が頻繁にやってきました。写真を整理していると、眉斑の大きさが違っており、少なくとも2個体はいたようです。♀、♂若鳥も現れ、撮りまくってしまいました。












植物園内のナナカマドの赤い実にマミチャジナイ1羽を辛うじて見ることができました。それにしても、年によってこんなにも違うものです。



9月白樺峠 ハチクマ ツミ サメビタキ カケス ジョウビタキ

2016-09-17 | 中部地方
タカの渡りで有名な白樺峠にAPNツアーで行ってきました。天候に恵まれず、乗鞍もツアーに組み込まれていましたが、大雨で早々に下山し、ライチョウにはお目にかかれませんでした。それでも初日だけは降らなかったので、白樺峠でタカの渡りを見ることができました。あいにく厚い雲に覆われ、写真は今ひとつでしたが、ハチクマが次々にやって来て、♂、♀、若鳥でそれぞれ異なる姿を観察できました。虹彩が黒く、換羽で羽が揃っていない♂成鳥。虹彩が金色で、羽が揃っていない♀成鳥。羽が揃って嘴の根元のろう膜が黄色の若鳥です。






サシバ、ツミも飛んできました。写真はツミです。

雨で白樺峠にも出かけられず、乗鞍高原の宿周りを散策。宿近くのミズキに、ヒタキ類等の渡鳥が沢山やって来ます。エゾビタキ、コサメビタキと平地ではほとんど見ないサメビタキが多いのに驚きました。カケスもやって来て、珍しく間近で写真に収めることが出来ました。



最終日の朝も雨。昼近くなってやっと晴れ間が覗く、乗鞍高原を散策。この地で繁殖するようになったジョウビタキを撮りました。この季節に見るジョウビタキは不思議な感じです。

マミジロ キビタキ コマドリ 6月山梨県東北部

2016-06-04 | 中部地方
偶然マミジロのペアに会いました。光の条件もよく、綺麗でした。渓流沿いをしばらく歩いて、藪の中に消えて行きました。
鳴いているコマドリを探すと、いました、いました。よく見る写真の様には尾羽は上げず、何度も囀ってくれました。
道のすぐそばで餌をくわえたキビタキ♂、警戒しているようなので、何枚か写させてもらい退散。












チゴモズ ノジコ 5月新潟県松之山温泉 

2016-05-28 | 中部地方
チゴモズを求めて、松之山に遠征しました。ポイントに向かうと数人のCM、しばらく待って無事会えました。
ノジコはあちこちで囀っていますが、なかなかいいアングルで撮らせてくれません。アカショウビンも声はよく聞こえましたが、姿は見えず。出会った主な鳥たちはサシバ、サンショウクイ、ブッポウソウ、クロツグミ、サンコウチョウ、キビタキ、アカゲラ等でした。