ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

手習いの友と心理攻防戦

2005-01-19 21:38:23 | ひでんかの「日々の徒然」
私のお習字仲間は、御年93歳のお友達のお父様。
以前「お習字でもやろうかな...」と口に出された一言から、
「じゃあ、一緒に始めましょう」
ということになり、以来、このお宅で一緒に書いた物を、息子のお習字の先生に添削して頂いています。
数年前に足を骨折されたりしたので、あまり頻繁にはお出かけもされないようです。
「外に出ないと刺激もなくて...」とお友達である娘さんも仰るので、できるだけ毎週、
仲良く手習い”しようと思っていますが、なかなか難しくて、だいたい隔週くらいのペースになっています。
私が行かないときに、娘さんが
「お習字やりませんか?」
と聞くと
「やだ!」
と仰ることが多いそうです。
「ひでんか様にお出ましいただくと、父も書く気になるのよね」
と娘さんが仰るのは、たぶん私に気を遣っていらっしゃるのだと思います。
「そんなお気は遣われずに...」
他のことなら、そう言いますが、この場合は
お気を遣ってでも書いて頂いた方がよろしいので、体調が悪く無い限りは、お付き合い頂きます。

前は、あらかじめ、
「○○はいかがですか?」とお伺いをしていたのですが、そうすると当日になって「今日は調子が...」と仰るので、
娘さんと相談して
「イキナリお邪魔して、どさくさに紛れて(?)書いてしまいましょう!!」作戦にすることにしました。

今日も、お昼過ぎに
「今から行ってもいいですか?」とお電話したら
これから外で娘さんと待ち合わせだと仰います。(「30分くらいで戻りますよ」とのお話。)
なので
「では、帰ってきて、お習字ができそうだったらお電話ください」と言って電話を切りました。
小1時間たっても電話が無いので、こちらからお電話しました。
電話には、お父様が出られました。
「お帰りなさい。どうですか?お習字できそうですか?」
と聞いたら
「なんだか、ちょっとめまいがして...」
「あら、それはタイヘン!」
「いや、たいしたことはなくて、ちょっと休めば大丈夫だと思いますので...」
「では、今日はお習字はムリですね。でも、他の用事があるので今からお邪魔します」
 ・・・・・
電話を切ったら、すぐにお友達から電話がありました。
「お習字どうなったの?」
「めまいがするそうで...」
「えぇ?.....」
「少し休めば大丈夫だそうですよ」
「ふふふふふ」

本当に別の用事もあったので、お伺いしたところ、お父様は自分の部屋に入って寝てしまわれたようです。
で、私がいる間中、一歩も部屋から出てこられませんでした。
今日は私の負け!です。
でも、諦めませんよぉ~~~!
お習字を巡る攻防戦(?)は、まだまだ続きます。

お父上様
お互い、めいっぱい頭を使って、脳細胞を鍛えましょうね!

コメント
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