キマユホオジロ
5月7日舳倉島(続き): 3日目になりますが、昨日夕刻雨が降ったせいか、一番たくさんの鳥を見かけました。島の道を歩くと次々に鳥が横切ります。といってもなかなかゆっくりとは姿を見せてはくれません。
ムシクイたちがたくさん入っているようで、地鳴きが良く聞こえ、特にエゾムシクイの声が多かったです。足元の草むらをチョロチョロしていますが、時にその姿を見せてくれます。キマユムシクイがその特徴である2本の翼帯と丸っこい体型を見せてくれました。
朝食後水場で待っていると、いつものキビタキがいます。つい、撮ってしまいます。目線で間近に撮らせてくれるのはやっぱりありがたいです。
水場に現れたのは、カシラダカ。すっかり夏羽になっていて、冬に見かける可愛い感じが少し精悍な様子になっている気がします。
そして、マミチャジナイが登場。今回は、♀のようです。
昼食後、歩いているとコサメビタキがフライキャッチで採餌中。コサメは、オオルリやキビタキのように低いところでは見ないので、元気なんでしょうか。
そのオオルリも良く見かけますが、目線か、地面が多いです。
何度となく、水場を訪れます。エゾムシクイがやってきました。
そして、コルリ♂も。
囀りは良く聞こえていたノゴマがやってきました。北海道か、大陸かどこへ行くんだろうな〜と思いながら、一枚。
シロハラホオジロも水場に現れますが、少し色の薄い、若い♂でしょうか。
5月8日舳倉島: 4日目なります。昨日から、風がどんどん強くなり、早々に欠航が決まっているようで、予定では、舳倉島を後にする日ですが、もう1日(結果的に2日)滞在することになりました。南西の風が強いせいか、風に乗って鳥たちは渡ってしまったのではないかと皆さん推測するほど鳥たちの数が減っています。昨日見逃したマミジロキビタキがいたあたりを捜索するも影も形もなく、未練だけが残っています。その近くで、カラスバトのポイントがあるようで、遠いですが、松の木に止まっています。朝日を浴びて真っ赤な感じに仕上がったようですが、金属光沢が良くわかります。
新しい鳥はいないか〜、と島を巡りますが、いつもの鳥たちばかりです。でも、やっぱりキビタキは撮ってしまいます。若い個体のようです。
センダイムシクイも少ないながらいます。
水場では、キビタキもやってきます。
島のあちこちで、キマユホオジロは見かけます。
森の中で、出身地元の大先輩Fさんにお会いし、一緒に待たせていただいていると、コマドリ♀が現れました。
夕刻になり、エゾムシクイを納めて、4日目は終了です。
5月9日舳倉島: 強い風は収まらず、かすかな希望も潰えて、早々に欠航を知らされます。2日の延泊になりました。
早朝日の出を島の北端で待っていると、ハヤブサが佇んでいます。渡っていこうとする鳥を狙っているようで、飛び立って、しばらくっして戻ってくると獲物を掴んでいます。
日の出の後、まず水場に行ってみました。すると、もう何か来ているようです。見るとシロハラホオジロとカシラダカ。よくに似ていますね。
近くの餌場では、まだ、若いコルリ♂が居座っています。
次回は、続きと最終日の舳倉島をお送りします。延泊したおかげで、コウライウグイスの写真を収めることができました。