午後、仕事中に、父のホームから電話がありました。
「食事も残したし、お腹が痛いというので病院に連れて行けませんか」
どうしても夕方までは出られない旨を伝えると、施設の方が連れて行ってくれるとのこと。
(こういうところが助かります!)
定時でお仕事を上がったところに、施設長さんから電話がありました。
診断は「腸閉塞」とのことで、緊急入院になったそうです。
ちょうど通勤は車でしたので、そのまま高速に乗って練馬まで。
午後7時前には病院に到着しました。
主治医の先生のお話では、
「腸閉塞を起こしていることは間違い無く、その原因は、過去にお腹を開けた歳の”癒着”では無いか」ということでした。
(お腹を開けたのは、20年以上前?)
治療としては、外科的なものは不可能なので(心臓が持たないのでは無いかと)内科的治療で様子を見るしか無いと言うことで、とりあえず入院です。
病室へ顔を出すと、酸素マスクの下でモゴモゴ言っています。
顔を近づけて聞くと
「入れ歯を忘れたから持ってきてくれ」
「ハイハイ」
ちょうど施設長さんが、「入れ歯」と呼吸管理器械を持ってきてくれて、入れ替わりに足りないタオルなどを取りに私が施設に向かい、再び病院に戻ったのは午後8時。
このときも
「テレビ(が見たい)」と言っていたのですが、それ以上にお腹が痛いと言い、鼻からチューブも入っていたので
「テレビはお腹痛いのが楽になってからね」
と話しました。
明日は、家でのデータ処理があったので、
「もしかしたら明後日になるかもしれないけど」
と言い残して、家に帰りました。
(ここから、まさかの展開になるとは、このときは全く思いませんでした)