午前中に山小屋を閉めて、勝沼のぶどう園に寄りました。
子供の頃から訪れているところで、おつきあいはかれこれ40年以上になります。
年に一度、来られるかどうかのおつきあいなのですけれど、行くと、ちゃんと覚えていてくださいます。
母屋の前にハス君を停めると、でんかが
「部屋にお盆提灯がある」
と。
聞くと、お父様が先月亡くなられたのだと。
10年ほど前から、ぶどう作りは息子さんに託して、私の父と同様に「人工透析」に通っていると伺っていました。
「寂しいけれど、こればかりは順番ですからね」
と仰るご家族は、ご葬儀その他が出荷最盛期に重なって、お疲れの様子。
お出かけ間際だという、お母様にもお目にかかれて、お話しさせて頂きました。
「気が抜けたというか、今はこうやって、皆さんが来て下さるから...」
と仰いますが、シーズンが終わったら、あらためて寂しさを感じるのでは無いでしょうか。
遺されたご家族で、これからも、美味しいぶどうを作っていっていただきたいです。
今年のブドウは、時期が早めだそうです。
(しんのうクンの好物「デラウェア」も、今年はそろそろオシマイ?)
デラウェアとシャインマスカット