万世(ばんせい)は万之瀬川河口の地の利を生かして海運業が発展し、多くの廻船問屋を輩出した。
上級郷士の集まる加世田麓が政治の中心なら万世は商業の中心といえる。
丁子屋。創業1735年。丁子屋は薩摩藩御用商人として大阪や琉球まで海運業を営んでいた。
醤油の製造にも早くから取り組み、現在は醤油・酢・つゆなどの製造販売を営んでいる(丁子屋ホームページより)。
丁子屋の石塀と倉。
丁子屋の道路を挟んだ向かいにも石倉?。
万世には漆喰や石の倉がまとまって残っている。倉の脇にひっそりと武家門も残る
万世の中心。国道226号線沿いにいぬまきや生垣が続き、郷士集落の名残が残る。
奥の石柱には旧字体で○○醫院(医院)と書かれた表札が嵌めてあった。
萬世町倶楽部。現大崎公民館。建物は国の登録有形文化財に指定されている。
正面に飾られたレリーフがユニーク
万世小学校の正門。古い門柱が残る。
(続く)
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