3月18日は子供の卒業式。
式の開始に先立ち子供保護者全員起立し、東北関東大震災で亡くなられた方に黙祷を捧げる。
ビデオやカメラの持込が禁止され厳粛な中での卒業式であった。
地震や津波で東北には今も安否不明のこどもたちがたくさんいるだろうし、避難生活を続けながら卒業式をあげることができないこどもたちもおおぜいいることを考えると、卒業式を迎えることができたことに感謝せずにいられない。
仰げば尊しと蛍の光が流れる中、大きな拍手の中で式を退場する子供の姿にぐっとくるものがあった。みんなで教室に移動し最後に先生の話があった。子供たちの号泣の場面を想像したがみんなあっけらかんとしたものであった。子供に言わせると昨日のお別れ会でみんな泣いたからだという。
鹿児島も過去に幾多の災害に見舞われたが今回の東北沖の地震と津波の被害の大きさは想像をはるかに超えてただ驚くばかりであった。早い復興を願わずにはいられないし、こどもたちの卒業式は必ずや行なって欲しいと思う。