ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

キバシリ親子 縄張り争いのキビタキ ヒヨドリ

2020-05-02 | 関東地方
縄張り争いで威嚇するキビタキ ♂

前回からの続きです。2羽でキバシリ団子になった雛たちに親鳥が頻繁に餌を運んできます。なかなか出会えないシーンなので、たっぷり載せます。餌を運んできた親は、幹の下の方からスッスッーと登って来ますが(写真の左下)、雛に餌を与えるのはほんの一瞬。目立ってはいけないとの配慮でしょうが、直ぐに何処かに行ってしまいます。
別の木に張り付いていた雛です。
こちらは親。
さっきの給餌の4分後にまた給餌。親鳥は忙しいです。残念ながら、雌雄で模様に違いないので、どちらの親なのかはわかりません。
こちらは更にその5分後です。もう1羽の雛は大人しく待っていますね。「俺にもくれくれ!」という様なシーンは見ませんでした。

このシーンはその22分後で、間隔は一定ではないです。5羽の雛に順番というわけでもなさそうですが。
1羽の雛が何処かに行ってしまい1羽だけに。餌を持って親が来ると大きな口を開けます。
雛たちは少しづつ木を変えて移動しますが、そんなに遠くには行きません。同じ場所で餌やりを続けます。でも、そろそろ潮時かなとその場を離れましたが、貴重なシーンをたっぷり観察できて嬉しい限りです。無事に成長してほしいものです。

キビタキ♂ は渡って来た直後に、激しく縄張り争いします。しかし、そのシーンに出くわすのは運次第。森をうろうろしていると、ヒッ、ヒッとかジャッ、ジャッとかブンブン(羽音?)というキビタキ の興奮した声が聞こえて来ました。おっ!縄張り争いだ!と辺りを見回すと、2羽の♂が飛び回っていました。その動きの早いこと早い事。2羽で絡み合って、草むらに落ちた事もありました。が、残念ながら写真には間に合いませんでした😓 。その内1羽が見やすい枝に止まってくれました。尾羽を上げて随分と興奮している様子です。
連写していると一枚こんなシーンがありました。翼羽を持ち上げて、自分を大きく見せようとしているのでしょうか、背中から上尾筒が丸見え。こんなに黄色いですね。
ちょっと位置を変えて、またまた翼羽上げシーンがありました。
バトルはまだまだ続き、翼羽や尾羽を拡げています。
場所を次々変えて追っかけ合い。すぐに移動してしまうので、カメラに収めるのは大変ですが、喧嘩に忙しくてこちらのことは全く気にしていない様子、目の前で撮らせてくれます。
全然関係ないのですが、写真映りが良さそうだなと思って、ヒヨドリを撮ってみました。

キビタキの縄張り争いはほんの短い間なので、出会えたのは、今シーズンはこの1回だけでした。

次回は、自粛と在宅ワークのため近所を散歩する機会が増えたおかげで、自宅近くの樹林地で見つけたサンコウチョウと同じく近所で繁殖している外来種のワカケホンセイインコをアップする予定です。